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突風とは?5つの被害を防ぐための対策や竜巻との違い・発生原因も解説

積乱雲の発達に伴って発生する突風。短時間のうちに強風が吹き荒れて、自動車の横転や建物の損壊、飛来物の襲来など、甚大な被害をもたらします。竜巻注意情報の発令や、積乱雲が近づく兆候が確認されたら、迅速に身を守る行動を取りましょう。

そこで本記事では、突風とはどんな現象かについて解説します。突風と竜巻の違いや、突風の原因・被害・対策も掲載しているので、突風から身を守るための術が身に付くようになるでしょう。突風被害を最小限に抑えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

突風とは

突風 とは

突風とは、平均的な風速の1.5〜3倍に及ぶ瞬間的な強い風です。日本において、突風の一種である竜巻が年間に発生する平均確認数は、約51件にのぼります(※1)。日本中どこでも発生するので、常に注意が必要です。

突風被害が多くなる時期や竜巻との違いについて、詳しく見ていきましょう。

※1参考:気象庁「竜巻等の突風データベース 年別の発生確認数」

突風被害が多くなる時期

突風 被害  多い 時期

出典:気象庁「竜巻等の突風データベース 月別の発生確認数」

突風による被害は、台風シーズンに最も多くなります。中でも竜巻が多くなるのは9月、ダウンバーストやガストフロントが多くなるのは、7月から8月にかけてです。夏の時期に突風が多くなるのには、停滞前線や雷雨、台風が影響しています。

突風と竜巻の違い

突風は、竜巻を含む瞬間的な強い風の総称です。突風には、竜巻以外にもダウンバースト、ガストフロントなどの現象が含まれます。竜巻は、渦を巻きながら回転するのが特徴ですが、突風では一方向に吹きつける場合もあります。

竜巻単体の被害は、幅数十〜数百mが長さ数kmの範囲と局所的です。一方、突風全体で見ると、被害の範囲が数十kmに及ぶケースもあります。

突風が発生する原因は積乱雲

突風 発生 原因 積乱雲

突風を引き起こす主な原因は、発達した積乱雲です。上昇気流に伴って形成された積雲内で、雲粒同士の衝突や併合が起きて雨粒が形成されると積乱雲になります。

積乱雲は、雨やひょう、あられなどを形成するのが特徴です。それらが激しく衝突すると静電気が発生し、蓄積した静電気が地上へと降り注ぐと雷になります。

積乱雲が多数まとまり、渦が大きくなったら熱帯低気圧や台風へと変化します。そのため、突風は雷雨や台風、低気圧に伴って発生し、水害や風害を同時にもたらすのです。

突風の主な4つの種類

突風 主な 4つ 種類

突風は、日本各地で1年中発生している現象です。被害をもたらす突風は主に以下の4種類あり、発生条件や被害の範囲、同時に生じる気象現象などが異なります。

  • 種類1|竜巻
  • 種類2|ダウンバースト
  • 種類3|ガストフロント
  • 種類4|じん旋風

それぞれの種類について、詳しく見ていきましょう。

種類1|竜巻

積乱雲の中に伴う強い上昇気流によって発生する激しい渦巻きが、竜巻です。通常は、漏斗状または柱状の雲を伴います。従来の気象レーダーでは捉えられず、メカニズムが完全に解明されていません。被害の範囲は、幅数十〜数百mで長さ数kmに及びます。

突発的に発生し、風速70m/s以上にのぼる強風が吹く場合もあります。短時間で狭い範囲に被害が集中し、2013年9月2日に起きた竜巻では、76名の負傷者を出しました(※2)。

※2参考:気象庁「平成25年9月2日に発生した竜巻について」

種類2|ダウンバースト

積乱雲から吹き降ろす下降気流が地面に衝突し、水平に吹き出す突風がダウンバーストです。地表では、大雨やひょうを伴う場合もあります。周囲に吹き出す範囲は、数百m〜数十kmに及び、円形または楕円形に広がっていくのが特徴です。

周囲への吹き出しが4km未満のものはマイクロバースト、4km以上のものはマクロバーストと呼ばれます。積乱雲が移動している場合は、進行方向の吹き出しのみが強くなります。

種類3|ガストフロント

積雲や積乱雲から吹き出した冷気が、暖かい空気の側へ流れ出すことによって生じる突風が、ガストフロントです。水平方向の広がりは竜巻やダウンバーストよりも大きく、数十kmに達するケースもあります。

地上で観測される現象は、風向きの急変や気温の急降下、気圧の急上昇です。竜巻に比べると被害は少ないですが、物が飛ばされたり、瓦やトタンが剥がれたりする場合があります。

種類4|じん旋風

晴れた日の昼間に地表付近で温められた空気が上昇して起きる渦巻きが、じん旋風です。地形や建物に風が当たった影響で発生し、土や砂、落ち葉などの粉塵を伴います。竜巻と同じ渦巻き状の突風ですが、積雲や積乱雲は伴いません。寿命は短く、長くても数分程度です。

突風がもたらす5つの被害

突風 もたらす 5つ 被害

突風の中でも破壊力の凄まじい竜巻は、住宅や人、車両、ライフラインなどに甚大な被害をもたらします。また、ダウンバーストやガストフロントの被害域は、数十kmにも及ぶのが特徴です。突風がもたらす主な被害を紹介します。

  • 被害1|屋根や物が飛ばされる
  • 被害2|車が横転する
  • 被害3|電柱・樹木が倒れる
  • 被害4|窓ガラスが割れる
  • 被害5|大規模な停電が起きる

それぞれの被害について、詳しく見ていきましょう。

被害1|屋根や物が飛ばされる

突風が起きると、屋根瓦や看板、ベランダに置いている物などが飛ばされます。飛来物が人に当たると大怪我を負うリスクもあるため、屋外を出歩くのは危険です。

気象庁は平均風速が20m/sを超えると、屋根瓦や看板が飛来し、人が負傷する危険性も高まるとしています(※3)。2024年8月に発生した台風10号では、屋根瓦が飛ばされたり、飛来物によって外壁に穴が開いたりする被害が相次ぎました(※4)。

※3参考:気象庁「風の強さ(予報用語)平均風速(m/s)おおよその時速」

※4参考:朝日新聞「台風10号の突風被害、宮崎市は住宅1千棟超 激甚災害指定要望へ」

被害2|車が横転する

車が走行中に突風を受けると、横転する危険性が高くなります。風速が30m/s前後にまで達した場合、トラックでさえハンドルをとられて横転するケースがあるのです。

特に2〜4トン積でアルミバン搭載のトラックは重心が高く、突風の影響で横転するリスクが高いので注意してください。空気抵抗をできるだけ受けないよう、黒い雲がかかってきたらスピードを落とす心掛けが重要です。

被害3|電柱・樹木が倒れる

特に破壊力のある竜巻が生じると、樹木や電柱でさえもなぎ倒されます。根が張っていない樹木が倒れるのは、20m/sからです。風速が35m/sを超えた時点で多くの樹木が倒れ、電柱や街灯も倒れるものが出てきます。

樹木や電柱の下敷きになると、助かる見込みはほとんどありません。倒れた樹木によって道路が塞がれて通行止めになったり、家屋や車両が損傷したりと、二次被害も発生します。

被害4|窓ガラスが割れる

平均風速が20〜25m/sになると、飛来物によって窓ガラスが割れる被害に見舞われます(※5)。屋内で突風が過ぎ去るのを待っていたとしても、窓ガラスの破片で手や顔を切ったり、家財が損傷したりする恐れがあるのです。

※5参考:気象庁「竜巻等 突風災害とその対応」

被害5|大規模な停電が起きる

突風によって送電設備が損傷すると、大規模な停電が発生します。復旧が難航して停電が長期化した場合、冷暖房機器や照明器具、調理家電などが一切使用できません。突風によって停電が発生する主な原因は、以下のとおりです。

  • 樹木の転倒によって電線や電柱が損傷する
  • 飛来物が電線に接触し、損傷する
  • 電柱が倒壊し、内部構造が破損する

令和元年に発生した台風15号では、突風の影響で最大約93万戸が停電しました(※6)。停電が復旧するまでには、約2週間を要しています。

※6参考:経済産業省 産業保安グループ「令和元年に発生した災害の概要と対応」

関連記事:竜巻の仕組みとは?起こりうる被害や竜巻が起きた時の行動・対策グッズも解説

突風から身を守るための対処法

突風 身 守る 対処法

竜巻注意情報が発令されたり、突風の予兆が見られたりした場合には、速やかに身を守る行動を取りましょう。屋内と屋外別に突風から身を守る方法は、以下のとおりです(※5)。

<屋内>

  • 雨戸やシャッターを閉める
  • 建物の最下階に移動する
  • 家の中心部にある窓のない部屋に移動する
  • 部屋の隅やドア、外壁から離れる
  • 頑丈な机の下に潜り、両手で頭と首を守る

<屋外>

  • 近くの頑丈な建物に移動する
  • 頑丈な建物がない場合は、水路やくぼみに身を伏せる
  • 飛来物に注意を払う
  • 橋や陸橋の下には移動しない
  • 車庫や物置、プレハブには移動しない

突風被害を防ぐための対策4選

突風 被害 防ぐ 対策

突風による被害を最小限に抑えるためには、建物被害と人的被害のそれぞれに対して以下のような対策が必要です。突風注意情報が発令されてから動き始めるのでは遅すぎる場合があるので、日頃から備えが欠かせません。

  • 対策1|竜巻注意情報の入手手段を確立する
  • 対策2|飛散防止フィルムを貼る
  • 対策3|突風被害が対象の保険に加入する
  • 対策4|防災グッズを備蓄する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

対策1|竜巻注意情報の入手手段を確立する

突風から身を守るためには、突風の発生情報をいち早く入手する必要があります。気象庁から発表される竜巻注意情報の入手手段を確立しておきましょう。

全国避難所ガイド」アプリをスマートフォンに入れておけば、竜巻注意情報が発表されるとプッシュ通知でユーザーに知らせてくれます。竜巻注意情報の確認後、積乱雲が近づく兆候が現れた場合には、身を守るための行動が必要です。

対策2|飛散防止フィルムを貼る

突風による窓ガラスの被害を防ぐために、飛散防止フィルムを貼っておきましょう。飛散防止フィルムとは、窓ガラスが割れた場合に破片を吸着して飛散を防ぐフィルムです。

突風だけでなく、台風や地震、空き巣への対策としても効果があります。断熱効果やUVカットの効果があるフィルムを選べば、夏の快適性も向上するでしょう。

対策3|突風被害が対象の保険に加入する

万が一、突風によって住宅が被害を受けた場合に備えて、突風被害を含む風災が補償対象の火災保険に加入しておきましょう。火災保険では、ひょう災や雪災と合わせて風災への補償も付帯している場合がほとんどです。

建物自体の損壊だけでなく、家財の損害に対しても補償されます。また、自動車の突風被害に対して補償を受けるためには、車両保険を付帯した自動車保険が必要です。

対策4|防災グッズを備蓄する

突風が発生した際に、屋外に出るのは危険を伴います。突風が過ぎ去るまで自宅にある物資だけで生活できるよう、以下のような防災グッズを備蓄しておきましょう。

  • 飲料水
  • 非常食
  • 携帯ラジオ
  • 懐中電灯
  • 衛生用品
  • 救急セット
  • ポータブル電源

自宅で起こりえる停電への備えとして、ポータブル電源は必需品です。河川の近くにお住まいの場合は、突風だけでなく大雨による水害対策として土のうも用意しておきましょう。

突風による停電への備え「ポータブル電源」

突風 停電 備え ポータブル電源

突風によって電柱や電線などの送電設備が被害を受けると、大規模な停電が発生します。屋外に避難しようにも、突風が起きている状況では危険です。ポータブル電源を常備しておけば、停電が発生している状況でも電気の供給を継続できます。

ポータブル電源とは、内部に電気を貯め込み、コンセントを経由せずに電化製品に給電できる機器です。突風による停電時にポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。

  • エアコンや扇風機などの冷暖房機器を稼働して、快適な気温を維持できる
  • 電子レンジや電気ケトルを稼働して、簡単に非常食を温められる
  • 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防ぐ
  • LEDライトを点灯させて、夜の明かりを確保できる
  • 携帯ラジオを稼働し、気象庁からの突風注意情報を確認できる
  • 家族との安否確認に必要なスマホを、常に満充電にしておける

ポータブル電源は、コンセントと同様のAC出力の他、USB出力にも対応しているので、自宅にある幅広い家電を動かせます。一家に一台ポータブル電源を常備しておけば、突風だけでなく、地震や台風、土砂災害などの停電時にも大活躍するでしょう。

停電対策に必要な性能|おすすめの製品

突風による停電対策として用意するポータブル電源は、避難所への避難と在宅避難のどちらを想定するかによって選び方が異なります。避難所へ避難する場合は、移動の妨げにならないよう軽量・コンパクトなタイプが必要です。

一方、在宅避難では、停電が長期化した場合も普段通りの生活が行えるよう、高出力・大容量のタイプが重宝します。家中どこでも持ち運べるよう、携帯性も重要です。

EcoFlowは、用途に応じて以下のポータブル電源を販売しています。

  • 移動避難「RIVER 3 Plus」
  • 在宅避難「DELTA 3 Plus」

それぞれの機種について、詳しく見ていきましょう。

移動避難「RIVER 3 Plus」

定格出力600W、容量286Whのポータブル電源。約4.7kgの軽量コンパクト設計なので、突風が迫っている緊急性の高い状況でも、迅速な避難が実現します。

X-Boostで最大900Wの出力を誇り、避難所では自宅にある90%の家電が使用可能です。LEDライトを搭載しているので、夜の暗闇を照らす照明代わりにもなります。30dB以下の静音設計により、周囲の被災者に気兼ねなく家電が使えるでしょう。

EcoFlow RIVER 3 Plus
RIVER 3 Plusは、300Whクラスのポータブル電源の中でも際立つ性能を誇り、最大600Wの定格出力を提供します。コンパクトで持ち運びやすく、アウトドア活動にも最適です。

在宅避難「DELTA 3 Plus」

定格出力1500W、容量1024Whのポータブル電源。最大2000Wの高出力を誇り、容量を最大5kWhまで拡張できるので、長引く停電対策におすすめです。重量12.5kgの小型設計により、家中どこでも気軽に持ち運べるでしょう。

悪天候が予想されると自動で充電を開始し、わずか56分で満充電されます。停電が起きると電気供給源がポータブル電源へと10ms未満で切り替わるので、突然辺りが真っ暗闇に包まれる心配もありません。

EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1024Whの大容量に加えて、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力を使用すると、40分で80%、56分で100%充電できます。業界トップクラスのポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現させます。

突風に関するよくある質問

突風 質問

最後に、突風に関するよくある質問を紹介します。

  • 突風の強さを表す指標は?
  • 突風が起きる前に予兆はある?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

突風の強さを表す指標は?

突風の強さを表す指標として世界的に使用されているのは、藤田スケールです。日本においては、より精度の高い風速評価が可能な「日本版改良藤田スケール」が用いられています。

日本版改良藤田スケールにおける階級は、JEF0〜5までの6段階です。被害の指標は、木造の住宅や鉄筋系プレハブ住宅、普通自動車など、全31種類に細分化されています。

突風が起きる前に予兆はある?

突風が間近に迫っている状況では、簡単に逃げられません。突風の原因となる積乱雲が接近してくると、以下のような突風の予兆が見られます。

  • 低く黒い雲が近づいてくる
  • 雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
  • 急に冷たい風が吹く
  • 大粒のひょうが降る
  • 雲の底から地上に伸びる、ろうと状の雲が見える
  • 窓や壁に打ち付けるような雨風に見舞われる

突風の兆しに気付いたら、早急に身を守る行動を取りましょう。

まとめ

突風 とは 解説

本記事では、突風とはどんな現象かについて解説してきました。

突風とは、瞬間的に吹く強い風です。積乱雲に伴って発生し、被害の範囲が数十kmに及ぶ場合もあります。突風の主な種類は、竜巻・ダウンバースト・ガストフロントです。

竜巻は、住宅の損壊や車の横転、飛来物の襲来などの被害をもたらし、時に人の命をも奪う危険性を秘めています。突風による被害を最小限に抑えるには、突風情報の迅速な確保と、防災グッズの備蓄が欠かせません。

EcoFlowは、突風による停電対策として活躍するポータブル電源を販売しています。いかなる状況でも電気のある生活を継続したい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。

【避難所避難】コンパクト軽量設計で迅速な避難を実現 「RIVER 3 Plus」

【在宅避難】自宅にある99%の家電に給電できる「DELTA 3 Plus」

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