アウトドアにラジオは必須ではありませんが、あると便利です。
とりわけ、キャンプや車中泊、登山などで電波の届かないところに行く場合は何かとラジオが役立つため、持っておいて邪魔になることはありません。
この記事では、アウトドアにラジオは必要なものか、選び方、活用シーン、注意点、アウトドア以外でラジオが活躍する場面、よくある質問をわかりやすく解説します。
アウトドアのラジオについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
アウトドアにラジオは必要なもの?

アウトドアにラジオは、必ずしも必須とはいえません。
実際、人によってはキャンプや車中泊するだけなら持参しないという人もいます。一方、登山など遭難のリスクがある場所には持参するという人も珍しくありません。
ラジオはアウトドアの必需品とはいえないものの、1台あるだけで何かと快適です。もし邪魔になることを懸念しているなら、携帯性に優れているものを選びましょう。
具体的には、軽量かつ小型のものが理想です。
最近では防災ラジオなど、アウトドアの心強い味方となってくれる多機能なものも販売されているため、気になる人は以下の記事もあわせてお読みください。
⇒防災ラジオはいらない?災害時に役立つ機能・メリット・デメリットを解説
アウトドアのラジオの選び方

アウトドアで使用するラジオの選び方に正解も不正解もありませんが、イヤホン対応、稼働可能時間、発電方法、受信感度、防水性能などから判断するのが良いです。
ここでは、アウトドアのラジオの選び方について詳しく解説します。
イヤホン対応で選ぶ
アウトドアのラジオは、イヤホン対応のものを選んでください。
日中はイヤホンを通さなくてもマナー違反となることは滅多にありませんが、夜中はイヤホン越しに聞くのがマナーとされています。
アウトドアをする人だけの暗黙の了解のようなものがあり、ルールを破ると迷惑行為とみなされることもあるため、ラジオはイヤホン対応のものを選ぶべきです。
なお、ルール違反については当人同士で注意するとトラブルの原因となるため、現場のスタッフに対応してもらいましょう。
稼働可能時間で選ぶ
アウトドアのラジオは、稼働可能時間でも選びましょう。
製品によっては手回しで充電できるものもあり、1〜2分ほど手回し充電することで30〜40分使用できるものもありますが、稼働可能時間は製品自体の性能に左右されます。
使用方法や電波環境によっても電池の消耗具合が変わることがあるため、バッテリーそのものが長持ち仕様のものを選ぶと安心です。
充電方法で選ぶ
アウトドアで使用するラジオは、充電方法で選ぶのも良いでしょう。
ラジオの電源は、主に電池式と充電式があり、現地でも充電できます。例えば、以下のような充電方法であれば、現地でも充電可能です。
- ソーラー充電:太陽光で充電する方法
- 手回し充電:人力で充電する方法
ソーラー充電は太陽光で充電する方法、手回し充電は人力で充電する方法となっており、どちらも別途で乾電池などがなくてもある程度までバッテリーを充電できます。
アウトドアのラジオを購入する場合は、以上の充電方法でも選んでみてください。
受信感度で選ぶ
アウトドアで使用するラジオは、受信感度でも選んでみてはいかがでしょうか。
ラジオには、主にAM放送とFM放送があります。
- AM放送:障害物に回り込んで山間部でも受信できる・音質が悪い・ノイズが多い
- FM放送:放送範囲的に受信できる範囲が限られる・音質が良い・ノイズが少ない
AM放送は障害物に回り込んで山間部でも受信できるのに対して音質が悪くノイズが多いのが特徴で、FM放送は放送範囲的に受信できる範囲が限られるものの音質が良くノイズが少ないのが特徴です。
アウトドアのラジオなら、AMも聞けるワイドFMを選んでみましょう。
防水性能で選ぶ
海や川、滝や湖など濡れる可能性がある場合は、防水性能に優れたラジオが必要です。
アウトドアでは雨や水しぶきに晒されることがあるため、IPX(電子機器の防水性能を表す国際規格で防水等級を示す表記)で3〜4相当の防水性能が求められます。
防水性能に優れているものであれば、過酷な状況でも使用できるでしょう。なお、水没に備えたい場合はIPX5〜8相当の防水性能があるものを選んでみてはいかがでしょうか。
アウトドアのラジオの活用シーン

アウトドアでは、具体的にどのような場面でラジオが活躍するかを知っておくと安心です。
ここでは、アウトドアのラジオの活用シーンについて詳しく解説します。
熊よけになることがある
アウトドアでラジオをかけておくだけで、熊よけになることがあります。
春や秋など熊が活動的になる時期はアウトドアを自粛する人もいますが、熊自体はちょっとした音がするだけでも逃げていく臆病な生き物です。
そのため、ラジオを流しておくだけで身を守ることにつながるわけです。
もちろん、これだけで完全な熊よけができるわけではありませんが、人間の存在を知らせるだけでも幾分かは安心して過ごせます。
天候の変化に気づける
天候の変化に気づけるのも、アウトドアでラジオをかけるメリットといえるでしょう。
天気の変わりやすいところでは常に雨雲の動向を確認しておきたいところですが、キャンプや車中泊、登山を行う場所によっては電波が通りにくいこともあります。
嵐など、災害が迫っている場合は直ちにアウトドアを中止する必要があるため、常にラジオで現地の情報を流しておくと安心です。
暇つぶしができる
アウトドアにラジオがあれば、暇つぶしができます。
お気に入りのラジオ番組があれば、アウトドアの暇な時間も有意義に過ごせるでしょう。もちろん、スマホでも映画を観たりゲームをしたりと暇つぶしはできますが、調べものや電話ができなくなるのはデメリットではないでしょうか。
別途でラジオを持参すれば、スマホのバッテリーに関係なく退屈しのぎが可能です。
アウトドアのラジオの注意点

アウトドアでラジオを使用する場合、以下の点に注意が必要です。
- 深夜や早朝にかけない
- 大音量で流さない
- 電源を入れたまま離れない
一般的なマナーとして、深夜や早朝にはかけないのが鉄則です。また、基本的に大音量で流さないのもマナーとされます。
周りに人がいなければある程度の音量で聞いても大丈夫ですが、キャンプ場や車中泊場など人が集まるところではイヤホンが必須となるでしょう。
もちろん、電源を入れたまま離れるのもマナー違反となります。
まずは、ルールを守り、楽しく過ごせるよう工夫してみてはいかがでしょうか。
アウトドア以外でラジオが活躍する場面

アウトドア以外でも、ラジオがあると心強いです。
ここでは、アウトドア以外でラジオが活躍する場面について詳しく解説します。
災害に遭遇した場合
災害に遭遇した場合、ラジオが活躍します。
災害の際は、ラジオで情報収集できるだけでなく被害状況についても把握できるため、防災用品として自宅に置いておくと安心です。
災害時は停電によってスマホが充電できなくなる可能性もあるため、別途で事態を整理できるようにしておくことが求められます。
なお、地震や台風などの災害については以下の記事でも解説しているため、気になる人はあわせて参考にしていただけると幸いです。
⇒大雨・豪雨・台風ではどのような災害が起こる?災害時に推奨される行動と対策
⇒大地震前に前震は起こる?地震の3つのパターンや前震が発生した事例を紹介
遭難した場合
遭難した場合にも、ラジオが活躍します。
遭難時は、ラジオで緊急警報放送を聞けるだけでなくニュースやバラエティも聞けるため、身を守るものとしてはもちろん娯楽用品としても便利です。
遭難した際はスマホのバッテリーを温存するのにも役立つため、他の端末とは別途で持参しておくと重宝します。
なお、登山の遭難については以下の記事でも解説しているため、気になる人はあわせて参考にしていただけると幸いです。
⇒登山で遭難が発生する主な原因は?遭難を防ぐ事前準備の方法を詳しく紹介!
日常生活
ラジオは、日常生活でも問題なく使えます。
家事をしながら聞いたり、散歩しながら聞いたり、または日曜大工をしながら聞いたりとラジオを日常生活に用いている人は珍しくはありません。
むしろ、ちょっとした番組を聞くならラジオで十分です。
アウトドアラジオのよくある質問

アウトドアにラジオを持参する場合、よくある質問にも目を通しておきたいです。
ここでは、アウトドアラジオのよくある質問について詳しく解説します。
ラジオがなくてもスマホだけで十分では?
確かに最新のスマホがあれば、ラジオができることは大抵できます。
しかし、すべてスマホだけに頼っているとバッテリーの消耗が激しいですし、何より充電切れした場合は何もできなくなります。紛失した場合も、同様です。
つまり、リスクヘッジを考えるならラジオも持参した方が安心です。
ラジオに搭載されている機能には何がある?
一般的なラジオは、AM/FMを通して番組を聞くのが基本的な機能となります。
ただし、防災ラジオなど、多機能ラジオと呼ばれるものには多種多様な機能があるため、必要に応じて厳選することでより高性能なものを選べるでしょう。
具体的な機能については、以下のようなものがあります。
- LEDライト機能
- 緊急情報受信機能
- サイレン機能
- 自動起動機能
- 手動充電機能
- 避難情報伝達機能
以上でまとめたものは一部の機能ですが、製品によってはLEDライト機能付きです。
また、緊急情報受信機能やサイレン機能、自動起動機能、手動充電機能などが備えられたものもあり、選び方次第では優秀なラジオを手に入れることが可能です。
災害に備えたい人は、避難情報伝達機能のあるものを購入してみてはいかがでしょうか。
ラジオの他に持っていくべきものは?
アウトドアには、ラジオの他にポータブル電源があると良いでしょう。
ポータブル電源を持参すれば、いつでもどこでも電源が取れます。スマホの充電や電気製品への給電を時間や場所を選ばずできるようになるため、1台あるだけで安心です。
もし、まだポータブル電源をお持ちでない場合は、EcoFlowが販売しているEcoFlow RIVER 3 Plusを持参してみてはいかがでしょうか。
EcoFlow RIVER 3 Plusはコンパクトサイズでアウトドアに持ち込みやすく、1泊2日〜2泊3日分の電力源となります。ラジオの充電にも使用できて、一石二鳥です。

本体自体の充電もおおよそ1時間で済むなど、利便性は十分といえます。
なお、出力や容量などの商品情報についてより深く知りたい人は、一度EcoFlowの公式ホームページをご覧いただけると幸いです。

まとめ
アウトドアにラジオは必要なものか、選び方、活用シーン、注意点、アウトドア以外でラジオが活躍する場面、よくある質問を解説しました。
アウトドアにラジオは必須ではありませんが、あると便利なのは間違いありません。
一見するとスマホですべて対応できそうな気もしますが、すべてスマホに頼っているとデバイスにトラブルが発生した場合に対応できません。
ゆえに、スマホとラジオは分けて持参しましょう。
なお、スマホやラジオの充電が気になる場合は、別途でポータブル電源を持参すると現地で役立ちます。ポータブル電源は、一定期間・一定量の電気を貯めておける蓄電池です。
まだポータブル電源をお持ちでない場合は、ぜひEcoFlowにご相談ください。
EcoFlowでは、EcoFlow RIVER 3 Plusなど軽量かつ小型のポータブル電源を中心にラインナップしています。どの製品もアウトドアで使用することを想定されているため、高耐久かつ長寿命です。
まずは、公式ホームページをご覧いただけると幸いです。商品情報については、以下のリンクからご覧いただけます。