「キャンプに適している車の条件とは?」「キャンプ・アウトドアにおすすめの車を教えてほしい」などの疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。キャンプを快適かつ便利にするためには、車選びが非常に重要です。
キャンプに使用する車を選ぶ際は、適している車の条件と選び方を把握した上で、自身の状況を加味して選択することが大切です。とはいえ、車の種類が多くて迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで今回は、キャンプに適している車の条件、車の選び方、おすすめの車9選を詳しく紹介します。キャンプに使用する車の選択で迷っている方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
キャンプに適している車の条件
キャンプを快適かつ便利にするためには、車選びが非常に重要です。状況に適した車を選ぶことで、キャンプ体験をより楽しく、より安全にすることができます。本項では、キャンプに適している車の条件を3つ紹介します。
- 走行性が高くてストレスが少ない
- 室内空間が広くて積載量が多い
- ワイルドなデザインで違和感がない
各条件の詳細を見ていきましょう。
条件1.走行性が高くてストレスが少ない
走行性が高くてストレスが少ない車を選ぶことで、快適なドライブが実現します。長距離をドライブしても疲れにくい車であれば、さまざまな道路状況にも対応でき、ストレスフリーなアウトドアが可能となります。
燃費の良さや快適な乗り心地、安定したハンドリング性能を備えた車が理想的です。また、万が一の事態に備えて、信頼性の高い車を選ぶことも重要です。
条件2.室内空間が広くて積載量が多い
キャンプ用品を多く積み込むためには、広い室内空間と多い積載量が必要です。テントやタープ、シュラフ、調理器具など、キャンプに必要な道具をすべて収納できる車が理想的です。
また、車内で快適な睡眠を取りたい場合、十分な空間が確保されていることがポイントとなります。折り畳み式のシートや荷室の拡張機能が備わっている車は、キャンプなどのアウトドアにおいて適していると言えます。
条件3.ワイルドなデザインで違和感がない
3つ目の条件は、ワイルドなデザインで違和感がないことです。ワイルドでアウトドア感のあるデザインの車は、自然のなかで映えるため、多くのキャンパーに好まれます。
車のデザインはキャンプ体験の一部としても大切であり、写真映えを考慮するとデザインは重要な選択基準の1つです。SUVやクロスオーバー車はそのようなデザイン要素を持ち合わせているため、キャンプに適した選択肢と言えるでしょう。
キャンプに利用する車の選び方
キャンプ用途に適した車を選ぶためには、いくつかの重要ポイントを考慮する必要があります。以下、キャンプに向いている車の選び方を紹介します。
- 遠出したいなら4WDのSUV
- ファミリーで楽しむならミニバン
- 手軽にキャンプを行いたいなら軽自動車
各ポイントを1つずつ見ていきましょう。
ポイント1.遠出したいなら4WDのSUV
山間部や未舗装の道にも対応できる4WDのSUVは、遠出のキャンプに最適です。悪路でも安定した走行が可能で、広い室内空間はキャンプ用品の収納に役立ちます。
また、悪天候や不整地でも安心して走行できるため、アウトドアでの活動範囲を広げることができます。特に雪山キャンプを楽しみたいなら、走行性能にこだわった4WDのSUVがおすすめです。
ポイント2.ファミリーで楽しむならミニバン
ファミリーキャンプには、広々とした室内空間を確保できるミニバンが適しています。子どもたちや大人数での移動に快適で、荷物を多く収納することが可能です。
ミニバンは乗員の快適性を考慮した設計がされており、長時間のドライブでも疲れにくい点が魅力的です。また、多くのモデルで可変式のシートアレンジが可能で、大きな荷物やアウトドア用品の積載にも柔軟に対応できます。
ポイント3.手軽にキャンプを行いたいなら軽自動車
手軽にキャンプを楽しみたい場合、燃費の良い軽自動車がおすすめです。小回りが効くため狭い道でも運転しやすく、維持費も抑えられるなどの利点があります。軽自動車の主な利点は以下の通りです。
- 狭い道でも楽々運転できる
- 駐車場所を見つけやすい
- 費用面の負担が少ない
日帰りや少人数のキャンプに最適で、限られた空間を有効活用できる工夫が施されています。また、都市部からのアクセスが良いキャンプ場への移動にも向いており、手軽に自然を満喫したい方にとって最適な選択肢と言えるでしょう。
キャンプにおすすめのSUV3選
まずは、キャンプにおすすめのSUVを3つ紹介します。SUVは走行性能が高く、遠出のキャンプなどに適しています。
- 日産|エクストレイル(4代目)
- スズキ|ジムニーシエラ(JB74型)
- トヨタ|ランドクルーザー70(初代)
以下、車種ごとの特徴を詳しく見ていきましょう。
日産|エクストレイル(4代目)
2022年7月に登場した日産エクストレイルの4代目モデルは、初代から続くミドルサイズSUVの大定番です。このモデルはアウトドアのイメージで知られ、タフさを引き継ぎながら「最先端技術」と「上質感」を加味したデザインが採用されています。
シリーズ・ハイブリッド方式が採用されており、キャンプ場内の走行などに十分な悪路走破性を持ちます。荷室はクラストップの575L(2列シート車、セカンドシート標準時、ラゲッジアンダースペース含む)を確保。荷室には100VのAC電源も付いており、積載量も従来モデルに比べて増加しました。
【詳細情報】
メーカー:日産
乗車人数:5人・7人
販売価格の目安:319.9万~533万円
スズキ|ジムニーシエラ(JB74型)
ジムニーシエラは、本格オフロード車として使用されるモデルで、強度と耐久性を重視したジムニー伝統のラダーフレームが採用されています。4代目ジムニーのワイド版であり、オーバーフェンダーを装着した小型乗用車サイズです。
悪路での走破性も優れており、車内空間はジムニーと共通でフルフラットにできます。荷室は比較的小さいですが、後席を倒せば2人分のキャンプ道具を収容可能。カラーバリエーションも豊富で、1~2人でのキャンプに適しています。
【詳細情報】
メーカー:スズキ
乗車人数:4人
販売価格の目安:176万~208.5万円
トヨタ|ランドクルーザー70(初代)
「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というスローガンのもと開発されたタフなSUVです。クロスカントリーを起点とした高級SUVであり、デビューから40年近く経過しても世界中で活躍中です。
内装のラグジュアリーさと走破性を両立したこの車は、オートキャンプや本格的な山ごもりキャンプに適しています。オフロードを気にせず乗り入れることができ、それでいて十分な積載量も持ち合わせています。
【詳細情報】
メーカー:トヨタ
乗車人数:5人
販売価格の目安:173.6万~360万円
キャンプにおすすめのミニバン3選
続いて、キャンプにおすすめのミニバンを3つ紹介します。車内で快適に過ごしたい方は、以下の車をご確認ください。
- 日産|セレナ(5代目)
- ホンダ|フリード(2代目)
- トヨタ|ノア(4代目)
各車種の特徴を1つずつ解説していきます。
日産|セレナ(5代目)
日産のセレナ(5代目)は、スポーティな外観のミニバンです。「モノより思い出。」のキャッチコピーで人気を博しました。
クラストップレベルの室内空間を誇り、3列目シートでゆったり座れるのが特徴です。7人乗りと8人乗りのモデルがあり、7人乗りモデルはロングドライブに適しています。8人乗りモデルは14通りのシートアレンジが可能で、車中泊を考慮したキャンプに適切です。
荷室は3列目シートを収納することで大容量を確保でき、「プロパイロット」の先進運転支援装備も人気の秘訣です。
【詳細情報】
メーカー:日産
乗車人数:7人・8人
販売価格の目安:231.7万~419.2万円
ホンダ|フリード(2代目)
ホンダのフリードはコンパクトなボディのミニバンで、街乗りとキャンプを両立できる点が魅力的です。快適な車中泊が可能で、荷室は3人程度のキャンプ用品を積むのに十分な広さを誇ります。
6人乗りモデルはキャプテンシートが採用されており、7人乗りモデルはベンチシート仕様です。6人乗りは荷物の積載性に優れ、四輪駆動で路面状況に強く、加速感と低燃費性能を両立しています。
【詳細情報】
メーカー:ホンダ
乗車人数:6人・7人
販売価格の目安:188万~333.3万円
トヨタ|ノア(4代目)
トヨタのノアは、ミドルクラス・ミニバンのスタンダードとされる車種です。扱いやすいボディサイズながら広い車内空間が確保されており、迫力あるデザインが多くの人に支持されています。
「ユニバーサルステップ」が採用され、ドアの開閉と連動して展開・格納するステップが特徴です。豊富なシートアレンジで荷室を広々と確保できるほか、シートをフルフラットにすることも可能です。7人乗りモデルはキャプテンシートが採用されており、8人乗りモデルは車中泊に適しています。
【詳細情報】
メーカー:トヨタ
乗車人数:7人・8人
販売価格の目安:267万~389万円
キャンプにおすすめの軽自動車3選
最後に、キャンプにおすすめの軽自動車を3つ紹介します。手軽にキャンプを楽しみたい方は、以下の軽自動車を確認してみてください。
- ホンダ|N-VAN(初代)
- スズキ|ジムニー(JB64型)
- スズキ|エブリイ(5代目)
各車種の特徴とキャンプとの相性を見ていきましょう。
ホンダ|N-VAN(初代)
ホンダのN-VANは、プライベートユースにも適した軽自動車で、主にN-BOXをベースにしています。特徴的なのは助手席側の壁をなくし、大開口部を実現している点です。この設計により、助手席から後部座席、バッグドアまでフラットな空間を作り出すことが可能です。
また、エンジン配置の工夫により、広々とした室内空間が確保されています。多くの荷物を積み込むことができ、DIYでキャンプ仕様に改造したい方にもおすすめです。
【詳細情報】
メーカー:ホンダ
乗車人数:2人(4人)
販売価格の目安:119.8万~187.2万円
スズキ|ジムニー(JB64型)
ジムニーは、高い悪路走破性能で知られる軽オフローダーです。ラダーフレームが搭載されており、本格的なオフロード走行に対応しています。
荷室は比較的小さめですが、2人分のキャンプ道具を収容可能です。車中泊には向いていませんが、ミニマムなキャンプスタイルであれば十分に楽しめます。
トラクションコントロールや横滑り防止装置などの電子デバイスが豊富に採用されており、安全性が高い点も特徴の1つです。外観はスクエアフォルムで、ジムニー伝統のメカニズムを継承しつつ進化しています。
【詳細情報】
メーカー:スズキ
乗車人数:4人
販売価格の目安:145.8万~190.3万円
スズキ|エブリイ(5代目)
エブリイは「軽のミニバン」として開発された車種で、広い車内空間が魅力的です。エンジン配置の工夫により車内空間が最大化されており、大人4人が乗車しても多くの荷物を積むことができます。
また、2段ベッドセットアクセサリーを利用すれば車中泊も楽しめます。キャンプや災害時の避難、ファミリーでの利用にも適しています。2021年のモデル変更で安全装備が充実したことで、より安心して使える1台に仕上がりました。
【詳細情報】
メーカー:スズキ
乗車人数:4人
販売価格の目安:92.3万~154万円
太陽光発電システムがあれば車でのキャンプが快適に!
車を使ったキャンプをより快適にするためには、ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせた太陽光発電システムの導入がおすすめです。このシステムを活用すれば、走行中やキャンプ活動中に自家発電が可能であり、さまざまな電気製品を自由に使用できるようになります。
例えば、スマートフォンやパソコンの充電器、ポータブルエアコン、照明器具、車載冷蔵庫など、幅広い電気機器に対応しています。また、キャンプでの生活が快適になるだけでなく、もしものときの非常用電源としても機能します。
本サイトを運営するEcoFlowは、ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせたセット商品を販売しております。「車を使ったキャンプをより快適にしたい」「非常時の備えを万全にしたい」という方は、以下のセット商品の導入を検討してみてください。
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まとめ
本記事では、キャンプに適している車の条件、車の選び方、おすすめの車9選を紹介しました。
キャンプに使用する車を選ぶ際は、走行性が高くてストレスが少ない、室内空間が広くて積載量が多い、ワイルドなデザインで違和感がない、この3つを考慮して選ぶようにしましょう。また、状況や目的によって適切な車種は異なるため、自身の状況を加味して選ぶことも大切です。
車を使ったキャンプをより快適にしたい場合は、ポータブル電源とソーラーパネルの導入が推奨されます。セットでの導入を考えている方は、EcoFlow製品の詳細をご確認ください。