- 災害用バッテリーとは何?
- ポータブル電源の重要性を知りたい
- 災害時に活躍する災害用バッテリーを教えてほしい
このような疑問や悩みをお持ちの方もいるでしょう。災害用バッテリーとは、非常時の停電や災害時に活躍する電源装置のことです。
大容量バッテリーを積んだポータブル電源があれば、自然災害によって停電が起こったとしても、家電製品に電力を供給して快適な生活が送れます。製品にはさまざまな種類があるため、これから導入する方は自身の状況を踏まえた上で選ぶことが大切です。
本記事では、災害用バッテリーの重要性、ポータブル電源の選び方、おすすめの製品を解説します。最後までご覧になれば、災害用バッテリーについて深く理解でき、自身の状況に適した製品を見つけられるでしょう。
災害用バッテリーとは?
災害用バッテリーとは、非常時の停電や災害時に活躍する電源装置のことです。大容量バッテリーを備えた製品があれば、以下のようにさまざまな状況に対応できます。
【災害用バッテリーの活躍シーン】
- 自然災害発生時の停電
- キャンプや釣りなどのアウトドア
- 乗用車やキャンピングカーでの車中泊
災害用バッテリーは大きく、「家庭用の蓄電池」と「ポータブル電源」の2種類に分けられます。主な違いは以下の通りです。
家庭用の蓄電池 | ポータブル電源 | |
導入費用 | 30万円〜200万円 | 5万円〜50万円 |
バッテリー容量 | 大きい | 小さい |
携帯性 | 低い | 高い |
家庭用の蓄電池は、自宅内の電力供給のみで活躍します。バッテリー容量が大きいため、数日間の停電でも問題なく対応できます。
一方で、ポータブル電源はその名前の通り携帯性が高く、外出先や避難所で使用することが可能です。持ち運びが容易であり、アウトドアでも活用できるのが利点です。
このように災害用バッテリーと言っても、種類によって特徴が異なるため、自身の状況や目的を踏まえて製品を選ぶ必要があります。利便性を求める場合は、持ち運び可能なポータブル電源の導入をおすすめします。
災害時におけるポータブル電源の重要性
地震や台風などの自然災害が起こると、停電が起こり電力供給が途絶えるリスクがあります。そうなった場合、スマートフォンやパソコンの充電はもちろん、あらゆる電気機器が使えなくなり、快適な生活を送ることが難しくなるでしょう。
そんな状況では、ポータブル電源の存在が非常に重要となります。大容量バッテリーを積んだポータブル電源があれば、エアコンや冷蔵庫、電子レンジなどに電力を供給し、これまで通りの生活を維持することが可能です。
また、ソーラーパネルを組み合わせて太陽光発電システムを構築しておけば、自家発電が可能となるため、バッテリー残量を気にする心配がありません。特に小さな子どもやペットがいる家庭では、このポータブル電源や太陽光発電システムの重要性が高まります。
→愛猫のための防災グッズは必要?用意すべき防災グッズ18選!
災害時に活躍するポータブル電源の選び方
災害時に活躍するポータブル電源の選び方として、以下5つのポイントを解説します。各ポイントを押さえることで、自身の状況に適した製品が見つけやすくなります。
- バッテリー容量
- 定格出力
- 出力ポート数
- 携帯性
- 利便性
災害時の利用では、これらのポイントが特に重要となります。各ポイントをそれぞれ見ていきましょう。
ポイント1.バッテリー容量
バッテリー容量はポータブル電源の選定において最も重要な要素です。バッテリー容量の大きさにより、電力を供給できる時間が決まります。
例えば、長時間の停電が予測される災害の場合、大容量バッテリーの製品を選ぶことで、長時間にわたり家電製品を動かすことが可能です。一方で、バッテリー容量が不足していると十分な電力を供給できず、困難な生活に逆戻りしてしまいます。
バッテリー容量:小 | 200〜500Wh |
バッテリー容量:中 | 700〜1,500Wh |
バッテリー容量:大 | 2,000〜3,000Wh |
バッテリー容量が大きい製品はコストが高く、それでいてサイズ・重量が大きくなります。その点を踏まえて、バッテリー容量を選択するようにしましょう。
→大容量ポータブルバッテリーは本当に必要?大容量を買うべき5つの理由
ポイント2.定格出力
幅広い家電製品を使用するためにも、定格出力にこだわる必要があります。そもそも定格出力とは、ポータブル電源が一度に供給できる最大出力のことです。
ポータブル電源の定格出力が使用する電気機器の最大消費電力を上回っていなければ、その家電製品を動かすことができません。例えば、消費電力800Wの電子レンジを使う場合、最低でも定格出力800W以上のポータブル電源を用意する必要があります。
特に冷蔵庫やエアコンなどの大型家電製品は消費電力が大きいため、災害用バッテリーとして活用するには高い定格出力を有したポータブル電源の導入が求められます。ポータブル電源の定格出力を意識する際は、使用する家電製品の消費電力を確認した上で選ぶようにしましょう。
ポイント3.出力ポート数
出力ポート数が豊富であれば、複数の電気機器を同時に充電できます。出力ポート数の多さは、災害時の情報収集や日常生活に多大な利便性をもたらします。
例えば、出力ポート数が多い製品であれば、スマートフォンとタブレットを充電しながら、エアコン、照明器具などを同時に利用できます。これは定格出力やバッテリー容量にもよりますが、出力ポート数が多いことで困ることはありません。
また、AC出力ポートやUSBポート、DC出力ポートなど、さまざまなタイプのポートに対応していれば利便性が向上します。そのため製品を選ぶ際は、出力ポートの数や対応している種類を必ず確認しましょう。
ポイント4.携帯性
4つ目のポイントは、ポータブル電源の携帯性です。携帯性が高い製品を選択すれば、避難先や車内に簡単に持ち運べ、必要な場所で自由に利用できるようになります。
避難所に行かなくてはいけない状況では、ほかの災害グッズを持っていく必要もあるため、荷物の負担が大きな懸念点となります。その点、持ち手やストラップが付いている軽量のポータブル電源であれば、荷物の負担を減らして速やかな避難を可能にします。
しかし、バッテリー容量と携帯性はトレードオフの関係にあることから、自身の状況を踏まえてバランスを取ることが大切です。
→携帯性に特化したEcoFlowの「RIVER 2」シリーズはこちら
ポイント5.利便性
ポータブル電源の利便性は、災害時の生活の質を向上させます。以下のような機能が搭載されていれば、多様なニーズに迅速に対応し、快適な生活の実現につながります。
【利便性が高いとされる機能】
- LEDライト
- 急速充電
- パススルー
- EPS機能
- スマホ連携
また、ソーラーパネル充電に対応している製品であれば、ソーラーパネルと併用して太陽光発電システムを構築できます。停電が長期間続く状況でも、快適に生活を送ることができるでしょう。
災害時に活躍するおすすめのポータブル電源3選
災害時に活躍するおすすめのポータブル電源として、以下3つのEcoFlow製品を紹介します。ポータブル電源の購入を検討している方は、ぜひ以下製品の特徴をチェックしてみてください。
DELTA Pro
EcoFlowの「DELTA Pro」は、バッテリー容量3,600Whを備えたパワフルなポータブル電源です。専用のエクストラバッテリーを2台接続すれば、容量を10,800Whへと増やすことが可能です。
定格出力も高水準で、ほぼすべての家電製品に対応しています。さらにソーラーパネルと併用すれば、簡単に太陽光発電システムを構築できます。
容量 | 3,600Wh |
定格出力 | 3,000W |
AC充電入力 | 最大1,500W |
サイズ | 63.5×28.5×41.6cm |
重量 | 約45kg |
出力ポート | 合計:15 AC×5 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station |
DELTA 2 Max
「DELTA 2 Max」は、充電速度に優れているポータブル電源です。0%から80%までの充電がたったの43分で完了します。これにより、短時間しか充電できない状況でも、高い利便性を発揮します。
また、バッテリー容量・定格出力ともに高水準なので、エアコンや冷蔵庫など、消費電力が大きい家電製品にも問題なく電力を供給できます。非常用電源として十分な効果を発揮するでしょう。
容量 | 2,048Wh |
定格出力 | 2,400W |
AC充電入力 | 最大1,500W |
サイズ | 49.7 × 24.2 × 30.5 cm |
重量 | 約23kg |
出力ポート | 合計15 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-max-portable-power-station |
DELTA 2
機能性と携帯性のバランスを求める方は、バッテリー容量1,024Whの「DELTA 2」をご検討ください。定格出力1,500Wというパワフルな性能を持ちながら、約12kgという軽さを実現しています。
停電時の災害用バッテリーとしてはもちろんのこと、日常生活やアウトドア活動でもメリットを発揮します。なお、専用エクストラバッテリーを接続すれば、最大3,040Whまで拡張することが可能です。
容量 | 1,024Wh |
定格出力 | 1,500W |
AC充電入力 | 最大1,200W |
サイズ | 40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
重量 | 約12kg |
出力ポート | 合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケットx1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
さらに快適に過ごすためのソーラーパネル
さらに快適に過ごしたいなら、ソーラーパネルの導入をおすすめします。ソーラーパネルを導入すれば、長期間の停電が発生しても安定した電力供給が可能になります。主に以下のようなメリットが見込めます。
【ソーラーパネルを導入する主なメリット】
- 停電が起きても自家発電により家電製品を動かせる
- CO2の排出力を抑えて環境に優しい生活を送れる
- 電気自動車を利用している場合は電気代を抑えて自宅で充電できる
自家発電により、多くの電力をまかなえるようになるため、電力会社から購入する電力量が減少します。つまり、ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせれば、効果的な節電対策を行うこともできるのです。
さらに発電した電力は電力会社に売却することもでき、節電と同時に収益を得ることも可能です。
→太陽光発電の売電とは?一般家庭でも収入を得られる仕組みを紹介
ソーラーパネルの導入ならEcoFlow製品がおすすめ
EcoFlow製のソーラーパネルは、携帯性が高くコストパフォーマンスに優れています。初期投資を抑えつつ、持ち運び可能な太陽光発電システムを構築できます。
【EcoFlow製品の特長】
- 携帯性と機能性を両立している
- 使用状況に合わせて好みのタイプを選択できる
- スマホアプリの連動など機能性に優れている
- スタイリッシュなデザインを採用している
EcoFlow製品は導入時の費用が比較的安いため、初めて太陽光発電システムを構築する方にも向いています。効果的な停電対策を図りたい方は、以下のセット商品を検討してみてください。
→大容量バッテリー「DELTA」シリーズとソーラーパネルのセット商品はこちら
→携帯性抜群の「RIVER」シリーズとソーラーパネルのセット商品はこちら
まとめ
本記事では、災害用バッテリーの重要性、ポータブル電源の選び方、おすすめの製品を解説しました。
自然災害などで停電が起こると、スマートフォンやパソコンの充電はもちろんのこと、あらゆる家電製品が使用できなくなります。これまでの生活水準を維持し、快適な生活を送るためには災害用バッテリーの用意が求められます。
災害用バッテリーにはさまざまな種類があるため、本記事で解説した選び方を参考にし、自身の状況に適した製品を探してみてください。
なお、本サイトを運営するEcoFlowは、災害時の利用に適したポータブル電源を販売しております。ポータブル電源の導入を考えている方は、ぜひ以下の製品情報をチェックしてみてください。
DELTA Pro | DELTA 2 Max | DELTA 2 | |
容量 | 3,600Wh | 2,048Wh | 1,024Wh |
定格出力 | 3,000W | 2,400W | 1,500W |
AC充電入力 | 最大1,500W | 最大1,500W | 最大1,200W |
サイズ | 63.5×28.5×41.6cm | 49.7 × 24.2 × 30.5 cm | 40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
重量 | 約45kg | 約23kg | 約12kg |
出力ポート | 合計:15 AC×5 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 | 合計15 | 合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケットx1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-max-portable-power-station | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |