キャンプにあると嬉しい焼き鳥は、前日の仕込みが肝です。
しかし、初心者キャンパーのなかには具体的にどのように下ごしらえすれば良いのか、どのように焼けば良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、キャンプの焼き鳥の仕込みは前日が肝、下ごしらえの方法、美味しい焼き方、バーベキューの注意点をわかりやすく解説します。
キャンプの焼き鳥について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
キャンプの焼き鳥の仕込みは前日が肝
キャンプに持参する焼き鳥は、前日の仕込みが肝です。ここでは、キャンプの焼き鳥の仕込みは前日が肝について詳しく解説します。
前日に下ごしらえして持っていける状態にしておくと安心
キャンプの焼き鳥は、前日に下ごしらえして持っていける状態にしておくと安心です。
市販されているものを使用する場合はそのままでも構いませんが、生肉から手作りした焼き鳥を持参する場合は下ごしらえしておくことが求められます。
キャンプシーズンは新鮮な生肉が手に入らないことがあるため、前日に購入して下ごしらえしておいた方が確実といえるでしょう。
近年のキャンプブームもあって味付きの焼き鳥が品切れとなる可能性もあるからこそ、必要な分は前日に購入しておくと当日バタバタしなくて済みます。
当日は忙しくて下ごしらえする時間がない
キャンプ当日は、忙しくて下ごしらえする時間がなかなか取れません。
食べ物や飲み物をクーラーボックスに詰めたり、テントや寝袋をまとめたり、ポータブル電源を充電したりと他の準備で焼き鳥の用意まで手が回らないこともあるでしょう。
当日はキャンプ場の場所を確認したり、到着までの時間を確認したりと他にもやることがあるため、下ごしらえする時間がそもそもありません。
もちろん、何時に出発するかによって変わりますが、余裕をもっておかないとトラブルが発生した際に対応できないため、前日に済ませられることは済ませておくのが望ましいです。
他のキャンプ飯も下ごしらえしておくと楽
他のキャンプ飯も、下ごしらえしておくと楽です。焼き鳥以外にもキャンプでは色んな料理を作ると、食事にバリエーションが出て、より充実したキャンプを過ごせます。
ただし、よりこだわりの料理を作ろうとするとそれなりに手間や面倒がかかるため、焼き鳥の仕込みとあわせて下ごしらえしておくのが良いでしょう。
食材については傷みやすいものとそうでないものがあるため、傷みやすいものは加工して保存するなど、数日分のメニューを考えて下ごしらえしておくとより安心です。
以下の記事では夏に盛り上がるキャンプ飯、冬に食べたい絶品キャンプ飯を紹介しています。
→夏に盛り上がるキャンプ飯5選!子供も喜ぶ豪快料理からさっぱり系まで厳選
→冬に食べたい絶品キャンプ飯9選!初心者向けの手抜きご飯やおすすめグッズも紹介
焼き鳥の下ごしらえの方法
焼き鳥は正しい手順で下ごしらえを行うとより美味しくなるため、どのように下ごしらえするのか知っておくと安心です。
ここでは、焼き鳥の下ごしらえの方法について詳しく解説します。
STEP1.食材を一口サイズに切っておく
まずは、食材を一口サイズに切っておきましょう。
焼き鳥に使用する食材としては、以下のようなものがあります。
- 魚類:アジ・イサキ・イワシ・カマス・サーモン・サワラ・サンマ・マグロ
- 肉類:牛肉・鶏肉(皮・手羽先・むね肉・もも肉)・豚肉(バラ)
- 野菜類:アスパラガス・エリンギ・かぼちゃ・椎茸・じゃがいも・玉ねぎ・とうもろこし・なす・ピーマン
以上の食材は、串に刺すことを想定して一口大にしておくと安心です。
しかし、食材によっては切った瞬間に身が崩れてしまうものがあるため、あまり小さくするのではなくやや気持ち大きめにしておくとより美味しく仕上がります。
STEP2.部位に応じて下処理しておく
次に、部位に応じて下処理しておいてください。
砂肝・ハツ・レバーなどの食材は筋や膜を切り落としておく他、魚類・肉類は余分な脂身や血液を取り除いておくとスムーズに調理可能です。
部位によっては特別な下処理をしないと臭みが出るものもあるため、美味しくするためにも丁寧に下処理しておくのが良いでしょう。
野菜類は皮、種、ヘタなどを取り除き、焼くだけの状態にしておくと楽なため、他の食材の下処理を合わせて行っておきましょう。
STEP3.つくねを作っておく
よりバーベキューにバリエーションを持たせたい場合は、つくねを作っておくと良いです。
つくねは鶏ひき肉で作ると美味しいため、ここでは鶏肉での作り方を紹介します。
- 200gの鶏ひき肉にお酒・生姜・醤油を入れて下味をつける
- 食感を出したい場合は鶏軟骨を入れるなど工夫する
- お好みで塩コショウや長ネギを加えて味を調える
- 粘り気が出るまでこねて円形・楕円形にする
つくねの作り方は作り手の数だけあるといっても過言ではないため、上記はあくまでも参考程度にとどめておいてください。
鶏肉を豚肉や牛肉に変更して肉団子にしても美味しいため、家族や自分自身の好みに合わせて作っておくと良いでしょう。
STEP4.串打ちしておく
食材の下処理が終わったら、串打ち(串に刺すこと)が必要となります。
串打ちは小さめのものから刺し、大きめのものは折り曲げて刺すと良いです。
皮がついているものは皮から先に刺すようにするとまとまりやすくなる他、筋や膜があるものは端から折るように刺すと途中で外れることを防げます。
串打ちが甘いと焼いている最中に食材が落ちることがあるため、食材の中心を串が通るようにしましょう。
なお、串を刺す際は手で持つ部分のことも考慮しておくと安心です。
STEP5.タレを仕込む
余裕があれば、タレを仕込んでおくのも良いでしょう。
焼き鳥のタレは人によってレシピが変わるため一概には言えませんが、お酒・砂糖・醤油・みりんがあれば美味しく作れます。
タレの分量は好みによって合わせると良いですが、焼くことによってある程度薄くなるため、やや濃いめにしておくと良いです。
タレを自作するのが大変な場合は市販されているものでも十分美味しいため、必要に応じてコンビニやスーパーなどで購入しておいてください。
STEP6.冷凍する
完成した焼き鳥は、冷凍して保存しておきましょう。
前日に冷凍しておけば、食材を腐らせずに済みます。冬はそこまで食材の腐敗を気にする必要はありませんが、夏は温度・湿度の関係から腐りやすいです。
冷凍保存しておけば腐るのを防げるため、適度に冷凍させておいてください。
焼き鳥の美味しい焼き方
焼き鳥は焼き方次第で美味しさが変わるため、焼き方についても知っておくのが望ましいです。ここでは、焼き鳥の美味しい焼き方について詳しく解説します。
STEP1.解凍する
当日は、冷凍した食材を自然解凍させてください。
炎天下で急速に解凍すると食材の旨味が逃げやすくなるため、クーラーボックスに入れてゆっくりと自然解凍するようにしましょう。
朝の時点でクーラーボックスに入れておけば、昼には適度に溶けるため、直前まで冷凍しておくのではなく早めにクーラーボックスに入れておくことが重要です。
STEP2.味付けする
焼く直前に、塩コショウで味付けしましょう。
味付けは好みで良いですが、先端は濃いめ、根元は薄めにすると良いでしょう。
焼き鳥は先端から食べていくため、先端を濃いめにしておくと根元まで塩気が口に残って美味しくいただけるとされています。
STEP3.中火で焼く
火加減は、中火になるようにすると良いです。
火が強すぎると焦げ、弱すぎると生焼けになるため、外をカリッと中をしっとりジューシーになるように中火で焼くと美味しく仕上がります。
バーベキューは火加減の調整にコツがいるため、慣れていない人は火の弱いところ(炭少なめ)と火の強いところ(炭多め)の2箇所を作ってうまく調節するのが良いでしょう。
STEP4.タレを塗る
タレを仕込んでいる場合は、焼き上がりに合わせて塗ります。
タレは二度漬けして焼くとより香ばしく仕上がるため、一度塗って焼いてからまた塗り直して焼くようにするのが良いです。
塩コショウだけでいい人はお好みで味付けしましょう。
キャンプのバーベキューの注意点
キャンプでバーベキューする際は、いくつか注意が必要です。ここでは、キャンプのバーベキューの注意点について詳しく解説します。
子どもから目を離さない
家族連れでキャンプする場合は、子どもから目を離さないようにしてください。
バーベキューに夢中になっていると気づかないうちにいなくなることがあります。周辺に海や川があるところでは、危険な場所に近づかせないようにすると安心です。
キャンプ場のある森や山では遭難事件が定期的に発生しているため、絶対に目を離さないようにしましょう。
以下の記事では子どもとの思い出づくりに欠かせないキャンプ飯について紹介しているため、ぜひ一緒に作ってみてください。
一緒に作れば、子どもから目を離すこともなくなり、より安心してキャンプできます。
→子どもとの思い出づくりに欠かせないキャンプ飯!簡単に作れるおすすめレシピを紹介!
食材が腐らないようにする
冬キャンプは大丈夫ですが、夏キャンプでは食材が腐らないようにしましょう。
クーラーボックスに入れたとしても、温度・湿度によってはせっかく仕込んだ食材が腐敗することがあるため、常温保存ではなく冷凍保存して持参してください。
なお、クーラーボックスから取り出した食材は炎天下に放置すると食中毒になることがあるため、使用しない分は再びクーラーボックスに入れて保管しましょう。
電源が取れないことがある
キャンプ場によっては、電源が取れないことがあります。
バーベキューの場合は基本的に炭を使用するのが一般的であるため、電源は不要ですが、他の調理家電を使用する場合は電源が必要です。
もし電源が必要となりそうな場合は、ポータブル電源を持参しましょう。
ポータブル電源は持ち運びできる蓄電池で、あらかじめ充電しておくことで数日分〜10日分の電気を貯めておけます。
EcoFlowが販売しているEcoFlow DELTA 3 Plusは、業界トップクラスの充電速度を誇る製品で、約1時間でフル充電可能なため、キャンプに持ち込むのにおすすめです。
EcoFlow DELTA 3 Plusは安全性・耐久性に優れていて長寿命でもあるため、今後キャンプを本格的な趣味にしたい人はぜひ購入をご検討ください。
モデルによってはコンパクトで持ち運びやすいものがあるため、使用するシーンに合わせたものをお選びいただけます。
ポータブル電源の導入がまだの人は、一度公式ホームページをご覧いただけると幸いです。
火から目を離さない
火がついている間は、絶対に火から目を離さないようにしましょう。
炭でバーベキューをする場合、火加減を間違うと周辺に燃え移ることがあります。風上に火、風下に荷物があると火事が起こりやすくなるため、注意が必要です。
火の不始末で火災に発展することもあるからこそ、バーベキューが終わったら水をかけて完全に火が消えているかどうかをご確認ください。
まとめ
キャンプの焼き鳥の仕込みは前日が肝、下ごしらえの方法、美味しい焼き方、バーベキューの注意点を解説しました。
キャンプに焼き鳥を持参する場合は、前日の仕込みが肝です。前日に下ごしらえをどれくらいできるかによって、美味しさが左右されます。
また、焼き方によっても美味しさが変わってくるため、下ごしらえの方法から美味しい焼き方まで知っておくと良いでしょう。
なお、バーベキューは炭だけでも行えますが、調理家電も使用したい場合はポータブル電源を持参することを推奨します。
EcoFlowでは、調理家電への給電はもちろんデバイスの充電もできるポータブル電源を販売しているため、一度公式ホームページをご覧いただけると幸いです。
当社の製品はコンパクトデザインでキャンプに持ち込みやすい仕様となっている他、急速充電に対応しているため、ぜひ一度ご相談ください。