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防災リュックに最低限入れるべき中身10選!女性・子供におすすめの中身も紹介

地震や台風など、いつ何時起こるか分からない災害。避難が必要になった際にすぐに逃げられるように、防災リュックを準備しておきましょう。防災リュックに入れる中身は、実際に被災した状況を想定して厳選する必要があります。

そこで今回は、災害対策におすすめの防災リュックについて解説します。防災リュックに入れるべき中身や防災リュック自体の選び方も掲載しているので、万が一の大災害から家族の命を守るために、ぜひ最後までご覧ください。

防災リュックを準備する重要性とは

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非常用持ち出し袋を指す防災リュックは、迅速な避難を要する状況で役立ちます。地震による津波や台風による浸水、土砂災害は時間との勝負です。災害が起きてから必要なものを揃え始めるのでは、逃げ遅れて命を落とす危険も高まるでしょう。

避難する際に持ち出すものを事前に用意し、リュックの中にひとまとめにしておけば、災害時に背負って素早く避難できます。直前に慌てて準備したわけではないので、避難生活に必要なものを網羅でき、避難所で健康的な生活を送れます。

防災リュックに最低限入れるべき中身10選

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避難生活を想像すると、必要になりそうなものが次々に浮かぶのではないでしょうか。しかし、それらを全て詰めてしまうと、リュックが重くなりすぎて避難が遅れるリスクがあります。防災リュックに最低限入れるべき中身は、以下のとおりです。

  • 食料
  • モバイルバッテリー
  • 携帯トイレ
  • 懐中電灯
  • 現金
  • 雨具
  • 防寒具
  • 衛生用品
  • 救急グッズ

それぞれの防災グッズについて、詳しく見ていきましょう。

生命を維持するために、水の用意は欠かせません。万が一食料がすぐに手に入らなくても、水さえあれば体調を維持しやすくなります。

避難場所がすぐに見つからない場合や、支援物資が届くまでの時間を考えると、最低限の水は自分で確保しておくことが重要です。ただし、水は多すぎると移動時の邪魔になるので、500mLのペットボトルを2本用意しておきましょう。

食料

支援物資がすぐに到着しない場合に備えて、栄養を手軽に補給できる食料も必要です。長引く避難生活を乗り切るには、エネルギー源の補給が欠かせません。防災リュックに入れる食料は、以下のような基準で選びましょう。

  • 火を使わなくても食べられる
  • 栄養バランスが整っている
  • 軽量コンパクトで持ち運びしやすい

上記を満たす食料としては、乾パンや缶詰、バランス栄養食がおすすめです。

モバイルバッテリー

災害時には、スマートフォンやラジオ、懐中電灯など、通信や情報収集に欠かせない機器を長時間使用することが求められます。しかし、停電や充電設備の利用が困難な状況下では、これらの機器の電力が不足しがちです。モバイルバッテリーがあれば、いつでもこれらの機器を充電でき、連絡手段や重要な情報の入手を確保できます。また、軽量で持ち運びが容易なため、防災リュックに最適です。

携帯トイレ

どこでも用を足せる携帯トイレも、防災リュックに入れるべきアイテムの一つです。避難所でトイレが埋まっていたり、断水が発生していたりと、災害時にすぐに用を足せるとは限りません。

携帯トイレがあれば、水が使えない状況でもポリ袋の中に用を足し、凝固剤で便を固めて手軽に処分できます。便を我慢すると健康状態の悪化を招くので、必ず用意しておきましょう。

懐中電灯

夜道や生活空間を照らせる懐中電灯も必要です。災害が起きるのは、明るい日中帯とは限りません。夜に災害が起きて停電も発生している場合は、真っ暗闇の中、正しい避難所に向かう必要があります。

懐中電灯があれば足元を照らせるので、二次災害に遭うリスクを大幅に減らせます。道に迷って逃げ遅れる確率も低くなるので、夜に避難する際の生命線とも言えるでしょう。

現金

昨今は、現金を持ち歩かずにキャッシュレス決済をメインで使用している方も多いでしょう。災害時には現金が必要になる場面があります。停電が起きると金融機関のATMが使えなくなる恐れがあり、現金を引き出せません。

スーパーやコンビニでキャッシュレス決済を認証するための機器も使用できなくなるため、物資を調達するには現金が必要です。千円札や小銭を含めて1万円以上は準備しておきましょう。

雨具

避難時に雨が降っている場合も想定して、雨具を入れておくと安心です。雨に濡れると体温が急激に下がり、健康を損ねかねません。横殴りの雨に傘では太刀打ちできないので、レインウェアを準備しておくとよいでしょう。

両手が自由になるので、もし物が飛んできたり倒れてきたりしても手で防げます。避難所までの道中で水が浸透しないためには、耐水圧10,000mmのレインウェアがおすすめです。

防寒具

避難の最中や避難所で寒さを凌ぐために、防寒着を入れておきましょう。避難所ではライフラインが停止していて、冷暖房機器が使えない恐れがあります。防寒着としてジャケットやフリースを持っていると、着脱によって自由に温度調節が可能です。

衛生用品

感染症の予防や清潔な状態を保つ上で、衛生用品は欠かせません。避難所には多くの人が密集しているので、感染症は急速に広がります。断水が起きていると、シャワーを浴びられない恐れもあるでしょう。防災リュックに入れるべき衛生用品は、以下のとおりです。

  • トイレットペーパー
  • 除菌シート
  • マスク
  • タオル
  • 歯ブラシ
  • ウェットティッシュ
  • 生理用品

救急グッズ

擦り傷や切り傷、火傷などを素早く手当するために、救急グッズは必要です。大規模災害では、避難所に着くまでの間に怪我を負うリスクがあります。仮に避難所に着いたからといって、すぐに手当してもらえるとは限りません。

怪我を放置していると精神的に不安定になるほか、化膿して合併症を引き起こす恐れもあります。絆創膏や消毒液、ガーゼ、包帯、常備薬などの救急セットを作り、防災リュックに常備しておきましょう。

【条件別】防災リュックに入れるべき中身リスト

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防災リュックを準備する際には、家族構成や個々のニーズを考慮する必要があります。子供や赤ちゃんの健康を守るには、一般的な防災グッズだけでは不十分です。女性特有の問題もあるでしょう。次の4つの条件別に防災リュックに入れるべき中身を紹介します。

  • 女性の防災リュックにおすすめの中身
  • 赤ちゃんがいる家族の防災リュックにおすすめの中身
  • 子供がいる家族の防災リュックにおすすめの中身
  • 2人家族の防災リュックにおすすめの中身

個々のニーズに合った中身を揃えて、いざという時の対策を万全にしてください。

女性の防災リュックにおすすめの中身

女性は月経に備えて、生理用品を準備しておきましょう。災害時の支援物資に含まれているとは限りません。生理用ナプキンは怪我の止血にも使えて便利です。パンティライナーやおりものシートも、気軽に着替えがしづらい避難所で役立ちます。生理痛がある方は、鎮痛剤も忘れずに救急セットに入れておきましょう。

赤ちゃんがいる家族の防災リュックにおすすめの中身

赤ちゃんの食事は大人とは違い、ミルクや離乳食が必要です。おむつも頻繁に替えてあげる必要があります。赤ちゃんのために防災リュックに入れるべき中身は、以下のとおりです。

  • オムツ 20枚
  • おしりふき 1パック
  • バスタオル 1枚
  • 使い捨て哺乳瓶
  • 液体ミルク 6本
  • 粉ミルクキューブ 2本
  • 粉ミルクスティック 10本
  • 離乳食 1~2日分
  • 使い捨て皿、スプーン
  • 抱っこ紐

ミルクだけでなく母乳もあげる場合は、プライバシーを保護するために授乳ケープも用意しましょう。災害発生時には抱っこ紐に赤ちゃんを包み込んで、迅速に避難してください。

子供がいる家族の防災リュックにおすすめの中身

小学生以下の子供は大人に比べると状況判断が難しいため、子供用のヘルメットや軍手を用意しておきましょう。ヘルメットを着用していれば、万が一上から物が倒れてきても頭だけは守れます。ガラス片や破損物を触って手を怪我しないように、軍手もあると安心です。

子供の不安を和らげるために、お気に入りのおやつやおもちゃ、ゲームなども役立ちます。避難所では菌やウイルスの蔓延リスクがあるため、除菌ジェルも用意しておきましょう。

2人家族の防災リュックにおすすめの中身

2人用の防災リュックには、最低限必要な中身が2セット必要です。中身を一つのリュックにまとめるのではなく、別々のリュックに分けておきましょう。

各々がリュックを背負うことで負担を分散できるだけでなく、万が一避難中にはぐれたとしても自分の身は自分で守れます。また、人がごった返す避難の最中に、お互いの位置を常に確認できるよう、ホイッスルもあると安心です。

関連記事:防災グッズでいらなかったものランキングTOP5!役立つもの・備蓄しておきたいものを解説

災害発生時の貴重な電気供給源「ポータブル電源」

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コンセントからの電気供給が途絶えている状況でも、自宅や避難所で家電を動かせるようになるポータブル電源。地震や台風によって停電が発生すると、3日〜1週間も電気が復旧しない恐れがあります。ポータブル電源があれば、その間も電気を供給し続けられます。

防災リュック用のポータブル電源に必要な性能とおすすめの製品を見ていきましょう。

防災リュック用に必要な性能|おすすめの製品

防災リュックに入れて避難時に持ち出すには、リュックに入るコンパクト設計であることが大前提です。その上で、使用する家電を最低3日間は稼働できる必要があります。

例えば、50Wの扇風機を4時間/日で3日間動かす場合、600Whの容量が必要です。

EcoFlowが販売するポータブル電源「EcoFlow RIVERシリーズ」は、軽量コンパクト設計と最大768Whの容量を備えています。製品の特長を見ていきましょう。

  • 最短1時間でフル充電できる業界トップクラスの充電速度を誇る
  • 同時に10台の家電に給電できる
  • 安全保護機能「BMS」搭載で過充電や過放電を防止する
  • X-Boost機能により、1,000W以上の家電も稼働できる
  • 停電時に30ミリ秒以下で電気供給を切り替える
  • 電気が切れても、ソーラーパネルから電気を自給自足できる

ポータブル電源を防災リュックに収納し、災害対策を万全にしたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてみてください。

避難所で高出力家電の使用が可能になる「EcoFlow RIVERシリーズ」

【中身なし】防災リュックの選び方3選

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災害発生時に迅速に避難するためには、防災リュック選びも重要です。自分に合っていないリュックを選んでしまうと体への負担が大きくなり、逃げ遅れるリスクも高まります。防災リュックのおすすめの選び方は、以下のとおりです。

  • 体格に適した容量を有している
  • 避難時に無理なく持ち運べる
  • 防水性・撥水性に優れている

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

体格に適した容量を有している

防災リュックは、容量が大きければよいというわけではありません。迅速に持ち運ぶには、体格に適した容量を有している必要があります。

成人男性は40L程度、成人女性は30L程度、子供は15L程度を参考にしてください。避難した後の生活を充実させるために大容量のタイプを選び、逃げ遅れてしまっては本末転倒です。

避難時に無理なく持ち運べる

持ち運びやすさを左右する要因として、容量以外には機能性が挙げられます。避難所まで距離があると、長時間走ったり歩いたりしなければなりません。

背中やショルダーベルトにクッション性があると、持ち運ぶ際の疲労感を軽減できます。力のない方でも無理なく持ち運べるようにキャリーが付いたタイプもおすすめです。

防水性・撥水性に優れている

避難時の状況として、豪雨や洪水などの水害も想定しなければなりません。防災リュックには、防水性・撥水性に優れたタイプを選びましょう。

防水性・撥水性に乏しいと、せっかく用意した中身が使い物にならなくなる恐れがあります。防水・撥水加工は、本体の生地部分だけでなく、ファスナーにも施されているタイプを選ぶのがおすすめです。

防災リュックに関するよくある質問

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最後に防災リュックに関するよくある質問を紹介します。

  • 防災リュックに中身を収納する際のポイントは?
  • 防災リュックのセットと単体ではどちらがよい?
  • 防災リュックはどこに置いておくのが望ましい?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

防災リュックに中身を収納する際のポイントは?

防災リュックのパッキング方法次第で、避難のしやすさや物の取り出しやすさが変わります。中身を詰める際は、以下のポイントに気を付けましょう。

  • 重たい物は体の近くにする
  • 避難所で取り出す物は下の方にする
  • 避難中に取り出す物は上の方にする

重たい物を体の近くに収納すれば、遠心力で振り回されません。避難所に着いてから取り出すポータブル電源や衛生用品、食料などはリュックの下に収納します。反対に、避難中に取り出す可能性がある水や雨具、携帯トイレなどはすぐに取り出せる位置に収納しましょう。

防災リュックのセットと単体ではどちらがよい?

防災リュックを用意する場合、リュックに最初から必要な中身が入っているセットを購入する方法と、リュックや中身を単体で揃える方法の2つがあります。

自分で全て揃えるのが手間に感じる方は、セットで用意するのがおすすめです。ただし、セットにすると不要な物まで入っていたり、必要な物が入っていなかったりする場合があります。リュックが体に合うとも限りません。

自分や家族の条件に合った防災リュックを用意したい方は、単体で揃えましょう。

防災リュックはどこに置いておくのが望ましい?

せっかく防災リュックを準備しても、すぐに取り出せる位置になければ意味がありません。災害時にすぐに取り出して逃げられるように、玄関周辺の家族が分かりやすい場所に収納しておきましょう。また、地震の際に落下して破損しないように低い位置に収納するのがおすすめです。

まとめ

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本記事では、防災リュックに入れるべき中身や防災リュックの選び方を解説してきました。

防災リュックには、水や食料、ポータブル電源などの最低限必要なものに加えて、個々のニーズに合ったものも必要です。特に赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんのために揃えるべきグッズが多くあります。

防災リュック本体は、体格に合った容量と持ち運びしやすい機能性、防水性・撥水性を備えているタイプを選びましょう。防災リュックが準備できたら、すぐに持ち出せる場所に収納してください。

EcoFlowでは、避難所で複数台の家電を使用できるポータブル電源を販売しています。家電を駆使して快適な避難生活を送りたい方は、ぜひ製品の購入を検討してみてください。
防災リュックに収納できるコンパクト設計「EcoFlow RIVERシリーズ」

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