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【種類別】電気ストーブの電気代は?エアコンとどっちが安いかや節電方法も解説

冷えた手足をピンポイントで温められる電気ストーブ。パワフルな暖房機能を備えているため、電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。電気ストーブには様々な種類の発熱体があり、それぞれ電気代も異なります。

そこで今回は、電気ストーブの電気代を種類別に解説します。その他の暖房機器との比較や電気ストーブの電気代を節約する方法も掲載しているので、来る冬に向けて、節電対策を万全にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

電気ストーブ7種類の電気代【1ヵ月】

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好きな場所に置いて素早く暖房効果を発揮する電気ストーブは、寒い日に欠かせません。使用頻度が高いからこそ、気になるのは電気代でしょう。電気ストーブの種類別に1ヵ月にかかる電気代を計算しました。

  • ハロゲンヒーター
  • カーボンヒーター
  • セラミックヒーター
  • パネルヒーター
  • グラファイトヒーター
  • シーズヒーター
  • ニクロム線電気ストーブ

1ヵ月にかかる電気代の計算式は、以下のとおりです(※)。

1ヵ月の電気代 = 1ヵ月の電気代 = 27/kWh ÷ 1000 × 消費電力(W)× 8時間 × 30日

※電気料金は1kWhあたり27円(税込)、1ヵ月は30日間、1日8時間使用として計算

それぞれの電気代を比較し、家庭で使用する電気ストーブを選定しましょう。

ハロゲンヒーター

本体のハロゲンランプから放射される遠赤外線の輻射熱で温まる暖房機器が、ハロゲンヒーターです。2~3段階で調節できるタイプが多く、それぞれ電気代が異なります。ハロゲンヒーターの1ヵ月にかかる電気代を見ていきましょう(※1)。

<弱(800W)>

1ヵ月の電気代 = 5,184円

<強(1200W)>

1ヵ月の電気代 = 7,776円

※参考1:TEKNOS「直管型ハロゲンヒーター PH-1211(W)」

カーボンヒーター

炭素繊維に電気を通すことで放射される遠赤外線の輻射熱で温まる暖房機器が、カーボンヒーターです。炭素繊維はハロゲンランプよりも遠赤外線の放射量が多いため、電気の消費が最小限で済みます。カーボンヒーターの1ヵ月にかかる電気代を見ていきましょう(※2)。

<中(300W)>

1ヵ月の電気代 = 1,944円

<強(600W)>

1ヵ月の電気代 = 3,888円

※2参考:ブルーノ「カーボンヒーターNOSTAL STOVE S」

セラミックヒーター

耐熱性のあるセラミックに電圧をかけて発熱させ、遠赤外線の温風を送り出す暖房機器が、セラミックヒーターです。ファンが付いたタイプは、セラミックファンヒーターとも呼ばれます。セラミックヒーターの1ヵ月にかかる電気代は、以下のとおりです(※3)。

<1200W>

1ヵ月の電気代 = 7,776円

※3参考:山善「セラミックヒーター HF-D12」

パネルヒーター

金属やセラミックなどの発熱体をパネル状に加工し、パネルから放射される輻射熱で温める暖房機器が、パネルヒーターです。パネルヒーターの1ヵ月にかかる電気代を見ていきましょう(※4)。

<弱(500W)>

1ヵ月の電気代 = 3,240円

<中(800W)>

1ヵ月の電気代 = 5,184円

<強(1200W)>

1ヵ月の電気代 = 7,776円

※4参考:デロンギ「HXJ60L12」

グラファイトヒーター

黒鉛(グラファイト)を発熱体として、遠赤外線の放射熱で温める暖房機器が、グラファイトヒーターです。カーボンヒーターよりも赤外線の照射量が多く、熱伝導率が高いので、素早く効率的に温められます。グラファイトヒーターの1ヵ月にかかる電気代を見ていきましょう(※5)。

<中(450W)>

1ヵ月の電気代 = 2,916円

<強(900W)>

1ヵ月の電気代 = 5,832円

※5参考:山善「グラファイトヒーター DCTS-A092」

シーズヒーター

発熱体となるコイル状のニクロム線を金属パイプ(シース)で覆ったヒーターが、シーズヒーターです。抵抗に電流を流して全て熱に変換させるため、無駄な電力消費がありません。シーズヒーターの1ヵ月にかかる電気代を見ていきましょう(※6)。

<330W~1150W>

1ヵ月の電気代 = 2,138円~7,452円

※6参考:CORONA「DH-1223R」

ニクロム線電気ストーブ

ニッケルとクロムの合金であるニクロム線を石英管で覆った構造をしているニクロム線電気ストーブ。構造の単純さから安価で購入できる一方で、暖房能力は他の種類よりも劣ります。ニクロム線電気ストーブの1ヵ月にかかる電気代を見ていきましょう(※7)。

<弱(400W)>

1ヵ月の電気代 = 2,592円

<強(800W)>

1ヵ月の電気代 = 5,184円

※7参考:株式会社シィー・ネット「石英管ヒーター」

エアコンと電気ストーブの電気代はどっちが安い?

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電気ストーブと同様に使用頻度が高い暖房機器として、エアコンが挙げられます。エアコン(暖房)の電気代を計算する際には、1日18時間・160日間稼働した際の電気量を表す期間消費電力量を使用します。ハロゲンヒーターとエアコンの電気代を比べてみましょう。

<エアコン:期間消費電力量495kWh※8>

1年間の電気代 = 27/1000 × 495kWh = 13,365円

<ハロゲンヒーター:消費電力(強)800W※9>

1年間の電気代 = 27/1000 × 800W × 18 × 160 = 62,208円

エアコンと電気ストーブを同じ期間使用した場合、1年で48,843円もの差が生まれました。

※8参考:Panasonic「CS-223DGX」

※9参考:株式会社シィー・ネット「CDHM206WH」

その他の暖房機器と電気ストーブの電気代を比較

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冬場に使用する以下の暖房機器と電気ストーブの電気代を比較します。それぞれの電気代が分かれば、暖房機器を使う時間の塩梅を最適化でき、高い節電効果が期待できるでしょう。

  • こたつ
  • ホットカーペット
  • 電気毛布

電気ストーブはハロゲンヒーター(1ヵ月:5,184円)を使用する場合を想定しています。それぞれの暖房機器と電気ストーブの電気代を比較してみてください。

こたつ

足元や下半身を温めるのに最適なこたつ。寝転がってくつろげるだけでなく、家族団欒の場を作れるのも魅力です。1時間あたりの標準消費電力量(弱)が約80Whのこたつを使うと、1ヵ月あたり518円かかります(※10)。電気ストーブに比べて、4,666円も節約できます。

※10参考:インテリアのゲキカグ「折れ脚こたつ」

ホットカーペット

部屋全体に敷き詰めて、床暖房の代わりになるホットカーペット。こたつと組み合わせれば、足元からお尻にかけてぽかぽかです。1時間あたりの標準消費電力量が約100Whのホットカーペットを使うと、1ヵ月あたり648円かかります(※11)。電気ストーブに比べて、4,536円も節約できます。

※11参考:株式会社ライフジョイ「JPJ101WC」

電気毛布

体の寒い部分に直接触れて温められる電気毛布。携帯性に優れているため、電源があれば外出先でも活躍します。消費電力80Wの電気毛布を使用すると、1ヵ月あたりの電気代は518円です。こたつと同程度の電気代により、電気ストーブよりも大幅に電気代を削減できます(※12)。

※12参考:TEKNOS 掛け敷き毛布「EM-713M」

電気ストーブは局所的な使用に向いている

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他の暖房機器と比べて電気代がかかる電気ストーブですが、冷えやすい場所をピンポイントで素早く温められるという魅力があります。

外から帰ってきて冷え切った体を温めたい時に重宝するアイテムです。一方で、部屋全体を温める用途には向いていません。適材適所で賢く暖房機器を使い分けましょう。

電気ストーブの電気代を節約する方法3選

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電気ストーブは電気代が最もかかる暖房機器なので、使用を控えようか迷われている方も多いでしょう。しかし、以下のような工夫を行えば、電気ストーブの電気代を節約できます。

  • 他の暖房機器と併用する
  • こまめに電源を切る
  • ソーラーパネルとポータブル電源を導入する

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

他の暖房機器と併用する

電気ストーブだけで寒い時期を乗り切るのではなく、他の暖房機器と併用するのがおすすめです。基本的には電気代が安いこたつや電気毛布を使用し、部屋が寒くなったらエアコンを使用するのがよいでしょう。

電気ストーブは局所的に温めるのに長けているため、朝方や帰宅時など一時的に冷えた体を温めたい時だけ使用すれば電気代を抑えられます。

こまめに電源を切る

電気ストーブの周りにいない時はこまめに電源を切る習慣をつけるだけでも、大幅に節約できるでしょう。電気ストーブは暖房能力が高いため、長時間暖をとる必要がありません。体が温まったらすぐに電源を切れば、電気代は最小限で済みます。

ソーラーパネルとポータブル電源を導入する

ソーラーパネルで発電した電気を使えば、電気ストーブにかかる電気代が無料になります。ソーラーパネルとは、太陽光から電気を生み出すための太陽光発電システムの一つです。

また、発電した電気をポータブル電源に蓄えておけば、日が沈んだ夜にも電気を供給できます。ポータブル電源とは、大量のバッテリーに電気を蓄えられる機器のことです。

電気ストーブの節電に最適!ポータブル電源の魅力

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電気ストーブにかかる電気代を大幅に節約できるポータブル電源。大容量・高出力の機種を選べば、電気ストーブを含むあらゆる家電に同時に接続して、電気代を抑えられます。ポータブル電源には、電気代の節約以外にも以下のようなメリットがあります。

  • キャンプや釣りなどのアウトドアで、家電を駆使して気温対策や加熱調理が行える
  • 災害による停電が発生しても、電気の供給を継続できる
  • 車の電気供給源にすれば、渋滞に巻き込まれてもバッテリー上がりを防げる
  • 電気工具をフル稼働して、効率的にDIY作業が進められる

ポータブル電源が1台あるだけで、日常生活の快適性は各段に向上するでしょう。

電気ストーブの使用に必要な性能|おすすめの製品

ポータブル電源で電気ストーブを含む高出力家電を動かしたい場合には、最低でもセラミックヒーターの1,200Wを超える定格出力が必要です。定格出力とは、ポータブル電源が安定して出力できる最大の電力量を指します。

本サイトを運営するEcoFlowが販売するポータブル電源「EcoFlow DELTA シリーズ」は、最大3600Wの高出力を誇ります。製品の特長を見ていきましょう。

  • 最大4,096Whの大容量と3600Wの高出力を誇る
  • 最大24kWhまで容量を拡張でき、電気ストーブを20時間以上使用できる
  • 1台で毎月約30%の電気代削減を実現できる
  • 業界最速級の充電スピードにより、わずか1時間でゼロから80%まで充電できる
  • 手元のアプリで家全体のエネルギーを制御できる
  • 30dBの静音設計により、就寝中も暖房機器に給電できる

ソーラーパネルから「DELTA シリーズ」に蓄電した電気を使用すれば、電気代は一切かかりません。ポータブル電源から電気ストーブを含む暖房機器を同時に動かして、電気代を抑えながら寒さ対策を万全にしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してみてください。

最大15台の電化製品に同時給電できる「EcoFlow DELTA シリーズ」

電気ストーブの電気代に関するよくある質問

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最後に、電気ストーブの電気代に関するよくある質問を紹介します。

  • 電気代が最も安いおすすめの電気ストーブは?
  • 電気ストーブ1200wと800wの電気代の違いは?
  • 暖房器具の中で電気代が安いランキングは?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

電気代が最も安いおすすめの電気ストーブは?

電気ストーブの種類の中で、最も電気代が安いのはカーボンヒーターです。ハロゲンヒーターよりもエネルギー効率が2倍も高いため、最小限の電気代で済みます。代表的な種類別に電気代を比較した表は、以下のとおりです。

電気ストーブの種類消費電力1ヵ月の電気代
ハロゲンヒーター800W5,184円
カーボンヒーター300W1,944円
セラミックヒーター1200W7,776円

電気ストーブ1200wと800wの電気代の違いは?

1ヵ月にかかる電気代は、1200wの電気ストーブが7,776円、800Wの電気ストーブが5,184円です。電気ストーブを1200wから800Wのタイプに切り替えると、1年間で31,104円もの電気代が節約できます。電気ストーブの中ではセラミックヒーターが最も高く、カーボンヒーターが最も安いので、参考にしてください。

暖房器具の中で電気代が安いランキングは?

暖房機器で電気代が安いランキングは、1位:電気毛布、2位:こたつ、3位:エアコン、4位:ホットカーペット、5位:電気ストーブです。基本的には電気代が安い暖房機器を使用し、体が特に冷えている時だけ電気ストーブを使用するのがよいでしょう。

まとめ

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本記事では、電気ストーブの電気代について解説してきました。

電気ストーブの1ヵ月にかかる電気代は種類によって異なり、1,944円~7,776円と幅があります。最も安い電気ストーブを使いたいなら、エネルギー効率が高いカーボンヒーターを取り入れましょう。

他の暖房機器と比較すると、電気ストーブの電気代が最も割高です。ソーラーパネルとポータブル電源を使用すれば、電気ストーブにかかる電気代を全て無料でまかなえます。

本サイトを運営するEcoFlowでは、電気ストーブを稼働できる高出力・大容量のポータブル電源を販売しています。ポータブル電源を取り入れて、年間でかかる電気代を大幅に節約したい方は、ぜひ製品の購入をご検討ください。
電気ストーブ含む99%以上の電化製品を動かせる「EcoFlow DELTA シリーズ」

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