キャンプのお座敷スタイルは、マットやラグを敷いて座って過ごすスタイルです。
主にテント内に設営しますが、タープ内に設営して過ごすこともあるなど人によって千差万別なため、興味はあるものの具体的にどのようなものなのかわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、キャンプのお座敷スタイル、作り方、メリット、デメリット、よくある質問をわかりやすく解説します。
キャンプのお座敷スタイルについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
キャンプのお座敷スタイルとは？
キャンプの設営方法の一つが、マットやラグを敷いて座って過ごすお座敷スタイルです。ここでは、キャンプのお座敷スタイルについて詳しく解説します。
マットやラグを敷いて座って過ごすキャンプスタイル
キャンプのお座敷スタイルに明確な定義はありませんが、チェアやテーブルの代わりにマットやラグを敷いて座って過ごす設営方法を指します。
キャンプの過ごし方は自由ですが、お座敷スタイルでは本当に自宅にいるかのように過ごすのが一般的です。
和室のように靴を脱いでリラックスして過ごせる
キャンプのお座敷スタイルでは、和室のように靴を脱いでリラックスして過ごせます。
テント外では靴を履いたまま過ごし、寝る間だけ靴を脱ぐのが基本的ですが、お座敷スタイルのキャンプでは靴を脱いで過ごすのが通例です。
キャンプのお座敷スタイルの作り方
お座敷スタイルのキャンプは、設営方法が変わるため、注意が必要です。ここでは、キャンプのお座敷スタイルの作り方について詳しく解説します。
凹凸のない場所にフロアシートを敷く
まずは、凹凸のない場所にフロアシートを敷いてください。
フロアシートを挟むことで熱気や冷気を一定まで防げるのですが、石や岩があるとお尻が痛くなるため、理想としては凹凸のない場所を選びたいです。
サイトが整備されていれば凹凸はさほど気にならないため、お座敷スタイルで設営する場合はキャンプ場として適切に整備されているところを選ぶようにしましょう。
なお、キャンプ場以外でお座敷スタイルで設営する場合はフラットな草原や浜辺などを選ぶことが求められます。
肌触りの良いマットやラグを敷く
次に、肌触りの良いマットやラグを敷きましょう。
足元にクッション性のあるマットやラグを敷くことで、座る場所をより快適に整えられます。人数分の席を確保できるよう、座椅子などもあると良いでしょう。
お座敷スタイルのキャンプだと、雨が降った場合に濡れやすいため、防水対策も行っておくと良いのではないでしょうか。防水対策としては、返しのあるシートを選ぶと安心です。
返しがあると多少地面が濡れても、内部への水が浸入を防ぎやすくなるため、シートは四隅を折り曲げられるものを選ぶようにしてください。
必要に応じてギアを飾る
必要に応じてギアを飾ると、よりおしゃれな空間を演出できます。
例えば、シェラカップやスキレットなどのクッカーをはじめ、シュラフやランタンなどのキャンプ用品を飾ることで、お座敷スタイルでもアウトドア感のある空間になります。
ギアはキャンプを便利にしてくれるだけでなく、お座敷スタイルだからこそ役立つものがいくつかあるため、現地での目的に合わせて考えてみてはいかがでしょうか。
何が必要かは人によって変わるため、クッカーだけでなくクーラーボックスなども含め、持ち物を考えておくと安心です。
アウトドアのテントを設営するのが初めての人は、以下の記事で説明している設営方法についても参考にしていただけると幸いです。
→アウトドアのテントの設営方法は？注意点やメンテナンスを解説！
お座敷スタイルキャンプのメリット
お座敷スタイルのキャンプは、暑い時期も寒い時期も比較的快適に過ごせる点、視点が変わることによって開放感が得られる点、自宅で過ごすようにゴロゴロとくつろげる点がメリットです。
また、設営にかかる手間や面倒を避けられる点、チェアやテーブルなどの荷物を削減できる点、レイアウトを楽しめる点もメリットといえるでしょう。
ここでは、お座敷スタイルキャンプのメリットについて詳しく解説します。
暑い時期も寒い時期も比較的快適に過ごせる
お座敷スタイルのキャンプは、暑い時期も寒い時期も比較的快適に過ごせます。
季節に合わせて、夏は茣蓙（ござ）を敷いたり冬は絨毯を敷いたりとお座敷スタイルのキャンプは柔軟に設営できるため、工夫次第で快適に過ごすことが可能です。
フロアシートを敷けば地面から伝わってくる熱気や冷気も予防できるため、より快適に過ごせるでしょう。
視点が変わることによって開放感が得られる
視点が変わることによって開放感が得られるのも、メリットの一つです。
お座敷スタイルのキャンプは座って楽しむため、いつもより開放的な気分になります。
チェアやテーブルから見下ろす景色も十分開放感がありますが、マットやラグから見上げる風景はより開放感があるのではないでしょうか。
キャンプをするのに慣れてしまってマンネリ化している人は、たまにお座敷スタイルを取り入れることで刺激にもなるでしょう。
自宅で過ごすようにゴロゴロとくつろげる
お座敷スタイルのキャンプは、自宅で過ごすようにゴロゴロとくつろげます。
大人も子供もゆったりまったりと自由に過ごせるため、非日常を体験しながらも日常生活を送るように過ごしたい人にとっては魅力的な過ごし方です。
キャンプはしばしば不便を楽しむものと表現されますが、自宅にいるようなお座敷スタイルはまた別の楽しみ方ができる設営方法といえるでしょう。
設営にかかる手間や面倒を避けられる
設営にかかる手間や面倒を避けられるのも、メリットの一つです。
テント（もしくはタープ）だけで完結するため、お座敷スタイルのキャンプは設営が比較的楽です。設営が楽な分、体力も温存できて一石二鳥といえるのではないでしょうか。
コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスの面でも優れているため、効率的にアウトドアを楽しみたい人にもぴったりでしょう。
撤収も比較的楽なため、お子さんやお年寄りの負担も軽減できます。
チェアやテーブルなどの荷物を削減できる
チェアやテーブルなどの荷物を削減できるのも、メリットといえるでしょう。
テントの外で過ごすにはチェアやテーブルが必要となりますが、お座敷スタイルのキャンプでは椅子も机もほとんど使用しません。
イメージとしては、ハイキングのようにシートだけ敷いて過ごすような感覚です。ゆえに、お座敷スタイルのキャンプは荷物を最小限に抑えられます。
花見をグレードアップさせたような印象もあり、気楽に楽しめるのではないでしょうか。
レイアウトを楽しめる
レイアウトを楽しめるのも、メリットといえるのではないでしょうか。
お座敷スタイルのキャンプは、ギアなどを飾っておしゃれに演出できます。必要なギアだけで過ごすのもありですが、空間をおしゃれに演出することでアウトドアを一層楽しむことが可能です。
SNS映えする空間づくりに挑戦するのも、楽しみの一つでしょう。
お座敷スタイルキャンプのデメリット
お座敷スタイルのキャンプは、足腰への負担がかかりやすい点、いちいち靴を脱いだり履いたりするのが大変な点がデメリットです。
また、害虫や害獣がテント内に侵入してきやすい点、地面から熱気や冷気が伝わってきやすい点もデメリットといえるのではないでしょうか。
ここでは、お座敷スタイルキャンプのデメリットについて詳しく解説します。
足腰への負担がかかりやすい
お座敷スタイルのキャンプは、足腰への負担がかかりやすい傾向にあります。
座ったり立ったりを繰り返すことで、足腰に負担がかかりやすいため、お子さんは大丈夫でもお年寄りにとっては結構な負担です。
家族でお座敷スタイルのキャンプをする場合は、クッション性のあるものを配置するなど足腰が痛くならないような工夫が求められるでしょう。
いちいち靴を脱いだり履いたりするのが大変
いちいち靴を脱いだり履いたりするのが大変なのも、デメリットの一つといえます。
通常のキャンプでは靴を履いていれば自由に動き回れますが、お座敷スタイルではトイレの際やバーベキュー時に何度も靴を脱いだり履いたりする必要があります。
咄嗟の状況でスムーズに動けないからこそ、導線を考えておく必要があるでしょう。
例えば、アウトドア用のサンダルやスリッパを別途で用意するなど、身動きが取りやすくなるよう工夫しておくと安心ではないでしょうか。
害虫や害獣がテント内に侵入してきやすい
お座敷スタイルのキャンプは、害虫や害獣がテント内に侵入してきやすいです。
地面に直接設営する分、危険な生き物が入ってくる可能性がゼロではありません。
状況によっては身の危険につながることもあるため、蚊や蜂などの害虫に対しては殺虫剤や虫除けスプレー、猪や熊などの害獣に対しては柵やネットなどがあると安心といえます。
害虫や害獣に遭遇した場合は過度に刺激しないようにし、アウトドアで出たゴミなどは放置せず持ち帰ることが必要となるでしょう。
地面から熱気や冷気が伝わってきやすい
お座敷スタイルのキャンプは、地面から熱気や冷気が伝わってきやすいです。
季節によってはあまり気になりませんが、真夏は熱気、真冬は冷気が地面から伝わってくるため、分厚めの敷物が必要となります。
敷物と地面の間にアルミシートを挟むなど、ちょっとした工夫で快適度がアップするため、暑さにも寒さにも対応できるよう備えておくと良いのではないでしょうか。
キャンプのお座敷スタイルでよくある質問
キャンプでお座敷スタイルに挑戦する場合、よくある質問を知っておくと安心です。
ここでは、キャンプのお座敷スタイルでよくある質問について詳しく解説します。
何を持参すれば良い？
キャンプのお座敷スタイルでは、テントとタープ、マットとラグが必要です。
どのようなスタイルでキャンプするにしても、テントとタープは必須ですし、お座敷スタイルとなるとマットとラグが必須となるため、必要に応じて荷物をまとめます。
状況によっては、座布団を持参するなど、足腰が痛くならないよう工夫しましょう。
他に必要なものはある？
他には、ポータブル電源などを持参しましょう。
ポータブル電源は、キャンプ場のように電源の取れないところでもスマホを充電したり電気製品に給電したりできる優れものです。
快適に使用するためには充電を満タンにしておく必要がありますが、EcoFlowで販売している業界最速級の充電速度を誇るDELTA 3 Plusであれば、AC入力で約56分でフル充電できます。
EcoFlow DELTA 3 Plusは充電速度に優れているだけでなく、軽量で携帯性にも優れているため、お座敷スタイルのキャンプにも持参しやすいです。
静音設計で稼働音も静かなため、他のキャンパーの迷惑にもなりません。
別途、ソーラーパネルと組み合わせれば現地での充電も可能となっています。
もしポータブル電源の導入をお考えの場合は、小型製品の他にも中型〜大型まで取り扱っているEcoFlowに一度ご相談ください。
まとめ
キャンプのお座敷スタイル、作り方、メリット、デメリット、よくある質問を解説しました。
キャンプのお座敷スタイルは、従来とは異なる楽しみ方ができる設営方法となります。
お座敷のように靴を脱いで座って過ごす設営方法で、大人から子供までリラックスして過ごせるキャンプスタイルと言えるでしょう。
なお、お座敷スタイルのキャンプに挑戦する場合は、ポータブル電源があると便利です。
例えば、EcoFlowで販売しているEcoFlow DELTA 3 Plusがあれば、いつでもどこでもスマホを充電したり、電気製品に給電したりできます。
1台で数日～10日分の電力を貯められる高出力・大容量の製品となっているため、調理家電を動かすのにも役立つのではないでしょうか。
まだお持ちでない人は、ぜひ公式ホームページから商品情報をご覧いただけると幸いです。