「太陽光発電を導入したいけど、本当にメリットはあるの?」という疑問がある方もいるでしょう。太陽光発電には、電気代の削減や環境負荷の低減など、さまざまなメリットがあります。
しかし、メリットだけでなく複数のデメリットも存在するため、良い点と悪い点を理解した上で導入を検討することが大切です。本記事では、太陽光発電のメリット・デメリット、導入時の注意点や重要ポイントについて解説します。
太陽光発電とは?
太陽光発電とは、光エネルギーを直接電気に変換する発電方法のことです。再生可能エネルギーの1種であり、近年、日本における太陽光発電の導入率は増加しています。
経済産業省が公表した「日本のエネルギー 2022年度版 『エネルギーの今を知る10の質問』」によると、2020年における太陽光発電の導入容量は世界3位を獲得しています。
太陽光発電の仕組み
太陽光発電を行うには、ソーラーパネル(太陽電池)が必ず必要です。ソーラーパネルに光が当たることによる発電の仕組みを利用して電気を生成します。
そもそもソーラーパネルは、シリコンや化合物などの半導体材料で作られており、この半導体に光が当たることで電気が発生し、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換して活用します。
ただし、ソーラーパネル自体には、発電した電気を蓄える機能はありません。発電した電気を蓄えて使用したい場合は、蓄電池やポータブル電源が必要となります。
→太陽光発電の仕組みをわかりやすく解説!必要となる機器やメリット・デメリットを紹介
太陽光発電が注目されている理由
太陽光発電が注目されている背景には、再生可能エネルギーにおける環境問題があります。再生可能エネルギーは地球環境に優しく、エネルギー問題解消の糸口だとされています。
その背景から、政府は補助金等を導入して積極的に太陽光発電を推進しているのです。また、発電した電気を使用することで電気代の削減を図れるほか、災害時には非常用電源として機能します。
さらに、太陽光発電システムの設置費用は年々安くなってきており、以前よりも一般家庭で導入しやすくなったことも注目されている理由の1つです。
太陽光発電を効率的に行うための設備
太陽光発電を効率的に行うためには、適切な設備の導入が不可欠です。ここでは、太陽光発電に必要な主要な設備を4つ紹介します。
ソーラーパネル
ソーラーパネルは、太陽光を電気に変換する装置です。太陽光発電システムの中核をなす重要な設備と言えます。
ソーラーパネルの性能は、パネルの変換効率に依存します。高効率のパネルを選ぶことで、発電量を増やすことが可能です。ただし、高効率のパネルは価格も高くなる傾向にあるため、費用対効果を考慮する必要があります。
→ソーラーパネルによって電力が発電される仕組み|発電量の目安や構成要素を解説
パワーコンディショナー
パワーコンディショナーは、ソーラーパネルで発電した直流電力を交流電力に変換する装置です。家庭で使用する電気機器は交流電力で動作するため、太陽光発電においてパワーコンディショナーは欠かせません。
効率の良いパワーコンディショナーを選ぶことで、変換ロスを最小限に抑え、発電した電力を無駄なく活用できます。
→パワーコンディショナー(パワコン)とは?主な役割や製品の選び方を解説
蓄電池
蓄電池は余剰電力を貯蔵し、必要なときに使用するための装置です。太陽光発電は天候によって発電量が変動するため、夜間や悪天候時には太陽光発電による電力を通常使用できません。
その点、ソーラーパネルと蓄電池を併用すれば、太陽が出ている時間帯に発電した電力を蓄電池に貯めておき、好きなときに発電した電力を供給することができます。電力会社からの購入電力を減らせるため、電気代の削減にもつながります。
→蓄電池とは?放電と充電の仕組み、メリット・デメリットを徹底解説
ポータブル電源
ポータブル電源は、蓄電池の機能をコンパクトにまとめた携帯型の電源装置です。太陽光発電と組み合わせて使用することで、電力の自給自足が可能となります。
ポータブル電源は自宅だけでなく、キャンプや車中泊などの野外活動でも活躍します。コンパクトで持ち運びしやすいため、必要な場所に電力を供給できる点が大きなメリットです。
→ポータブル電源は買うべき?必要な理由、メリット・デメリットを徹底解説
太陽光発電における10のメリット
太陽光発電には環境面や経済面など、さまざまなメリットがあります。ここでは、太陽光発電のメリットを10通り紹介します。
- CO2を削減して地球環境保護に貢献できる
- 余った電気を売却できる
- 停電時でも家電製品を用いて快適に生活できる
- 電力使用量の見える化を図れる
- 断熱効果で暮らしが快適になる
- 折りたたみ式の製品なら屋外で電力を発電できる
- 自家消費で電気代の削減につながる
- オフグリッドの実現に一歩近づける
- 電気代高騰の影響を受けにくくなる
- 補助金を利用できる場合がある
各メリットの詳細を1つずつ見ていきましょう。
メリット1.CO2を削減して地球環境保護に貢献できる
太陽光発電を活用すれば、CO2を削減して地球環境保護に貢献できます。発電の際に石油燃焼を使わないため、大気汚染物質の発生を抑えることが可能です。
現在火力発電でまかなわれている電力を、太陽光発電で代替発電することで、結果としてCO2の排出量が少なくなります。具体的には、年間1,950kg前後のCO2を削減できると言われており、これは杉の木約140本分の年間CO2吸収量に相当します。
メリット2. 余った電気を売却できる
FIT制度を利用して電力会社に余った電気を売却できます。FIT制度とは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度のことです。この制度を活用することにより、一定期間は固定価格で売電収入を得られます。
- 一般家庭用の太陽光発電システム:10年間
- 産業用の太陽光発電システム:20年間
太陽光発電で生成した電気は自分でも消費できるため、売電と消費を併用することで、長期的な電気代の節約を図れます。2023年度下半期・2024年度の売電価格は以下の通りです。
電源 | 規模 | 2023年度下半期 | 2024年度 |
住宅用 | 10kW未満 | 16円 | 16円 |
産業用(地上設置) | 10kW以上50kW未満 | 10円 | 10円 |
50kW以上・入札対象外 | 9.5円 | 9.2円 | |
産業用(屋根設置) | 10kW以上50kW未満 | 12円 | 12円 |
50kW以上 | 12円 | 12円 |
引用:再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2023年度以降の買取価格等と2023年度の賦課金単価を設定します|経済産業省
メリット3.停電時でも家電製品を用いて快適に生活できる
3つ目のメリットは、停電時でも家電製品を用いて快適に生活できることです。太陽光発電システムを構築していれば、停電によって電力会社から電気の供給が断たれたとしても、発電した電気を使って普段と同じような生活が送れます。
自然災害が多い日本では、震災や台風によって停電が起こるケースも珍しくありません。大きな災害の場合、ライフラインの復旧までに1週間以上がかかることもあるでしょう。
そのような状況でも、太陽光発電システムがあれば冷暖房器具や冷蔵庫に電気を供給し、快適に過ごすことが可能です。
メリット4.電力使用量の見える化を図れる
太陽光発電システムを構築した場合、電力使用量の見える化を図れることがあります。見える化を図るためのシステムとして、具体的に「HEMS(ヘムス)」が挙げられます。
「HEMS」は、「Home Energy Management System」の略称であり、リアルタイムで売電・買電状況を把握することが可能です。
【「HEMS」で行えること】
- 各家電の電力使用量を見える化する
- 各家電の電力使用量量をコントロールする
- リアルタイムで売電・買電状況を把握する
このシステムを導入することで、電力を無駄なく使用することができます。また、電力使用量の見える化により、高い省エネ意識が芽生えることもあります。
メリット5.断熱効果で暮らしが快適になる
住宅用の太陽光発電システムには物理的な断熱効果があるため、暮らしが快適になりやすいというメリットがあります。夏は熱を吸収しにくく、冬は室内の暖気を逃しにくい環境が実現します。
その主な理由は、屋根に取り付けたソーラーパネルが太陽光を吸収するためです。一般的にソーラーパネルは太陽光が強く当たる場所に設置するため、屋根の表面温度が適切に保たれます。この断熱効果により、自宅内の温度が調整され快適になりやすいのです。
メリット6.折りたたみ式の製品なら屋外で電力を発電できる
同じソーラーパネルでも、折りたたみ式の製品なら屋外で電力を発電できます。ソーラーパネルと聞くと「広い空間に設置するパネル」をイメージする方が多いですが、近年では、持ち運びできる折りたたみ式のソーラーパネルが普及しています。
折りたたみ式のソーラーパネルであれば、以下のようにさまざまなシーンで活用することが可能です。
- キャンプ場:スマホやパソコンの充電、照明を使用する
- 非常時:避難先でスマホやラジオを使用する
また、折りたたみ式のメリットとして、比較的導入費用が安いという点も挙げられます。多用途での利用を考えている方は、折りたたみ式ソーラーパネルの導入を検討してみてください。
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メリット7.自家消費で電気代の削減につながる
太陽光発電で発電した電力を自家消費に回せば、電力会社からの電力購入量を減らせます。これにより、電気代の削減につながり、長期的な経済的メリットが見込めます。
特に日中に電力消費量が多い家庭や事業所では、自家消費による電気代削減の効果が大きくなります。電気代削減の効果を最大化したい場合は、蓄電池やポータブル電源との組み合わせがおすすめです。
メリット8.オフグリッドの実現に一歩近づける
太陽光発電と蓄電池の組み合わせにより、オフグリッドの実現に一歩近づけます。オフグリッドとは、電力会社に頼らなくても電力を供給できている状態のことです。
太陽光発電システムを構築することで簡単に実現できるわけではありませんが、工夫次第では電力会社からの電力供給を最小限に抑えることができるでしょう。
メリット9.電気代高騰の影響を受けにくくなる
近年、電気代の高騰が社会問題となっています。太陽光発電で自家発電した電力を使用すれば、電気代の高騰による影響を緩和できます。
電気代高騰のニュースが流れるたびに、「また値上げが行われるのか」「電気代が高くなってどうしよう」など、精神的なストレスを受けている方もいるはずです。
その点、太陽光発電によって自家発電できる環境を構築してしまえば、電気代の高騰に左右されにくいストレスフリーの環境を整えることができます。
メリット10.補助金を利用できる場合がある
太陽光発電の導入には、国や自治体の補助金が適用される場合があります。提供される補助金をうまく活用することで、太陽光発電システムの導入費用を抑えることができるでしょう。
補助金の種類や金額は、地域や時期によって大きく異なります。導入を検討する際は、活用できる補助金制度を事前に確認しておくことをおすすめします。
→【2024年】太陽光発電・ソーラーパネルの補助金一覧|地域ごとの制度内容も解説
太陽光発電における8のデメリット
太陽光発電は環境にやさしく、長期的な経済的メリットが期待できる一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、太陽光発電における8つのデメリットを解説します。
- 設備の導入コストがかかる
- 定期的にメンテナンスが必要になる
- 発電量が天候に左右される
- 継続的に維持費が発生する
- 屋根の構造によっては設置できない
- 夜中には発電できない
- 反射光トラブルの可能性がある
- 住宅にダメージを与えることがある
それぞれのデメリットをわかりやすく紹介します。
デメリット1.設備の導入コストがかかる
1つ目のデメリットは、設備の導入コストが高いことです。経済産業省によると、2022年の住宅用太陽光発電システムの設置にかかった費用の平均値は「26.1万円/kWd」でした。
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
33.3万円/kWd | 30.5万円/kWd | 29.2万円/kWd | 27.5万円/kWd | 26.1万円/kWd |
例えば、約5.00kWの太陽光発電(一般家庭の平均設置容量)を設置した場合、およそ130.5万円の導入コストが必要になります。太陽光発電システムを設置する際は、導入コストがある程度かかることを考慮しましょう。
ただし、住宅用太陽光発電の導入コストは年々下がっており、2010年頃と比較した場合は100万円近く安くなっています。またFIT制度で売電収入を得ながら自家消費すれば、11~13年ほどで導入コストの大部分を回収することが可能です。
デメリット2.定期的にメンテナンスが必要になる
ソーラーパネルは定期的にメンテナンスが必要です。メンテナンスをしなければ、発電効率やパフォーマンスが低下してしまいます。
経年劣化の対策として、3~5年ごとの定期点検が推奨されています。経済産業省によると、一般的な設備(約5.00kW)1回当たりの定期点検費用の相場は約3.5万円です。また、部品を修理・交換する際はその費用が必要になることも覚えておきましょう。
デメリット3.発電量が天候に左右される
3つ目のデメリットは、発電量が天候に左右されることです。太陽光発電は太陽光を活用して発電を行う方法なので、どうしても太陽光の強さに依存してしまいます。以下のような状況では、十分な発電に期待できません。
- 曇りや雨天が続く期間
- 日照時間が短い冬季
- 太陽が全く出ない夜間
また、屋根の構造上、北向きにしか設置できない場合も発電量が低くなります。発電量を確保するために、高いビルなど、日光を遮る構造物が近くにあるのかも考慮する必要があります。
デメリット4.継続的に維持費が発生する
太陽光発電システムは、メンテナンスや修理、パーツの交換などにより、継続的な維持費が発生します。特に、パワーコンディショナーやソーラーパネルの交換は高額になりやすく、長期的な費用負担を考慮する必要があるでしょう。
住宅用太陽光発電システムの場合、年間で1kWあたり3,000円程度の維持費がかかります。システムを導入する際には、これらの維持費も考慮に入れておくことが大切です。
デメリット5.屋根の構造によっては設置できない
太陽光発電システムの設置には、屋根の強度や形状が適していることが条件となります。そのため、古い建物や屋根の材質が脆弱な場合は、設置が難しいケースがあるのです。
また、屋根の形状が複雑だったり、陰になる部分が多かったりすると、十分な発電量を確保できない可能性もあります。事前に専門家に相談し、自宅の屋根が適しているかどうかを確認するようにしましょう。
デメリット6.夜中には発電できない
太陽光発電は、太陽光がない夜間や悪天候時には発電できません。つまり、夜間の電力需要を太陽光発電のみでまかなうことはできないのです。
蓄電池を導入しない限り、夜間は電力会社からの電力供給に頼ることになります。完全な自給自足を目指すのであれば、蓄電池の導入が不可欠だと言えるでしょう。
デメリット7.反射光トラブルの可能性がある
ソーラーパネルの反射光が周辺に影響を与え、トラブルに発展する可能性があります。例えば、以下のようなトラブルが考えられます。
- 反射光が近隣住宅に当たる
- 反射光が人の目に入る
- 反射光が自動車の運転者に誤解を与える
これらのトラブルを避けるためにも、事前に近隣住民への説明を行い、理解を得ておくことが大切です。また、反射光を抑えるための対策を講じることも検討しましょう。
デメリット8.住宅にダメージを与えることがある
8つ目のデメリットは、住宅にダメージを与える可能性がある点です。具体的には、ソーラーパネルの設置工事や機材の重さによって、屋根にヒビが入ったり建物が傾いたりなどのトラブルが挙げられます。
ソーラーパネルはものによって1枚10キロほどの重さとなるため、屋根や住宅にダメージを与えてしまう恐れがあるのです。特に既存の住宅に後付けで設置する場合、屋根材の劣化や防水性の低下などが懸念されます。
太陽光発電のデメリットを最小化する方法
太陽光発電のデメリットを最小限に抑えるためには、適切な対策が必要です。ここでは、デメリットを最小化するための5つの方法を紹介します。
方法1.太陽光発電の知識を深める
1つ目の方法として、太陽光発電について正しい知識を身につけることが重要です。システムの特性や注意点を理解することで、さまざまなトラブルを予防できます。
具体的には、パネルの設置角度や方角、日陰の影響など、発電量に関わる要因がポイントとなります。また、システムのメンテナンスや修理、パーツの交換時期なども把握しておきましょう。
→太陽光発電とは?仕組みや発電量、簡単に導入する方法を詳しく解説
方法2.導入前にシミュレーションを行う
太陽光発電システムを導入する前に、発電量や経済性のシミュレーションを行うべきです。実際の発電量や投資回収年数を把握しておけば、適切な導入計画を立てられます。
専門のシミュレーションツールや業者のサービスを利用し、地域の日照条件や設置環境を考慮した計画を立てましょう。
方法3.提供会社・システムの比較検討を進める
1つの会社だけに限定するのではなく、複数の提供会社やシステムを比較検討して導入を進めましょう。信頼できる施工会社を選び、適切なシステムを導入することが求められます。
【提供会社を比較検討する際のポイント】
- 施工実績
- アフターサービスの体制
- 保証内容
- 会社のホームページの内容
- 行政指導の対象の有無
これらのポイントを踏まえた総合的な評価が必要です。また、システムの種類や価格、パフォーマンスなども比較検討すべきポイントに含まれます。
方法4.リースやPPAを検討する
初期費用を可能な限り抑えたい場合は、リースやPPA(電力販売契約)を検討するのも1つの手です。導入のハードルを下げつつ、太陽光発電のメリットを享受できます。
ただし、リースやPPAを利用するにあたっては、システムの所有権が得られない可能性があります。契約期間や条件をよく確認し、自身の目的に合った選択をすることが大切です。
方法5.国や自治体の補助金を利用する
太陽光発電システムの導入には、国や自治体の補助金制度を積極的に活用するのも効果的です。補助金をうまく利用することで、初期費用の負担を大幅に軽減できるでしょう。
補助金の種類によって、金額や条件、対象範囲などが大きく異なります。地域によっても補助金の内容に差が出るため、事前に活用できる補助金制度を確認しておきましょう。
→【2024年】太陽光発電・ソーラーパネルの補助金一覧|地域ごとの制度内容も解説
太陽光発電のメリットを最大化する方法
太陽光発電のデメリットを最小化する方法に続き、メリットを最大化する方法についても解説します。以下、メリットを最大化する5つの方法を見ていきましょう。
方法1.FIT制度と卒FITについて知っておく
FIT制度(固定価格買取制度)を理解し、有効に活用することが重要です。FIT制度では、一定期間高い価格で電力会社に売電できるため、初期投資の回収を早めることができます。
ただし、卒FIT(FIT制度の終了)後は、売電価格が下がることを見据えておく必要があります。卒FIT後も見据えた長期的な視点で、太陽光発電システムの導入を検討しましょう。
方法2.蓄電池と組み合わせる
太陽光発電は、蓄電池と組み合わせることでメリットが最大化します。蓄電池を組み合わせることで、生成した電気の蓄電が可能となり、利用用途がさらに広がります。
【蓄電池と組み合わせるメリット】
- 夜間でも太陽光で発電した電力を使用できる
- FIT制度終了後も高い節電効果が得られる
- 夜間に電気料金が高いプランの場合は節電効果がある
このように、蓄電池とソーラーパネルを組み合わせることで、効率的な運用を可能にします。導入コストを抑えたい場合は、蓄電池ではなくポータブル電源の導入が選択肢に入ります。
方法3.ポータブル電源と組み合わせる
蓄電池の代わりにポータブル電源を導入するのも1つの手です。ポータブル電源は蓄電池と似たような機能を持ちつつ、利用用途がさらに広がります。
ポータブル電源の特徴は、コンパクトで携帯性に長けていることです。以下のように、さまざまなシーンで利用することができます。
- 車中泊:使用場所に左右されずに給電できる
- アウトドア:アウトドア環境で電気機器を自由に使用できる
- 災害時:避難所への持ち運びが容易で小物の充電に便利
自宅だけでなく、外出先でもソーラーパネルを活用して電力供給を可能にします。ソーラーパネルとポータブル電源のセット商品をお求めなら、以下のEcoFlow製品を検討してみてください。
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方法4.エコキュートを導入する
エコキュートも太陽光発電と相性が良いとされています。エコキュートとは、空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ式給湯器のことです。
一般的に安い深夜の電力を利用してお湯を沸かし、1ヶ月あたりの電気代を抑えるという仕組みです。その点、太陽光発電による電力を使用すれば、深夜電力料金よりも安く抑えられる可能性があります。
「新居に引っ越すから太陽光発電システムの導入を検討している」という状況なら、エコキュートの導入も選択肢に入るでしょう。
方法5.オフグリッドの実現を目指す
太陽光発電と蓄電池を併用し、オフグリッドの実現を目指すのも1つの方法です。電力会社からの電力供給に頼らないオフグリッドを実現すれば、電気料金をゼロにすることが可能で、環境にやさしい生活を送ることができます。
また、災害時の非常用電源としても活用できるため、もしもの場合の備えとなります。実現までのハードルは高いですが、長期的なメリットは大きいと言えるでしょう。
ローコストで太陽光発電を行うならポータブル電源がおすすめ
太陽光発電を低コストで始めたい場合は、ポータブル電源の活用がおすすめです。ポータブル電源は、コンパクトで持ち運びが可能なため、アウトドアや避難所でも有効に活用できます。
また、メンテナンスが蓄電池に比べて簡単であり、初めて太陽光発電を始める方でも安心です。災害時の非常用電源として活用できる点も特徴の1つです。
ただし、蓄電池に比べてバッテリー容量が少ない点には注意しましょう。自身の目的や予算に合わせて、最適な電源を選択することが大切です。
ポータブル電源とソーラーパネルの併用ならEcoFlowにお任せ
EcoFlow製のポータブル電源とソーラーパネルのセット商品は、太陽光発電の入門としてまさにおすすめの製品です。自宅の庭やキャンプ、キャンピングカーでの長期旅行など、さまざまなシーンで活躍します。
EcoFlowのソーラーパネルは、単結晶シリコンセルを採用しており、高い発電効率を実現しています。また、耐久性の高い素材を使用し、防水・防塵仕様となっているため、過酷な環境下でも安心して使用することが可能です。
ポータブル電源との相性も抜群であり、複数のソーラーパネルを並列に接続することで、より短時間でポータブル電源を充電できます。ローコストで太陽光発電を始めたい方は、ぜひ以下のセット商品をご検討ください。
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ポータブル電源の単体導入なら「EcoFlow DELTA Pro 3」がおすすめ
ポータブル電源の単体導入なら、大容量で高性能な「EcoFlow DELTA Pro 3」がおすすめです。容量4kWh、出力3.6kW、100V/200V対応で、ほとんどの家庭用電化製品に電力を供給できます。
また、ケーブルを挿して電源を入れるだけで簡単に使用でき、電気代の大幅な削減にも寄与します。EV向けバッテリーと同レベルのLFPセルを搭載している点も特徴で、約11年もの長寿命を誇ります。
さらに、アップグレードされたEcoFlowアプリで使用エネルギーを確認し、コントロールすることも可能です。災害時の備えとしてポータブル電源の導入を検討している方は、ぜひ「EcoFlow DELTA Pro 3」をチェックしてみてください。
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まとめ
本記事では、太陽光発電のメリット・デメリット、導入時の注意点や重要ポイントについて解説しました。
太陽光発電には、電気代の削減や環境負荷の低減など、さまざまなメリットがあります。一方で、初期費用の高さや天候に左右される発電量など、複数のデメリットがあるのも事実です。
太陽光発電を導入する際は、メリットとデメリットの両方を理解した上で、自身の目的や用途に合った製品を選ぶことが大切です。導入前には、シミュレーションや補助金の活用も検討しましょう。
ローコストで太陽光発電を始めたいなら、EcoFlowが販売するポータブル電源とソーラーパネルのセット商品がおすすめです。アウトドア活動で利用できるのはもちろんのこと、災害時の非常用電源としても機能します。
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