キャンプでは色んなピザを作って楽しむのも、醍醐味の一つです。
調理器具が限られるなか、思い思いの材料や道具を持ち寄ってピザを作れば、美味しいキャンプ飯を堪能できるだけでなく素敵な思い出にもなるのではないでしょうか。
この記事では、キャンプで作れるピザの種類、生地の作り方、具材の選び方、美味しい焼き方、よくある質問をわかりやすく解説します。
キャンプのピザについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
キャンプで作れるピザの種類

キャンプでピザを作るなら、ある程度の種類を把握しておくと安心です。
ここでは、キャンプで作れるピザの種類について詳しく解説します。
トマトソースベースのピザ
定番とされるトマトソースベースのピザとしては、以下のようなものがあります。
- オルトラーナ
- パルマ
- ペスカトーレ
- マリナーラ
- マルゲリータ
ピザの本場、イタリアではオルトラーナやパルマをはじめ、ペスカトーレやマリナーラ、マルゲリータなどが人気です。
どれもトマトソースをベースとしており、作り方も難しくありません。
例えば、マルゲリータは生地にトマトとフレッシュバジル、モッツァレラチーズなどの具材を乗せて焼くだけで作れます。
本格的なプロの味を目指すとなるとより工夫が必要ですが、材料と道具さえあればすぐに焼けるため、キャンプで挑戦する料理にぴったりです。
チーズメインのピザ
満足感のあるチーズメインのピザとしては、以下のようなものがあります。
- クアトロフォルマッジ
- バンビーノ
日本の宅配ピザなどでも人気のクアトロフォルマッジは、4種類のチーズを盛り合わせて焼いたもので、チーズ本来の旨味や塩味を感じられる一品です。
場合によってははちみつをかけるなど、甘味を加えて味変できます。
甘さとしょっぱさが絶妙に調和したクアトロフォルマッジは、大人から子供まで満足できる絶品ピザといえるでしょう。
他にもコーンやツナ、ベーコンなどをトッピングしてチーズをたっぷりと乗せるバンビーノもキャンプで作るのにぴったりです。
トッピングをふんだんに使用したバンビーノは食べ応えがあるため、ソロでもグループでも美味しくいただけるピザといえるのではないでしょうか。
オリジナリティのあるピザ
キャンプでピザを作るなら、オリジナリティのあるピザに挑戦するのも良いでしょう。
オリジナリティのあるピザとしては、以下のようなものがあります。
- ジェノベーゼ
- ハワイアン
- ビアンカ
- ビスマルク
- ペパロニ
バジルをたっぷりと使用したジェノベーゼ、パイナップルを乗せたハワイアン、ホワイトソースで作るビアンカ、半熟卵を落としたビスマルク、サラミをメインにしたペパロニなど多種多様です。
どのピザも、限られた調理器具しかないキャンプでも比較的作りやすいため、あらかじめ何を作るか決めておくと安心です。
事前にメニューを決めておけば、自宅から必要な材料や道具を持参できます。
キャンプピザの生地の作り方

キャンプでピザを作る場合、いかに生地をうまく作るかが鍵です。
ここでは、キャンプピザの生地の作り方について詳しく解説します。
STEP1.材料と道具を持ち込む
まずは、必要な材料と道具を持ち込みましょう。
ピザ生地に必要な材料はオリーブオイル・強力粉・砂糖・塩・ドライイースト・ぬるま湯などです。道具は、専用の伸ばし棒やまな板を持っていきます。
作るピザ生地によって必要なものは変わりますが、生地を発酵させて膨らませるのにドライイーストは必要不可欠となるでしょう。
どうしても手に入らない場合はベーキングパウダーでも代用できるため、必要に応じて購入しておいてください。
STEP2.ボウルに砂糖・ドライイースト・ぬるま湯を入れる
次に、ボウルに砂糖とドライイーストとぬるま湯を入れます。
この段階ではまだこねる必要はなく、適度に混ぜるだけで十分です。
STEP3.強力粉の中央にオリーブオイル・塩を入れる
次に、強力粉の中央にオリーブオイルと塩を入れます。
それぞれを粉と均等に混ぜたら、生地の土台の完成です。
STEP4.よく混ぜて耳たぶくらいの硬さまでこねる
すべての材料を入れたら、よく混ぜて耳たぶくらいの硬さまでこねてください。
だまにならないよう、きちんと混ぜてからこねると良いです。混ぜ方は自由ですが、しっかりと手全体を使用して馴染むようにこねます。
粘り気が出て生地がまとまるようになったら、一定時間寝かせるようにしましょう。
STEP5.ラップをして30分ほど寝かせる
寝かせる時間に決まりはありませんが、ラップをして30分ほど待つのが一般的です。
生地によっては寝かせなくても良いものもありますが、十分に寝かせることで発酵が進んでふわふわもちもちになるため、基本的にはやや置いた方が美味しくなります。
目安の時間は30分としましたが、生地の膨らみ具合に合わせて前後させても問題はありません。
STEP6.発酵した生地を伸ばせば完成
最後に、発酵した生地を伸ばせば完成です。
後は、具材を乗せて焼けば美味しいピザの出来上がりとなります。
なお、生地は現地で作るのも良いですが、自宅で作って持参すると移動中に発酵を済ませられて時短になるため、キャンプ場との距離を考えて作っておくのもありでしょう。
キャンプピザの具材の選び方

ピザの主役ともいえる具材は選び方次第でベースとなる味わいが根本的に変わってくるため、作りたいピザを具体的にイメージしながら選ぶべきです。
ここでは、キャンプピザの具材の選び方について詳しく解説します。
トマトソースとチーズは風味で選ぶ
トマトソースとチーズは、風味で選ぶのが望ましいです。選ぶトマトソースとチーズによってはピザの方向性が変わるため、実際に試食してから選ぶことを推奨します。
トマトソースに関しては市販のピザソースで代用できるため、ソース作りが面倒な場合は市販のもので代用しましょう。
チーズに関しては種類が非常に豊富なため、王道のモッツァレラをはじめゴーダチーズやゴルゴンゾーラチーズ、チェダーチーズなどをお試しください。
野菜類は彩りと栄養価で選ぶ
野菜類は、彩りと栄養価でお選びください。
ミックスピザを作る場合はコーン・サラミ・玉ねぎ・パプリカ・ピーマン・フレッシュバジル・マッシュルームなどを入れると具沢山で美味しいピザになります。
変わり種を作りたい場合は、パイナップルやバナナ、リンゴなど果物を入れると良いです。
野菜類をふんだんに入れると色彩が出て見た目も綺麗になるため、ぜひ思い立ったものを入れてみましょう。
魚介類や肉類は満足感で選ぶ
魚介類や肉類は、満足感で選びましょう。
魚介類だと旨味が凝縮されたイカ・カニ・エビ・ツナ、肉類だと辛味のあるチョリソーや和風の照り焼きチキンなどを入れると美味しくなります。
なお、キャンプに生ものを持っていく場合は現地で腐ることがあるため、氷や保冷剤を入れたクーラーボックスもしくは電気式冷蔵ボックスが必要です。
キャンプのピザの美味しい焼き方

キャンプのピザを美味しく焼くためには、ダッチオーブンがあると良いです。
ダッチオーブンとは、アメリカ西部開拓時代から使用されている蓋付きの鋳鉄製の鍋のことで、最近ではキャンプギアの一つとして多くのキャンパーから愛用されています。
キャンプに持ち込むギアはいくつかありますが、少なくともダッチオーブンさえあれば色んな料理が作れるため、一つ持っておくだけで安心です。
なお、ダッチオーブンでピザを焼く場合、以下の点を守ると美味しく焼けます。
- 熾火(おきび)を作って余熱しておく
- 鍋との間にクッキングシートを敷く
ダッチオーブンでピザを焼く場合は、熾火を作って余熱しておくのが理想です。余熱しておくことで生地全体に熱が通り、食材もこんがりと焼けます。
場合によっては底にピザがくっつくことがあるため、間にクッキングシートを挟んでから焼くようにすると失敗せずに焼けるでしょう。
他にも、ダッチオーブンがあればスペイン発祥のパエリアも作れるため、以下の記事も参考にしてみてください。
→キャンプならではの調理器具でパエリアを作ろう!失敗しないためのポイントやおすすめの具材13選を紹介
キャンプのピザのよくある質問

キャンプでピザを作るのが初めての場合、よくある質問にも目を通しておくと安心です。
ここでは、キャンプのピザのよくある質問について詳しく解説します。
生地を運ぶのが大変な場合や具材が傷みそうな場合はどうする?
生地を運ぶのが大変な場合や具材が傷みそうな場合は、ポータブルエアコン&冷蔵庫を持参すればすべて解決です。
EcoFlowで販売しているポータブルエアコン&冷蔵庫、EcoFlow GLACIER Classicがあれば、作る本人の体調管理はもちろん食材の保管でも重宝します。

EcoFlow GLACIER Classicは、キャンプの快適な空間づくりと生鮮食品の保存を両立させることが可能なため、1台あるだけで安心ではないでしょうか。
軽量かつ小型で持ち運びも楽々なため、気になる人は当社の公式ホームページからお問い合わせください。

シェラカップやスキレットでも焼ける?
キャンプのピザは、シェラカップやスキレットなどの鍋でも焼くことは可能です。
家庭で使用するようなフライパンでも、じっくりと火を通せば美味しく焼けます。
しかし、シェラカップやスキレットだとサイズが足りなかったり、フライパンだと熱が均等に入らなかったりするため、ダッチオーブンが理想といえます。
蓋付きのダッチオーブンであれば、生焼けになるのを防げるでしょう。より理想的な焼き加減を求める場合は、携帯できるピザ窯を持参するのが良いです。
より上手に焼くにはどうする?
より上手に焼くならピザ窯があると良いです。
最近では携帯できるピザ窯もあり、初心者でも本格的なピザが焼けます。
ピザ窯は熱効率に優れており、ムラなく焼けるため、美味しいピザを焼くことが可能です。蓄熱性や保温性にも優れているため、サクッともっちりとしたピザが焼けます。
ピザ窯特有の遠赤外線効果によって旨味成分を閉じ込めることも可能なため、より本格的なピザに挑戦したい人はピザ窯を持参しましょう。
なお、熱を均等に入れられるIHクッキングヒーターや電気式ホットプレートでも綺麗に焼けるため、ポータブル電源と合わせて持参するのもありです。
EcoFlowで販売しているポータブル電源は取っ手付きで携帯性に優れているため、キャンプにも難なく持ち込めます。

フル充電しておけば数日〜10日分の電力を貯められるなど、電力量も十分なため、まずは公式ホームページで商品情報をご覧ください。

まとめ
キャンプで作れるピザの種類、生地の作り方、具材の選び方、美味しい焼き方、よくある質問を解説しました。
キャンプで作れるピザの種類は、トマトソースベースのピザ、チーズメインのピザ、オリジナリティのあるピザなど多種多様です。
どのピザも生地の作り方や具材の選び方を知っておくことで美味しく作れるため、キャンプで初めて作る人はぜひ当記事で解説した内容を参考にしてみましょう。
美味しい焼き方を知れば、本格的なピザも焼けます。
なお、快適にピザを焼くためにはポータブル電源をはじめ、ポータブルエアコン&冷蔵庫があると良いでしょう。
以上の道具があれば、スマホを充電しながらレシピを確認したり、体調管理しながら調理したり、必要な食材の腐敗を防いだりできます。
EcoFlowで販売しているものはアウトドアで使用することを前提として耐久テストを行っているため、外で使用する場合も安心です。
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