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【防寒】車中泊の寒さ対策! ポイントは車と身体の防寒にあり

車中泊への注目は、年々高まってきています。テント泊よりも手軽で、移動時間や距離の調整もつけやすい車中泊は、フレキシブルに予定を組めてより自由な旅を満喫できます。寒い季節でも、愛車と一緒に車中泊で、アウトドアアクティビティを楽しみたいですよね。

ここでは、冬の車中泊と一緒に楽しめるアクティビティ、寒さ対策の方法や準備しておくと便利なアイテム、冬場の車中泊に潜むリスクなどをご紹介します。ポイントをおさえて冬の車中泊をどうぞお楽しみください。

冬でも車中泊は楽しい!

車中泊の魅力は、時間にとらわれず自由な旅ができる点にあります。ふと思い立って寄り道をしたり、予定を変更して気に入った場所をじっくり見てみたりと、柔軟に旅行を楽しめます。
ここでは、寒い季節だからこそ楽しめる遊びと、車中泊を利用して出かけるメリットをご紹介します。

冬ならではの遊びが満載

冬と言えば、真っ先に思い浮かぶのがスキーやスノーボードなどのスノースポーツではないでしょうか。スキー、スノーボードが苦手な方や冬の山に親しみたい方には、スノーシューを履いたハイキングがおすすめです。他にも、アイススケート、冬にしか見られない絶景を訪ねる、冷えた身体を温める温泉巡り、旬の食材の食べ歩きやイルミネーションを見に行くなど、冬に楽しめるアクティビティは意外と多くあります。ご家族や仲の良い友人同士で楽しんだり、一人旅で日常とは違った体験をしてみたりするのはいかがでしょうか。

澄んだ冬の星空を満喫

冬の空気は、他の季節に比べて空気中の水蒸気やちりが少ないため、澄んでいます。日本の冬の夜空には一等星が多く見られ、肉眼でも星空を楽しめます。

虫が少なく快適

車中泊や屋外のアクティビティが苦手という方の中には、虫が嫌いで楽しめないという方もいらっしゃるでしょう。その点、冬は活動している虫が少なく、防虫対策の必要がないため、車中泊などにはもってこいの季節と言えます。

冬の車中泊に寒さ対策は必須!

冬の車中泊を楽しむためには、命に関わる危険なリスクが潜んでいること、そしてその対策を知っておかなければなりません。ここでは、冬場の車中泊に潜むリスクと、寒さ対策のポイントを見ていきます。

実は恐ろしい凍死の可能性も・・・

冬に車中泊を行う場合、気を付けなければならないのは「寒さ」です。気温が0度を下回る環境でエンジンを切って眠ると、凍死の危険性があります。
2月に長野県で実施したJAFユーザーテストで、外気温-10℃~-13℃の夜間に冬の車内温度がどのように変化するか調べました。テスト開始直前に25℃に暖めていた車内温度は、3時間後にはおよそ0℃まで急降下し、翌朝7:00には-7℃まで下がっていました。十分な対策をしなければ車内温度は氷点下まで下がり、車中泊は難しいという結果が出ています。
(参考:一般社団法人 日本自動車連盟「JAF」

寒いからと言ってエンジンのつけっぱなしは危険

寒さ対策のためにエンジンをかけっぱなしにしてしまうと、一酸化炭素中毒の危険性が生じます。
降雪や積雪がある場合、雪によって排気口が覆われてしまうと、一酸化炭素を含んだ排気ガスが車内に充満してしまいます。このガスは、少しでも吸い込んでしまうと体内に酸素が取り入れられなくなり、頭痛や吐き気を引き起こし、さらには意識障害や昏睡状態に至ります。最悪の事態では、心肺停止による死亡の恐れもあるのです。
短時間でも多く吸い込んでしまったり、少量でも長時間吸い込んでしまったりすると、重症化することがあります。寒さ対策でエンジンをつけたままにすることは避けましょう。

冬の車中泊における寒さ対策は「車」と「身体」がポイント

では、車内温度を下げず、身体を保温するにはどのような対策を取ればよいでしょうか。ポイントとなるのは、「車」への対策と、「身体」への対策を併せて行うことです。
車に対する防寒は、外から入ってくる冷気を遮断することが大切です。身体に対する防寒には、防寒グッズを使用して体温低下を防ぎましょう。
 

車の寒さ対策

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車中泊に使用する車種によって対策は異なります。
キャンピングカーなどFFヒーターを搭載している車は、エンジンを切っても暖房器具を利用できるので、車内を暖めるのが容易です。
それ以外のミニバンなどの未改造車は、暖房ではなく寒さをさえぎる対策を行います。ポイントは、窓・ステップ・床の防寒を特に重点的に行うことです。

窓からの冷気をシャットアウト

車の防寒としてまずやるべきことは、窓から侵入してくる冷気を遮断することです。冷気の大部分が窓から伝わってきます。
対策として、車のすべての窓ガラスを内側から断熱性の高いもので覆いましょう。車種専用設計のシェードがあると高い断熱効果が期待できますが、厚手の銀マットでシェードを自作したり、フリース素材の布で内張をしたりすれば、専用シェードよりも安価に断熱ができます。
加えて、車内に突っ張り棒などを取り付け、カーテンとシェードなどを組み合わせれば、さらに高い断熱効果を期待できるでしょう。

ステップ部分からも冷気は侵入する

ステップから侵入してくる冷気も見逃さないようにしましょう。専用の断熱材はないので、衣類など柔らかいものを入れたバッグ、大きめのタオルなどで直接ステップの部分を覆って冷気を遮断することをおすすめします。

床からの冷気も忘れず対策を

荷室で眠る場合、床からの冷え対策が重要です。車は通常、断熱材を挟んだ層がないため、床からの冷気が伝わりやすくなっています。
寝床となる部分には、車中泊用の厚手のマットなどを敷いて断熱し、その上に寝床を作るようにしましょう。
ミニバンなど車高が高めで寝床の下に空間を作れる車両であれば、キャンプ用コットを使ったり、ベッドキットを自作したりするなど、工夫をすればさらに断熱効果が期待できます。

駐車場選びもポイント

車を停める駐車場選びや、その駐車場内のどのような位置に停めるかも、気を配りたいポイントです。冬の間だけではありませんが、車中泊をする駐車場を選ぶ場合は、事前にその場所の情報を収集する必要があります。
車中泊が可能か、近くにトイレやコンビニがあるかなどの情報は事前に調べておきましょう。近年、車中泊を公認するRVパークや車中泊専用の駐車場なども増えてきているので、そういった場所を利用するのも選択肢の一つになります。

駐車場が決まったら、位置取りも重要です。
積雪が増えた場合に備えて、できるだけ駐車場から出やすい場所に駐車しておくと安心でしょう。サイドブレーキが寒さで凍ってしまうことがあるので、サイドブレーキを引かなくても駐車できる平坦な場所を選ぶことをおすすめします。
夜間に寒さでトイレが近くなることも予想して、トイレに近い位置に駐車するとよいでしょう。日当たりが良い位置に駐車できれば、窓ガラスやサイドブレーキの凍結を少しでも防げます。

身体の寒さ対策

身体への寒さ対策も、車の対策と並んで重要です。
寒さを感じると、私たちの身体は体温が低下しないように熱を作ります。その熱を逃がさないように保温することが、寒さ対策になります。防寒アイテムによっては、体内に熱を取り入れることも可能なので、そちらも積極的に利用しましょう。
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重ね着をする

服は着脱しやすいものを重ね着して温度調節しましょう。
直接肌に触れるインナーは、汗をかいても冷えないように吸湿速乾性に優れた素材のものを選びます。2枚目には、血行が悪くならないように締めつけないサイズで、温かく着心地のよいものが適しています。
3枚目は、フリースやインナーダウンのように、空気をたくさん含むことのできる素材のものを選びましょう。アウターは、裏地が付いていて撥水加工や防水加工がしてある、風を通しづらいものがおすすめです。

また、「首」「手首」「足首」の3つの首は、他の身体の部位に比べて皮膚が薄く、しかも皮膚のすぐ下を太い血管が通っています。体を冷やさないためには、この3つの首を保温するのがポイントです。タートルネックの服を選んだり、ネックウォーマーや冬用の靴下を活用したりしましょう。

防寒グッズを活用する

近年、冬場のアウトドアの流行で、充電式の防寒グッズの種類も増えています。
携帯充電器にもなる充電式カイロや、湯たんぽがあり、ネックウォーマーや手袋にも充電式で温まるものがあります。車の中で火を起こすのは危険ですので、充電式の防寒グッズがあれば寒さ対策になるでしょう。
また、ポータブル電源を準備できるなら、電気毛布を利用することで長時間暖かさを保てるので便利でしょう。
お湯を確保できれば、従来の湯たんぽも効果的です。そのほか、使い捨てカイロなども手軽に利用できます。

ただし、どの防寒グッズを使うとしても、低温やけどを防ぐため、使用上の注意を守るようにしてください。

寒さ対策だけじゃない! 冬の車中泊における注意点

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冬の車中泊には、寒さ以外のリスクもあります。ここでは、どのようなリスクがあり、どのような注意をすべきかを見ていきます。

凍結のスリップ防止

車外に出る際、地面が凍結していると転倒の危険があります。夜間にトイレに行く場合など、視界が悪く足場も凍っていて、滑って転んでしまうかもしれません。摩擦力が高く滑りにくいソールのシューズや、簡易的な滑り止めを準備しておくと便利です。

一酸化炭素中毒に注意

寒さ対策の中で、エンジンをかけたまま眠るのは危険という点に触れていますが、ここでもおさらいしておきましょう。

雪で排気口が塞がったり、換気の悪い場所で長時間アイドリングをしたりしていると、一酸化炭素中毒の危険性があります。一酸化炭素は無臭で色もなく刺激もないため、車内に一酸化炭素が増えている状態に気付かずに、中毒になってしまいます。

JAFのユーザーテストでは、排気口とワイパー下の外気取り入れ口を雪が塞いだ状態で、一酸化炭素濃度を測定した場合、6分後に1,000ppmに達しました。これは、3時間ほどで死に至るほどの危険な状態です。
(参考:一般社団法人 日本自動車連盟「JAF」

 車中泊では、普段より長い時間を車の中で過ごします。駐車中は、必ずエンジンを切っておきましょう。

電源の確保

冬の車中泊では、電気が使えると助かる場面が増えます。
車内で電源として使える車両搭載バッテリーですが、一般的なガソリン車に搭載されている鉛バッテリーは過度に放電されると傷んでしまいます。そうならないためにも、別の方法で電源を確保しておくことをおすすめします。

そこで用意しておきたいのがポータブル電源(大容量ポータブルバッテリー)です。キャンプや車中泊のためはもちろん、災害対策としても最適です。充電は家庭用のコンセントから容易にできる上、車内でも走行中にシガーソケットから充電ができ、さらにはソーラーパネルを使えば太陽光発電も可能です。
一台あれば、電気毛布やヒーターに給電して暖を取ったり、電気ケトルや電気鍋といった調理器具を使って温かい食べ物や飲み物を用意することもできます。冬の車中泊を快適にするのに非常に役立つアイテムです。

冬の車中泊はエコフローポータブル電源で快適に

冬の車中泊の魅力と、楽しむための防寒対策や注意点についてお伝えしました。車中泊には、やりすぎかと思うくらいの寒さ対策をしておくのがおすすめです。
電源を確保すると、使用できる防寒グッズは格段に増えます。手軽に防寒対策を取れるポータブルバッテリーは、車中泊だけでなく災害時にも役立つ優れものです。

EcoFlowのポータブル電源には、大容量で家庭用蓄電池としてもぴったりの「DELTAシリーズ」と、キャンプやアウトドアなど手軽に持ち運べる「RIVERシリーズ」があります。1時間で80%まで急速充電ができるものもあり、電池容量も後から拡張することができます。種類が豊富で、使うシーンや人数に合ったものを選べますので、ぜひ取り入れてみるのはいかがでしょうか。

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DELTA Max1600
デルタマックス1600

外付けのエクストラバッテリーを取り付けるだけで、1612Whから最大5644Whまで拡張できる大容量ポータブル電源。

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DELTA mini
デルタミニ

「882Wh /245,000mAh」の大容量でありながら、女性でもカンタンに持ち運べるポータブル電源です。

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EcoFlow RIVER Pro
エコフローリバープロ

最大660WのAC入力をサポートします。 80%まで1時間以内で充電でき、100%までわずか1.6時間で充電が可能です。

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