2024年〜2025年にかけての冬が平年よりも寒いのか、気になる方は多いのではないでしょうか。今年の冬に強い寒気が流れ込む場合には、早いうちから万全な寒さ対策が必要です。気温だけでなく、降水量も体感温度に直結するため、事前の確認が欠かせません。
そこで本記事では、今年の冬は寒いのかについて、気温・降水量・降雪量などの観点から解説します。寒い冬がもたらす被害や、事前に準備しておくべきアイテムも掲載しているので、今年の冬の寒さを把握し、早めに対策を講じたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
今年の冬は寒い?昨シーズンと比較
今年の冬は、全国的に平年並みの気温ですが、体感的には寒いと感じる可能性があります。昨シーズン(2023年〜2024年の冬)は暖冬と呼ばれ、寒気の流れ込みが弱かったために、全国的に平年より気温が高くなりました(※1)。
一方で今シーズンは、西高東低の冬型の気圧配置が現れやすくなり、強い寒気によって昨シーズンと比べて寒い日が増えるでしょう。
今年の冬が寒い3つの理由とは
今年の冬は冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響を受けやすい予想です。関東では、18日夜から19日朝にかけて、初雪を観測しました(※2)。今年の冬が寒いと言われる理由は、以下のとおりです。
- 理由1|ラニーニャ現象が発生する
- 理由2|東・北日本の日本海側で降水量が多くなる
- 理由3|北・東・西日本の日本海側で降雪量が多くなる
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
理由1|ラニーニャ現象が発生する
今年の冬は、ラニーニャ現象の影響を大きく受けると言われています。ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より低い状態が続く現状です。ラニーニャ現象が発生すると、日本は寒冬になりやすいのが特徴です。
ラニーニャ現象は数年おきに発生します。前回、ラニーニャ現象が起きていたのは、2020年〜2021年の冬です。12月中旬には、群馬県や新潟県で記録的な大雪を記録しました。1月上旬には、記録的なドカ雪によって交通機関の通行止めや運休が発生しています(※3)。
理由2|東・北日本の日本海側で降水量が多くなる
気象庁が2024年11月19日北日本では低気圧の影響を受けやすく、東日本では冬型の気圧配置が強まるに発表した3か月予報によると、12月〜2月の降水量は、東・北日本の日本海側で平年並か多くなります(※4)。
日本海側において、のが特徴です。雨が降ると太陽からの熱が雲に遮られるため、気温は下がる可能性があります。
※4参考:気象庁「2024年11月19日発表 向こう3か月の天候の見通し」
理由3|北・東・西日本の日本海側で降雪量が多くなる
今年の12月〜2月には、北・東・西日本の日本海側で冬型の気圧配置が強まるため、降雪量が平年並か多くなる見込みです(※4)。
日本列島の上空には寒気が流れ込み、冬らしい寒さを感じる地域が多くなるでしょう。年末年始に帰省や旅行を考えている方は、雪と寒さへの対策を万全にしてください。
寒い冬がもたらす3つの被害
厳しい寒さが予想される今年の冬には、以下の3つの被害に注意が必要です。体調を崩しやすくなるだけでなく、経済面でも深刻な被害をもたらします。
- 被害1|免疫力が低下し病気のリスクが高まる
- 被害2|低体温症を引き起こす
- 被害3|暖房機器にかかる電気代が高くなる
それぞれの被害について、詳しく見ていきましょう。
被害1|免疫力が低下し病気のリスクが高まる
寒さによって体温が下がれば、免疫細胞の働きが低下し、免疫力が下がります。また、免疫にかかわる腸の働きが低下したり、自然免疫である鼻や喉の粘膜が乾燥したりと、病気のリスクが高まるのです。免疫力の低下でかかりやすくなる病気を紹介します。
- 感染症(風邪、インフルエンザ等)
- 食中毒
- 歯周病
- がん
免疫細胞の働きが低下すると、がん細胞を攻撃する力も弱まります。がん細胞がある程度の大きさになってしまうと、免疫細胞では対処しきれません。
被害2|低体温症を引き起こす
寒い環境に長時間いて深部体温が35℃以下の状態になると、低体温症を引き起こします。深部体温が32〜35℃では軽症、28〜32℃は中等症、20〜28℃は重症です。最初は体のふるえから始まり、やがて錯乱状態になり、意識を失います。
約31℃を下回ると死に至るケースもあります。加齢によって寒さに抵抗する力は弱まるため、油断は禁物です。特に心疾患や血管疾患などの持病がある方は、低体温症の死亡リスクが高まるので注意してください。
被害3|暖房機器にかかる電気代が高くなる
総務省と経済産業省の調査によると、1年の中で冬の電気代が最も高く、暖房に占める割合が最も高くなります(※5)。今年のように寒い冬は特に、エアコンや電気ストーブなど、消費電力の高い暖房機器を使用する機会が増え、電気代も高くなるでしょう。
※5参考:総務省統計局「家計調査」、資源エネルギー庁「冬季の省エネ節電メニュー」
寒い冬に欠かせないアイテム5選
寒い冬を乗り越えるには、防寒アイテムの準備が欠かせません。寒さだけでなく、肌の乾燥にも備える必要があります。寒い冬に活躍するアイテムは、以下のとおりです。
- 電気ストーブ
- カイロ
- ダウンコート
- 手袋・マフラー
- スキンケアグッズ
それぞれのアイテムについて、詳しく見ていきましょう。
電気ストーブ
速暖効果の高い暖房機器といえば、電気ストーブです。冷えた部位をピンポイントで素早く暖められます。石油ストーブやガスストーブのように火を扱わないため、一酸化炭素中毒の心配もありません。
電気ストーブは、発熱体の種類によってハロゲンヒーターやカーボンヒーター、セラミックヒーターなどに分かれます。速暖性で選ぶならシーズヒーター、電気代の安さで選ぶならカーボンヒーターがおすすめです。
カイロ
屋外にお出かけする際には、使い捨てカイロが大活躍します。カイロは、酸素と鉄の化学反応で発生する熱を利用して、暖房効果を発揮するアイテムです。寒い冬にポケットに忍ばせておけば、冷えやすい手先をいつでも暖められます。
貼るカイロを貼る箇所は、体の中心部に近い背中や、太い血管が通った首が最適です。ただし、カイロを長時間肌に触れさせておくと低温火傷の原因になるので注意してください。
ダウンコート
今年の寒い冬には、保温性に優れたダウンコートが必須です。ダウンコートの中身には「ダウン」と「フェザー」の2種類が入っています。「ダウン」は水鳥の胸元にある羽毛であり、保温性に優れているのが特徴です。
1羽から採取できるダウンの量はわずか5〜10gなので、ダウンの量が多いほど高価になります。一方の「フェザー」は、羽軸がついた羽を指し、弾力性と通気性に優れています。寒い冬を乗り越えるには、温かさを重視してダウンが多く含まれたタイプを選びましょう。
手袋・マフラー
特に冷えやすい首・手首を寒さから守るアイテムとして、手袋やマフラーも必要です。寒さ対策を重視するのであれば、保温性に優れたニットやムートン素材の手袋を選びましょう。ニットはバリエーションが豊富で、ムートンはもこもことした見た目がおしゃれです。
真冬に適したマフラーの素材には、肌触りが良く、保温性に優れているカシミヤが挙げられます。希少な素材なので値段は高くなりますが、長く愛用できるアイテムです。
スキンケアグッズ
寒い冬には肌が乾燥しやすくなり、肌トラブルを引き起こします。酷くなると、ひび割れを起こしたり、鱗のような状態になったりと見た目にも影響を及ぼしかねません。今年の寒い冬に備えて、以下のスキンケアグッズを用意しておきましょう。
- クレンジングオイル
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液
- フェイスマスク
肌の乾燥を防ぐには、規則正しい生活習慣も重要です。スキンケアグッズの使用に加えて、バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけてください。
今年の冬に大活躍!ポータブル電源とは
今年の冬は、一部の地域で平年よりも気温が下がる予報です。降雪量が多くなると、送電設備が損傷して、大規模な停電のリスクが高まります。停電時も健康的な生活を維持するためには、ポータブル電源が欠かせません。
ポータブル電源とは、内部のバッテリーに大量の電気を蓄え、コンセントが使えない状況でも電化製品に給電できる機器を指します。厳しい寒さが予想される今年の冬に、万が一停電が発生した場合、ポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。
- エアコンや電気ストーブを稼働し、快適な気温を維持できる
- 電子レンジや電気ケトルを使い、簡単に温かい料理が作れる
- 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防げる
- 停電情報を調べるためのスマホを常にフル充電にしておける
- 電動除雪機を稼働して、効率的に雪を取り除ける
- 懐中電灯やLEDライトを点灯し、夜の暗闇を照らせる
ポータブル電源は、停電時だけでなく、アウトドアや屋外作業時にも活躍します。
寒い冬に必要な性能|おすすめの製品
寒い冬を乗り越えるには、消費電力の高い暖房機器や調理家電を稼働できる高出力のポータブル電源を選びましょう。例えば、エアコン(400W)や電気ストーブ(450W)、電気ケトル(1,000W)を同時に動かすには、出力1,850W以上のポータブル電源が必要です。
EcoFlowは、最大2,000Wの出力を誇るポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。「DELTA 3 Plus」の主な特徴は、以下のとおりです。
- コンセントから56分で満充電できる
- 停電中はソーラー入力により、わずか70分で満充電できる
- LFPバッテリーを採用し、10年以上も停電対策として活躍する
- 600W以下で30dbに抑えられるため、就寝中も使用できる
- 重量12.5kgの軽量コンパクト設計により、自由に持ち運べる
- UPS搭載により、停電時は10ms以内に電気供給源が切り替わる
計13個の多彩な出力ポートを搭載しているので、同時に複数台の電化製品を動かせます。今年の冬を暖かく過ごしたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。
今年の冬を安全に過ごすための対策3選
気温が平年より下がる見込みの今シーズンは、思わぬ事故にも注意が必要です。気温の低下に伴い、路面凍結や積雪が多くなります。寒さがもたらす体の状態にも注意を向けておかなければなりません。今年の冬を安全に過ごすための対策は、以下のとおりです。
- 対策1|スタッドレスタイヤを装着する
- 対策2|運動の前にウオーミングアップを行う
- 対策3|体を温める食べ物を取り入れる
それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。
対策1|スタッドレスタイヤを装着する
雪道や凍結路で安全に走行するためには、スタッドレスタイヤの装着が推奨されます。スタッドレスタイヤとは、低温下にも対応できるゴムで作られ、雪をしっかり掴む深いスリットが刻まれた冬用のタイヤです。
降雪量が少ない地域でも、気温が3℃以下になると路面凍結が増えると言われています。冬本番になる前にスタッドレスタイヤを装着し、事故のリスクを軽減しましょう。
対策2|運動の前にウオーミングアップを行う
寒さが予想される今年の冬には、運動前に入念なウオーミングアップが必要です。気温が低い環境では関節や筋肉がこわばっているため、無理に動かそうとすると肉ばなれや関節痛といった怪我のリスクが増大します。
運動の前にウオーミングアップを行えば、筋肉の柔軟性が高まり、関節の可動域も広がるのです。ウォーミングアップでは、軽いジョギングで筋肉や体の温度を高めてから、筋肉を大きく伸ばしていきましょう。
対策3|体を温める食べ物を取り入れる
体温が下がり、免疫力が弱まる寒い冬には、体を芯から温める食事が欠かせません。冬の
野菜を取り入れた煮込み料理や鍋料理は、体を暖めるだけでなく、健康促進にも効果的です。冬野菜には、ビタミンやβ-カロテンなどの栄養素が豊富に含まれています。
寒い今年の冬には、体を温める以下の料理がおすすめです。
- 鍋料理
- おでん
- 豚汁
- シチュー
- 鍋焼きうどん
ショウガやにんにく、唐辛子など、体を温める食材も積極的に取り入れましょう。
まとめ
本記事では、今年の冬が寒い理由や対策について解説してきました。
今年の冬は、日本海側において北日本では低気圧の影響を受けやすく、東日本では冬型の気圧配置が強まるため、強い寒気が流れ込みます。一部地域では降雪量・降雨量が多くなるため、外出時には特に注意が必要です。
寒い冬には免疫力が弱まるので、病気のリスクが高まります。寒さ対策を疎かにしていると、低体温症で死に至る可能性もあります。寒い冬を乗り越えるための必需品は、寒さが本格化する前に揃えておきましょう。
EcoFlowでは、外出先や停電時に暖房機器を稼働できる高出力のポータブル電源を販売しています。今年の冬を快適に過ごしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
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