『キャンプの醍醐味は不便さ』だとよく聞きます。
都会の喧噪を離れ大自然のなかに人間の無力さを感じながらも、不自由ななかで火を起こし寝床を整え食材を調達するうちに、『生きる』ために自分の力で何が成せるか確認できるキャンプ。
しかし「むずかしいことは抜きでとにかく『野外でご飯を食べて寝て起きて』を楽しみたい!」という、便利な文明の利器『家電』をしっかりと持ち込んで、日常を気軽に抜けだせるようなキャンプを楽しむ人も増えています。
この記事では、キャンプに持ち込みたいおすすめの家電や選び方・家でも使える家電などを紹介します。
キャンプ場で家電を使うためのポイントも解説しています。ぜひ参考にしてください。
家電が使えるサイトのメリットとデメリット
キャンプをするにはまずキャンプ場を探しますが、そこでテントを貼るために区切られたスペースのことを『サイト』といいます。キャンプサイトやテントサイトとも呼ばれます。
ここでは、さまざまなスタイルのサイトや、電源が使えるサイトについて紹介します。
キャンプスタイルで選べるキャンプサイト
キャンプサイトは大きく分けて以下の2種類です。
- フリーサイト:好きな場所に早い者勝ちでスペースを取る。利用料が比較的安い。
- 区画サイト:区分けされたなかから指定。パーソナルスペースが確保されている。
この中で、さらに以下のようにさまざまなサイトがあります。
- オートサイト
- ドッグフリーサイト
- 林間サイト
- 河原サイト
- 芝生サイト
オートサイトのように自動車を乗り入れられるサイトはシガーソケットなどが電源になりますが、出力の上限に気を付けないとバッテリーが上がってしまいます。
出力上限をある程度気にせずキャンプで家電を使うには、電源があるサイト『電源サイト』を選ぶと安心です。
電源サイトのメリット
電源サイトを利用するメリットは以下の通りです。
- 火起こしなど手間のかかる作業を割愛できる
- 初心者が安心してキャンプにトライできる
普段の生活と同じ規模の家電は使えませんが、ポータブルでも基本的に自宅と同じ利便性が得られるため、火起こしなど手間のかかる作業が割愛できます。
そして慣れない作業を家電によって減らせるため、キャンプに対してハードルが下がり、初心者でも安心して挑戦しやすくなるでしょう。
電源サイトのデメリット
電源サイトには利用するうえでのデメリットといえる、電力の使用上限と電源の設置位置の問題があります。
電力を確保できると思うと、あれこれ家電を持っていきたくなるところですが、大抵の電源サイトは使用上限が1,000Wと決まっています。
家電の消費電力を把握して範囲内に抑えて使用しないと、使いすぎることで隣近所の電源も落ちてしまう可能性があります。
また、通常は電源プラグのみが設置されているため、テントを好きな場所にレイアウトするためには、延長コードが必須となります。
躓かないよう目立つ色で10m程度の長さのものがおすすめですが、通常はあまり使わないアイテムになるかもしれません。
キャンプでマストなおすすめ家電8選
キャンプにあったらきっと便利な、おすすめの家電を紹介します。
初心者の人は安心して過ごせる楽しいキャンプのため、慣れている人は余裕の時間をちょっぴり増やすため、ぜひ参考にしてください。
ポータブル電源
ポータブル電源があれば、電源サイトでも使用上限を気にせずに安心してキャンプを楽しむことができます。
ポータブル電源を選ぶ際は、充電速度・容量・重量などを考慮して選びましょう。
ここでおすすめしたいEcoFlowのDELTAシリーズ『DELTA Max 1600』は、以下の4つの特長をもつ大容量ポータブル電源です。
- 別売りの専用バッテリーでいざというときに拡張できる大容量
- EcoFlow独自の特許技術『X-Stream』により、驚きの急速充電が可能
- 交流(AC)・直流(DC)の家電の他にUSB端子など、15台のデバイスを同時に作動可能
- 最大800Wのソーラー充電
- スマホの専用アプリで周波数50Hzと60Hzを切り換えられる
以上のように多彩な特長を持つ『DELTA Max 1600』ですが、充電方法としては以下の3通りが可能です。
- ご自宅のコンセントで約2時間
- 同社の400Wソーラーパネル2枚セットで約3.2~6.3時間
- シガーソケットからの充電も約21時間で可能
ソロだけでなく家族連れでも安心の高性能が、キャンプで活躍する家電をサポートします。
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※EcoFlowのDELTA Max 1600は、災害時に役立つ防災製品に対して推奨する『防災製品等推奨品マーク』を取得しています。
ポータブルシャワー
海水浴後の砂を落としたり、遊び疲れた身体の汗を流したりと、ポータブルシャワーがあれば快適なキャンプの夜を迎えられます。
ポータブルシャワーには充電式や電池式があり、充電はUSB端子やカーソケットから可能です。もちろん、ポータブル電源も利用できます。
水道につなぐのではなく給水タンクからの水を使用するため、お湯を使えば温水シャワーも可能、水から温水にするタイプも、手動ポンプ式や水圧を利用する吊り下げ式など電力が不要なタイプもあります。
ポータブル冷蔵庫
暑い夏にはほぼ必携のポータブル冷蔵庫は、給電方法が電源の他に充電・カセットガス・シガーソケットなどがあり、消費電力は55W前後です。
普段から車に積んでおけば、キャンプの他に車中泊や冷凍ものの買物などにも便利です。
自宅で2台目の冷蔵庫としても使えるため、2階に備え付けたり台所から遠い部屋に設置したりするのもいいでしょう。
電気ケトル
コーヒーやカップラーメン、調理など、さまざまなシーンでお湯が必要になるキャンプには、電気ケトルがあると火がなくても安全にお湯が沸かせてとても便利です。
消費電力が比較的高く、低い機種で約650W、殆どは1,000W~1,500W程度が必要になるため、購入の際は忘れずに確認し、なるべく消費電力が低いものを選びましょう。
プロジェクター・AV機器
今はキャンプで夜を過ごす目玉として、アウトドアシアターやゲームなどの新しい楽しみ方が広がっています。
プロジェクターはその規模にもよりますが、平均的な消費電力は50W~300W程度で、モニターがなくてもテントに観たい映画を映すという楽しみ方もあります。
しかし外から透けて見えるのはちょっと……という人や「わが家は家族でゲームするのが好き」という場合は、モニターやゲーム機器などにも電力が必要です。
AV機器は大体20W~300W程度の消費電力となるため、目的に合わせ一通り揃えた場合の消費電力の合計に気を付けながら選びましょう。
ポータブルコーヒーメーカー
ポータブルコーヒーメーカーがあると、さまざまな用意に時間がかかるキャンプでこそおいしいコーヒーが飲みたい人にはいい時短となります。
お湯を沸かすというところでは電気ケトル同様約600W前後と、消費電力は低くありませんが、乾電池やモバイルバッテリーで使用できるものもあるため、上手に使えば心配はないでしょう。
電気式ライスクッカー
日本人はキャンプに行ってもお米が食べたいという人が必ずと言っていい程いると思いますが、そんな人はライスクッカー(炊飯器)を用意しましょう。
飯盒でお米を炊くのは火加減が難しく、特に初心者さんが失敗してしまうとせっかくのキャンプ熱が冷めてしまうかもしれません。
消費電力は大体240W前後とそこまで高くなく、コンパクトなタイプから家族にも対応できる3.5合炊きなどもあるため、いつものような炊き立てご飯を大自然の元で楽しめます。
ライト
キャンプ場には外灯がない場合もあるため、全体を照らすメインライトや、テーブルの上や手元を照らすライトなど、いくつかの明かりを用意することをおすすめします。
あたりを明るくするのは防犯上安心であり、用意しておけば災害対策としても大変有効です。
ライトは3W~20W程度の消費電力で済み、ランタンや常夜灯など、電源が要らないタイプもあります。
電源に心配がなければ、家で普段使っているスタンドなどを持っていくのもいいでしょう。
キャンプでも家でも使える、ダブルスタンダード家電
キャンプのために家電を選ぶのもいいけれど、もしも家でも使えたら『遊び』と『生活』という有益なダブルスタンダードが成り立ちます。
ここではそんな都合よく使えてしまう、キャンプでも家でも使える家電を紹介します。
充電式掃除機
自動車や作業部屋で使われているハンディタイプの充電式掃除機は、キャンプでも大活躍します。
じつはテント内は食べこぼしや落ち葉・砂利などで意外と汚れやすく、テントの撤収時にほうきで掃きだす作業は地味に時間がかかります。
掃除機があるともちろん便利ですが、吸引だけでなくブロアー(吹き出し)にもなるタイプだと、火起こしやテントについた水滴を飛ばしたい時などにとても便利です。
コンパクトな掃除機をこれから検討予定の場合は特に、ブロアーも使えるタイプを選べば、パソコンのキーボードの掃除などにも使用できます。
通常の掃除機は1,000W前後と消費電力が高い方ですが、充電式の場合は充電中も約20~60Wとかさばらない程度で利用できます。
季節・天候に合わせた家電
夏のサーキュレーターや冬の暖房家電など家で使える家電は、キャンプでも大いに活躍します。
冬の防寒対策は当然として、夏の暑さ対策もしっかり行わないと、大げさではなく命に関わります。
以下は、季節に合わせた家電の一例です。
- サーキュレーター:30W前後
- 電気毛布:約50W前後
- ポータブルクーラー:100〜350W程度
- セラミックファンヒーター:600W~1,200W
- こたつ:300W前後
- ホットカーペット:1.5畳用で300W前後、2畳用で450W前後
他にも、雨で濡れた服を乾かすにはドライヤー(約1,200W使用)が便利ですが、このように小さい割には消費電力が高めの家電もあります。
使用の際は消費電力を考え、できれば濡れない工夫をするなどの天候対策や、電化製品の耐水性なども考えて選ぶことをおすすめします。
虫除け家電
キャンプは屋外のため、特に夏は蚊に刺されたり、他の季節でも食べ物や明かりに虫が寄ってきたりするため、虫除け家電があると不快な思いをせずに済みます。
LEDの捕虫器や殺虫灯・ファンで虫を誘い込むタイプ・虫除けできるランタンなどさまざまなタイプがあり、家でも真夏の暑い夜や庭でのBBQなど、そして防災グッズとしても重宝します。
アウトドア用の蚊取り線香や蚊取りマットは電源が不要ですが、上記のような家電なら発熱もせず薬品も使わないため、お子様にも安心です。
卓上調理器
料理はキャンプの際の楽しみの一つですが、卓上調理器を上手に使うと美味しさも手軽さもワンランク上がります。
以下はキャンプで使うと便利な卓上調理器の一例です。
- IHクッキングヒーター:1000W程度
- 電気圧力鍋:約600〜700W
- 電気フライヤー:600W程度
- たこ焼き器:低い機種で650W程度
IHクッキングヒーターがあれば大抵の料理ができますが、消費電力が高めのため注意が必要です。
他にも卓上調理器は便利なものがさまざまに出回っているため、もしキャンプ兼用を考えるのであれば機能だけではなく消費電力にも気を配って選びましょう。
まとめ
キャンプのおすすめ家電8選と共にどのような家電を選べばいいか、条件などを紹介しましたが、この便利な家電達を携えて大自然に飛び出したくなったのではないでしょうか?
家電を持ち込むキャンプを楽しむためには、頼もしい電力が必要です。
DELTA Max 1600は、その大容量と安心の機能満載のポータブル電源として、初心者にも通なキャンパーにも平等に、新しい可能性のあるキャンプを提供できるでしょう。
合わせて同社の400Wソーラーパネルも用意すれば、充電も給電もより滞りなくこなせます。
ポータブル電源の導入を考えている人は、ぜひEcoFlowのDELTA Max 1600を検討してみてください。そして『安心』を携行しましょう。
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