キャンプのバーベキューでは、気をつけるべきポイントが複数あります。必要なアイテム、用意すべき食材に加え、バーベキューに適したキャンプ場も知っておかなければなりません。
そこで今回は、バーベキューを成功させるコツ、用意すべき代表的な食材を詳しく解説します。最後までご覧になれば、バーベキューを安全かつスムーズに実施できるようになるでしょう。
キャンプのバーベキューを成功させるコツは、大きく分けて3つあります。キャンプ場で行うバーベキューは、自宅での料理とは勝手が異なります。特に初めてバーベキューを実施する方は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 前日から準備を進める
- 人数に対する食材の量を把握する
- 食材や火起こしの理解を深める
それぞれ1つずつ解説します。
コツ1.前日から準備を進める
バーベキューの準備は前日から進めましょう。バーベキューは意外にも準備することが多く、それをすべて当日にやろうとすると、作業量が多くトラブルの原因になります。
また、当日に用意できない食材や道具もあるため、前日までに食材や道具を購入し、下準備を進めることをおすすめします。そうすれば、余裕を持って当日のバーベキューに臨めるはずです。
コツ2.人数に対する食材の量を把握する
2つ目のコツは、人数に対する食材の量を把握しておくことです。食材の量を把握しておかないと、「料理が全然足りなかった」というトラブルを引き起こす可能性があります。
こういったトラブルを回避するためにも、事前に食材の必要量を把握しておきましょう。なお、一般的な成人男性に必要な肉の量は300g、成人女性であれば200g程度だとされています。
コツ3.食材や火起こしの理解を深める
バーベキューを円滑に進めるためにも、食材や火起こしの理解を深めておきましょう。食材によって火の通り方がまったく違うほか、豚肉や鶏肉を生で食べてしまうと食中毒を引き起こす危険性があります。
また、火起こしに時間がかかってしまうと、バーベキュー自体がグダグダになってしまうため、最低限の知識はつけておきましょう。
キャンプのバーベキューに必要なアイテム
バーベキューによって必要なアイテムは多少異なりますが、主に使用するアイテムは以下の通りです。
- バーベキューコンロ・グリル
- 網・鉄板・プレート
- トング・菜箸
- 炭・着火剤・チャッカマン・うちわ
- 軍手・グローブ
- 包丁・まな板
- 食材・飲み物
- お皿・コップ・箸
- イス・テーブル
各アイテムをザックリと解説します。
バーベキューコンロ・グリル
バーベキューコンロ・グリルはその名前の通り、バーベキューのときに野菜や肉を焼くためのアイテムです。大きさや高さ、性能は製品によって異なります。バーベキューを行う人数や目的に応じて選択しましょう。
網・鉄板・プレート
バーベキューコンロ・グリルの上に設置する付属のアイテムです。網・鉄板・プレートそれぞれによって焼き方が異なります。焦げ跡が残りやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
トング・菜箸
バーベキューで肉や野菜を焼くときに使用するアイテムです。炭を掴むときにも使用するため、肉用・野菜用・炭用に分けて用意しておくことをおすすめします。
炭・着火剤・チャッカマン・うちわ
火をおこすために必要なアイテムです。基本的なコンロ・グリルでは必要になるため、製品のサイズに合わせて炭や着火剤を用意しましょう。
軍手・グローブ
コンロ・グリルを設置する、または片付ける際には、仕方なく熱いものを触る場面があります。火傷を防ぐためにも、軍手やグローブを用意しておきましょう。
包丁・まな板
包丁とまな板は、食材をカットする際に使用します。事前準備の時点でカットしておけば必要ありません。
食材・飲み物
バーベキューをスムーズに進行させたいなら、あらかじめ食材と飲み物を用意しておきましょう。食材は現地で処理するのも良いですが、事前に下処理をしておけば、当日のバーベキューを手際良く進められます。
お皿・コップ・箸
お皿やコップ、箸がないと食べ飲みすることができません。荷物の負担を軽減するためにも、使い捨てのタイプをおすすめします。
イス・テーブル
イスやテーブルは、快適にバーベキューを行うために必要なアイテムです。立ち続けると疲れてしまうため、できれば人数分のイスを用意しましょう。
ポータブル電源
快適にバーベキューを楽しみたいなら、ポータブル電源が必須です。アウトドアでも調理器具やポータブル冷蔵庫、エアコンなどの電気機器を使って、より快適に過ごせます。
なお、EcoFlowでは、持ち運びやすく高機能なポータブル電源を提供しています。特に「DELTA」シリーズは大容量で、多人数でのバーベキューにも最適です。
キャンプのバーベキューを盛り上げる代表的な食材
バーベキューを盛り上げる代表的な食材は、大きく分けて「肉系」「魚介系」「野菜系」「おやつ系」の4種類に分けられます。バーベキューに使用する食材に困っている方は、ぜひ以下の詳細をご確認ください。
【肉系】バーベキューを盛り上げる食材
まずは、バーベキューの主役「肉系」から紹介します。肉系と一言で言っても、さまざまな種類が存在します。代表的なものは以下の通りです。
【牛肉】
- サーロイン:厚切りの肉が大人気
- カルビ:タレにつけておけばさらに美味しい
- タン:コリコリの食感がたまらない
- ロース:ずっしりとした食感が特徴
【豚肉】
- ロース:フォークで刺しておけば火が通りやすい
- スペアリブ:バーベキューらしい部位
- トントロ:柔らかくて食べやすい
- バックリブ:脂分が少なくて柔らかい
【鶏肉】
- モモ:定番だけどやっぱり美味しい
- ムネ:タンドリーチキンなどにすればさらに美味しい
- 手羽先:リーズナブルでバーベキューらしい
【魚介系】バーベキューを盛り上げる食材
バーベキューには「魚介系」の食材も忘れてはいけません。肉系と並んで、魚介系もメインを張るような食材がたくさんあります。
- ホタテ:殻のまま網に乗せて豪快に焼こう
- エビ:プリプリした大きめのエビがおすすめ
- イカ:そのままでもよし、ホイルに包んでもよし
- アサリ:大きめのアサリを買って浜焼きスタイルで
- 鮭:バターと一緒にアルミホイルで包むのもおすすめ
【野菜系】バーベキューを盛り上げる食材
「野菜系」はメインの食材ではありませんが、バーベキューには確実に必要です。バリエーションを増やすことで、飽きずに最後まで楽しむことができます。
- 人参:じっくり火を通せば甘くて美味しい
- 玉ねぎ:横1cmの厚さにカットしよう
- 長ねぎ:鶏モモ肉と一緒にどうぞ
- ピーマン:丸ごと網の上に置いて豪快に焼こう
- とうもろこし:下茹でしておくと火が通りやすい
- かぼちゃ:少し焦げ目がつくまでじっくり焼こう
- ししとう:強めの塩コショウで味付けすればお酒と合う
- アスパラ:長い場合は半分にカットしよう
- キノコ:シイタケやエリンギが定番
【おやつ系】バーベキューを盛り上げる食材
肉系・魚介系・野菜系の食材を食べ終わった後は、「おやつ系」を登場させましょう。サプライズ的な意味でも、用意すればバーベキューを盛り上げることができます。
- マシュマロ:竹串に刺してじっくり焼こう
- りんご:バターと砂糖を一緒にアルミホイルに包めば焼きりんごになる
- バナナ:丸ごと豪快に焼いてみよう
- さつまいも:アルミホイルに包んでじっくり焼こう
キャンプのバーベキューにおすすめの簡単レシピ
バーベキューは食材をそのまま焼くだけでも十分美味しいですが、簡単な調理を加えることでさらに美味しくなります。バーベキューの代表的かつ簡単なレシピを3つ紹介します。
- 豪快なスペアリブ
- 魚介のアヒージョ
- きのこのホイル焼き
1つずつ順番に解説します。
レシピ1.豪快なスペアリブ
豚のスペアリブに下処理を施すことで、コクのある味わい深い料理に変化します。調理方法はそこまで難しくないため、機会があったらぜひ挑戦してみましょう。
【材料】
- 豚のスペアリブ
- 焼肉のタレ
- ハチミツ
- ニンニク
- 生姜
【作り方】
- スペアリブの筋部分に浅く切込みを入れ、肉部分はフォークで刺してタレを染み込ませやすくする
- 焼肉のタレ、ハチミツ、潰したニンニク、潰した生姜を混ぜてタレを作る
- スペアリブに練り込ませるようによくからませ、保存袋に30分程度入れておく
- 強火で全体に焼き目をつけ、焼き目がつく度にタレをハケで塗っていく
- 2、3回タレを塗ったら弱火でじっくり焼き上げて完成
レシピ2.エビのアヒージョ
キャンプ料理で定番の「エビのアヒージョ」。グリルの上に乗せられるスペースがあれば、専用の容器を使って作ることができます。そこまで難しくないため、ぜひチャレンジしてみてほしいです。
【材料】
- エビ
- アンチョビ
- プチトマト
- パセリ
- オリーブオイル
- ニンニク
- 唐辛子
【作り方】
- エビの殻を剥いて背わたを取って水でよく洗う
- 小さめのフライパンにオリーブオイル、みじん切りのニンニク、唐辛子を入れて加熱する
- エビを加えてじっくり火を通す
- アンチョビをほぐしてプチトマトを入れ、パセリを加えて軽く混ぜれば完成
レシピ3.キノコのホイル焼き
キノコの濃厚な旨味を引き出すホイル焼き。材料を切ってアルミホイルに包んで焼くだけなので、料理初心者でも簡単に作れます。
【材料】
- シメジ
- シイタケ
- エリンギ
- エノキタケ
- バター
- すき焼きのタレ
【作り方】
- アルミホイルにそれぞれ一口大にカット、ほぐしたキノコを入れる
- 市販のすき焼きのタレを適量かけて、網に乗せて火を通す
- アルミホイルを開けてバターを乗せたら完成
キャンプのバーベキューに適しているキャンプ場3選
バーベキューを行えるキャンプ場はたくさんあるため、「どこでバーベキューをすれば良いのか」と迷ってしまう方もいるはずです。本項では、バーベキューに適しているおすすめのキャンプ場を3つ紹介します。
1.千葉|THE FARM
グランピング、コテージ、キャンプサイトが併設されている千葉県の「THE FARM」。もちろんバーベキューも可能であり、手ぶらBBQプラン、食材お持ち込みBBQプラン、アニバーサリープランなど、多彩なプランが展開されています。
場所 | 千葉県香取市西田部738(THE FARM CAMP)西田部1309-29(BBQ) |
アクセス | 大栄ICより車で約20分/助沢ICより車で約15分 |
営業時間 | 通年営業 |
利用料金 | 【区画料金】1,000円/プランによって料金が異なる |
公式サイト | https://www.thefarm.jp/ |
2.長野|駒ヶ根Camping Resort
「駒ヶ根Camping Resort」は、長野県にある大型のキャンピングリゾートです。森の中の大自然、美しい絶景を堪能しながらバーベキューを行えます。施設サービスやレンタルが充実しているため、初めてキャンプを行う方でも安心です。
場所 | 長野県駒ヶ根市赤穂23-170 |
アクセス | 八王子IC⇒中央自動車道⇒岡谷JCT⇒中央自動車道⇒駒ヶ根IC駒ヶ根ICから約3分 |
営業時間 | 【管理棟】平日 8:00~17:00/繁忙日 8:00~18:00 |
利用料金 | 【GRANsite】8,500円~(1区画1泊)
【オートサイト】5,100円~(1区画1泊) 【ACサイト】6,500円~(1区画1泊) など |
公式サイト | https://campingresort-komagane.com/ |
3.群馬|グリーンパークふきわれ
群馬県にある「グリーンパークふきわれ」は、新鮮野菜でバーベキューやピザ作りを楽しめる農家直営のキャンプ場です。東洋のナイアガラとも呼ばれる「吹割の滝」、尾瀬国立公園など、周辺の観光スポットが充実しています。バーベキューの食材にこだわりたい方はぜひ利用してみてください。
場所 | 群馬県沼田市利根町大楊1098 |
アクセス | 関越自動車道・沼田ICより約19km |
営業時間 | 通年営業 |
利用料金 | 【入場料】大人:700円/子供:400円 |
公式サイト | https://www.greenpark-fukiware.com/ |
まとめ
本記事では、バーベキューを成功させるコツや必要なアイテム、用意すべき食材を解説しました。
バーベキューを成功させるコツは複数ありますが、特に重要なのが事前準備です。必要なアイテムを確認し、食材の下処理を前日までに済ませておきましょう。
なお、ポータブル電源があれば電気式のバーベキューグリルを使い、バーベキューをより簡単かつ健康的に実施できます。そのほか、電力を必要とする調理器具を有効活用できる点も魅力的です。
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