キャンプは大自然と触れ合う素晴らしい経験ですが、満喫するためには適切な道具を揃えることが必要です。ただ、人によってどのようなキャンプを楽しみたいのは異なり、それによって揃えるべき道具も違います。最終的には自分の理想とする環境に合わせて準備することになりますが、まずはキャンプをする上で最低限必要な道具を知っておきましょう。
快適で安全なキャンプを楽しむために必要な道具
最低限キャンプをする上で必要な道具は以下のとおりです。
• テント
• 寝袋
• 調理道具
• 食料
• 衣類
• 照明器具
• 火起こし道具
• 椅子
• 地図やコンパス
• 救急セット
初心者キャンパーはじめ、ごく簡単なキャンプを楽しむのであれば上記の道具があればひとまず十分でしょう。では、それぞれの道具についてもう少し詳しく紹介します。
#テント
テントはキャンプをする上で必須の道具です。車中泊、バンガローやコテージなどを利用する場合もありますが、ごく基本的なキャンプにテントは必須。準備物の基本中の基本です。テントは風雨や虫から守ってくれるだけでなく、プライバシーを確保する役割を果たします。快適なキャンプを目指すなら、適切なテント選びは欠かせません。軽量かつ耐久性があり、なおかつ設営が簡単なものがおすすめです。
#寝袋
寝袋は睡眠中の体温を維持し、寒さから保護してくれます。キャンプで十分に体を休めるためには、快適な睡眠環境が欠かせません。気温や季節に合った適切な寝袋を選び、快適な睡眠環境を確保しましょう。
#調理器具
美味しいアウトドア料理もキャンプの楽しみのひとつ。キャンプファイヤーでの調理やガスストーブを使用して食事を作るために、調理器具が必要です。鍋、フライパン、調理用具、食器、カトラリーなどが含まれます。
#衣類
急な天候の変化に対応できるよう、防寒着などの準備もしておきましょう。場所や季節によっては天気が急変することも珍しくありませんし、衣服が濡れたり破れたりするトラブルにも対応できます。寒いときに体温を保つ防寒着や突然の雨から身を守る雨具のほか、日差しから顔を守り快適なキャンプをサポートする帽子もおすすめです。
#食料
キャンプ飯を楽しむ場合はもちろんのこと、食事を確保するために食料を持参しましょう。キャンプ飯が目的なら仕込んだ食材を持ち込むことも多いでしょうが、そうでない場合でも非常食、乾燥食品や缶詰など簡単に調理できる食材を持っていきます。食料はエネルギー補給と満足感を与えてくれ、万が一のときにも役立つアイテムです。
#照明器具
キャンプでは、夜間の明かりを確保するために照明器具が必要です。両手を自由に使えるヘッドランプ、広範囲を照らせるランタンなど、明るさや使い勝手などを考慮してた道具を準備して夜間の活動サポートと安全を確保しましょう。
#火起こし道具
マッチやライターなど、火を起こす道具は必要です。暖をとったり調理したりする上で火は欠かせません。必要に応じてガスバーナーや着火剤なども用意しておきましょう。
#快適な椅子
キャンプ場でのくつろぎには、折りたたみ椅子やハンモックなどの快適な椅子が役立ちます。リラックスして食事を楽しんだり、体を休めたりできるよう準備しておきましょう。
#ナビゲーションツール
地図、コンパス、GPSなどのナビゲーションツールは、安全なトレッキングやハイキングに必要な道具です。キャンプ場周辺の地理を理解し、道に迷わないためにも役立つため、ぜひ用意しておきましょう。現在では、スマートフォンやスマートウォッチにも同様の機能が搭載されています。とくにスマートウォッチは1回の充電で数週間持つものもあり、緊急通報ができる機能が付いていたりするものもありおすすめです。
#応急処置キット
怪我や緊急事態に備えて応急処置キットを持参しましょう。包帯、絆創膏、消毒液などの基本的なものだけでも十分意味があります。
キャンプに役立つ便利な持ち物
次のようなアイテムがあると、キャンプがさらに快適で楽しいものになります。
#ポータブルチェア
簡単に持ち運びできるポータブルチェアがあると便利です。たとえばキャンプ場内を散策していて見晴らしのよい場所を見つけたとき、ポータブルチェアがあればその場でゆったりとくつろぎの時間を過ごせるでしょう。また釣りなどを楽しむ際にも重宝します。なるべく軽量なものがおすすめです。
#ハンドランタン
テント内やキャンプファイヤーの周りで使用できるハンドランタンがあると、夜間の活動で重宝します。LEDランタンは省エネで明るさも調整できるのでおすすめです。
#折りたたみテーブル
折りたたみテーブルがあると、調理や食事で役立ちます。安定感がありつつも、なるべくコンパクトに収納できるものがおすすめです。ひとり用からさまざまなサイズがあるので、用途に応じてちょうどよいサイズを選びましょう。
#マルチツール
マルチツールは包丁、ノコギリ、缶切り、プライヤーなどが一つにまとまったもので、文字どおりさまざまな用途に対応できる便利な道具です。1つあればキャンプ中のさまざまなタスクをこなせるため、予備として持ち歩くのもよいでしょう。
#ハンドウォーマー
寒冷地でのキャンプでは、冷たさから手を守るハンドウォーマーがおすすめです。使い捨てカイロよりも暖かく、長時間暖かさが持続する上に繰り返し使えるものもあります。ポケットに入れて持ち運びできるタイプが便利です。
#ソーラー充電器
ソーラー充電器があると、スマートフォンやカメラのバッテリーなどを充電できます。日常生活から離れた環境に触れるためにキャンプを楽しむ方も少なくありませんが、やはり電子機器が使えるかどうかは大きな違いです。また、万が一のときには大きな保険になるでしょう。
#ヘンプロープ
ヘンプロープはキャンプ場で多目的に使用できます。タープを張る、荷物を吊るす、緊急時にロープを使うなどさまざまなシーンで役立つため1本用意しておくとよいでしょう。
#モスキートネット
蚊や虫が多い地域でのキャンプには、モスキートネットが便利です。蚊や虫の侵入を防ぎ、快適な睡眠を確保する助けになります。
以上は快適なキャンプを楽しむために役立つ道具の一部です。実際にどのような道具を用意すればよいのかはキャンプの種類や環境に応じてかわるため、それぞれ必要な道具を選んで準備しましょう。
ポータブル電源があるとキャンプの快適さが格段に向上する
ポータブル電源は、アウトドア活動や非常時に電力供給を行うための便利な道具です。ポータブル電源の種類はいくつかありますが、スマートフォンなどを充電するために持ち歩く方も多いモバイルバッテリーはそのひとつ。モバイルバッテリーは、あらかじめ電源に接続してリチウムイオン電池に充電しますが、電源ではなく太陽光で充電できるものもあり、キャンプではソーラーパネルが付いているものがおすすめです。
モバイルバッテリーというとスマートフォンなどを充電するためのもので小型軽量なのがメリットですが、充電量はそれほど多くありません。スマートフォンなどの充電や軽量な電化製品を動かすためなら事足りるかもしれませんが、より大きな容量が必要な場合はモバイルバッテリーよりも大型のポータブル電源がオススメです。USBポートだけでなくACコンセントが付いているものもあり、普通のコンセントの電化製品も使えます。
#キャンプでの便利なポータブル電源の使い方
ポータブル電源があると、キャンプ場で次のような使い方ができます。
• 電子機器の充電
• 照明
• 調理
ポータブル電源があると、電子機器の充電ができるのは前述したとおり。スマートフォン、カメラ、ヘッドランプやGPSデバイスなどの充電ができます。充電を心配する必要がないため、雄大な自然の中で存分に映画や音楽を楽しむことも可能です。また、万が一の事態に陥った場合も連絡手段や移動手段(GPS)を確保できます。
またポータブル電源があれば、LEDライトやランタンなどの明かりを確保できます。長時間、安定した明かりを確保できるので、夜間の非常灯代わりとしてはもちろん、長時間の読書なども楽しめるので便利です。
さらに、ポータブル電源を持ち込むことでキャンプ飯のクオリティアップにもつながります。キャンプでは焚き火やガスバーナーを使って調理するのが基本ですが、初心者には扱いが難しく、思うように調理できないことも少なくありません。しかし、ポータブル電源があれば使える調理器具の選択肢が増え、より充実したキャンプ飯が楽しめます。
ポータブル電源のメリット
ポータブル電源のメリットは以下のとおりです。
#キャンプの快適性が向上する
ポータブル電源を利用することで、キャンプの快適性が格段に向上します。とくに、明るいLEDライトやランタンを点灯させることにより、夜間もテント内で活動しやすくなり、読書やカードゲームを楽しんだり、暗闇の中でも料理の準備ができたりするのがメリットです。
#非常時の安全が向上する
もし、急な気象変化やケガに見舞われた場合でもスマートフォンやラジオを充電でき、連絡手段や情報収集の手段を確保できます。
調理の助け: キャンプファイヤーや電気調理器具を使用する際、ポータブル電源は調理に必要な電力を提供します。これにより、アウトドア料理を楽しむことができます。美味しいキャンプ料理を作りたい場合や、急いで食事を用意する必要がある場合でも、ポータブル電源は頼りになります。
ポータブル電源のデメリット
一方で、ポータブル電源には次のようなデメリットもあります。
#重さとサイズに配慮が必要
大容量のポータブル電源は、バッテリーと電子部品の重さから重くなることも珍しくありません。また、高容量モデルは大きく、重量もあるため持ち運びが難しいものもあります。性能や容量だけでなく、持ち運びやすさなどにも配慮しましょう。
#充電時間が必要
ポータブル電源を充電するには、ある程度の時間が必要です。電源に接続して充電する場合は数時間で充電が完了しても、ソーラーパネル充電の場合はそうはいきません。ソーラーパネルの発電性能に加え、日差しの強弱などによっても充電量が変わります。
#環境配慮が必要
ポータブル電源はリチウムイオンバッテリーを使用しているものが多く、バッテリーの廃棄物処理に配慮が必要で。
以上が、ポータブル電源のメリットとデメリットです。キャンプの計画を立てる際に、これらの要因を考慮し、ニーズに合ったポータブル電源を選ぶことが大切です。
ラインアップ豊富なEcoFlowポータブル電源がおすすめ
EcoFlowのラインアップより、キャンプの日数や人数からおすすめの商品を紹介します。
#1~2人、単日のキャンプならRIVER 2 Proがおすすめ
少人数かつ1日程度であれば、小型で持ち運びやすいRIVER 2 Proがおすすめです。RIVER 2 Proは、家庭用AC電源からの充電ならわずか70分で完了と一般的な同クラスのポータブル電源と比べて充電時間は5分の1しかかからず、重量も7.8kgとポータブル電源としては軽量。220Wソーラーパネルを1枚装備しており、太陽光充電でも最短約4時間で満充電(4.5~9時間)に達します。
またRIVER 2 Proは、電気自動車と同じリン酸鉄リチウムイオン電池を内包したLFPバッテリーを採用したことで寿命が大幅に向上し、業界平均と比べて6倍も長くなり、仮に毎日使っても10年間使い続けられる耐久性が魅力です。容量768Wh(40Ah 19.2V)でAC充電、ソーラー充電、シガーソケット充電、USB-C充電に対応しており、最大800W(X-Boost時最大1,000W)の出力に対応しています。
#3人以上のキャンプならDELTA 2シリーズがおすすめ
DELTA 2シリーズは、小型のRIVER 2 Proよりも大容量のポータブル電源です。基本的な性能はRIVER 2 Proを踏襲しつつ、専用エクストラバッテリーを繋いで最大6kWhの大容量可も可能。大人数でのキャンプでも十分な容量を持つどころか、家庭用のバックアップ電源としても十分な性能です。
DELTA 2は容量1,024Whで1,500W出力対応、わずか50分で80%まで充電できます。DELTA 2 Maxの容量は2,048Whで、専用エクストラバッテリーを2個接続することで最大容量6kWhまで拡張が可能です。またDELTA 2 Maxは2,400W出力対応かつ最大1,000Wのソーラー充電も可能と災害用電源としても重宝します。ただし、業界最軽量クラスながらDELTA 2が約12kg、DELTA 2 Maxが約23kgと持ち運びにくい点に注意が必要です。
自分のスタイルに合わせてキャンプに必要な道具を見つけよう
キャンプでの快適な体験を実現するためには、自身のキャンプスタイルに合わせて必要な道具を揃えることが大切です。最小限の道具のみで野性味あふれるキャンプを楽しむもよし、大容量のポータブル電源を持ち込んで快適なキャンプを楽しむのもよし。すべての道具に必要性と価値を見出すことも、キャンプを堪能する上で必要なことでしょう。