キャンプギアをDIYする人は、珍しくありません。
なかには、自然から手に入れた材料でブッシュクラフトする人もおり、やり方次第ではよりワイルドなアウトドアを楽しむことが可能です。
他方、キャンプギアのDIYとはいっても、どのようなものが作れるのか具体的なイメージが湧かない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、キャンプギアはDIYできるか、自作できる道具、必要なもの、メリット、デメリット、よくある質問をわかりやすく解説します。
キャンプギアのDIYについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
キャンプギアはDIYできる?

キャンプギアは一部のものに限り、DIYで作ることが可能です。ここでは、キャンプギアはDIYできるかについて詳しく解説します。
アウトドア用品は種類によって自作できる
アウトドア用品は、種類によって自作できます。
例えば、チェアやテーブルなどは素材さえあれば、比較的簡単に作ることが可能です。
本格的なものを作るとなると難しいですが、椅子や机の構造さえわかっていれば簡易的なものを作ってそのままキャンプで使用できます。
すべて高価なもので揃えるより、自作して安価に済ませるのもまたキャンプの醍醐味です。
もちろん、面倒な人は全部アウトドアショップで揃えても問題ありません。
DIY情報を参考にしながら取り組む
キャンプ初心者は、DIY情報を参考にしながら取り組むのが良いです。
最近ではDIYチャンネルやDIYブログで情報発信をしているキャンパーも多く、参考になる記事や動画も少なくありません。
特定の情報だけ知りたい場合は記事、必要な動作を学びたい場合は動画という具合に使い分けることで、キャンプに必要なDIYのスキルを習得できます。
DIYはとにかく実践あるのみ
キャンプ初心者がDIYのスキルを習得するには、とにかく実践あるのみです。
始めたばかりの頃は誰でもうまくいかないもので、何度も挫折を味わううちに経験値が溜まり、いずれは上手に作れるようになります。
DIYは専用の工具を用いる場面が多く、特殊な技術や知識が求められる場面も少なくないため、まずは取り組みやすそうなものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ブッシュクラフトとの違い
ブッシュクラフトは、自然環境で手に入る限られたもので過ごすアウトドアスタイルです。
一見するとDIYと似たものですが、必要なものを周りの自然環境から調達する自給自足的なスタイルとなるため、厳密には別物となります。
どちらかというとDIYは材料を購入して作る行為そのもの、ブッシュクラフトは素材を調達して作るスタイルのことを指します。
どちらも手作りするという点では共通していますが、混合しないよう注意しましょう。
なお、ブッシュクラフトに挑戦するならアウトドアナイフがあると安心です。
以下の記事ではアウトドアナイフは日本製がおすすめであることや取り扱いの注意点などについて解説しているため、あわせてお読みください。
⇒アウトドアナイフは日本製がおすすめ!取り扱いの注意点やブッシュクラフトの方法も解説
キャンプのDIYで自作できる道具

キャンプのDIYで自作できる道具としては、以下のようなものがあります。
- キャンプチェア
- キャンプテーブル
- ゴミ箱
- 焚き火台
- ハンガー
- ラック
アウトドアの達人ともなるとハイクオリティな道具を自作できますが、初心者がいきなり難しいものを作ろうとすると挫折するため、まずは簡単なものからチャレンジすべきです。
キャンプチェアは足4本と座面と背もたれ、キャンプテーブルは足4本と天板だけでできるため、初心者が挑戦するのにぴったりなギアといえるでしょう。
加えて、ゴミ箱や焚き火台など、何かを入れるギアも比較的作りやすいです。
ゴミ箱は木製、焚き火台は鉄製の材料を使用すれば、それなりのギアが作れます。
他には、ハンガーやラックといった着替えやタオルをかけられるスペースを作れば、すぐに乾かすことができて便利ではないでしょうか。
もちろん、役立つものだけでなくおしゃれな置物や飾りを作っても問題ありません。
キャンプのDIYに必要なもの

キャンプのDIYには材料(金属・木材)、照明器具、接着剤、手工具、電動工具、ナットやネジ、布やロープ、保護具、ポータブル電源などが必要です。
ここでは、キャンプのDIYに必要なものについて詳しく解説します。
材料(金属・木材)
キャンプギアをDIYするなら、素材となる材料(金属・木材)が必要です。
一般的なキャンプギアのDIYでは木材を使用することが多いですが、金属を取り入れてより本格的なものを自作するキャンパーも少なくありません。
なお、金属や木材などの材料はホームセンターで手に入れましょう。
ブッシュクラフトなどでも、まずは薪材を集めたりする工程が必要となります。
以下の記事では、キャンプの薪割りのやり方について解説しているため、薪材が必要となりそうな場合はぜひ一度ご覧ください。
⇒キャンプの薪割りのやり方!安全に割るために必要なものや守るべき注意点を解説
照明器具
作業中、手元を照らすために照明器具が必要となります。
置き型のライトや懐中電灯型のライトが定番とされていますが、両手を空けた状態で作業できるヘッドライトがあると心強いです。
接着剤
材料を接着するのに必須となるのが、木工ボンドなどの接着剤です。
接着剤は初心者でも扱いやすいだけでなく、仕上がりの美しい点や幅広い素材に対応できる点などに定評があり、ベテランキャンパーでも使用している人を度々見かけます。
手工具
手作業する人はドライバー、のこぎり、ハンマー、ペンチ、レンチなどの手工具があると便利です。すべて持ち込むとかさばるため、作る予定のものに合わせて持参すると良いです。
締結部品
素材同士を接続するのに必要となるのが、ナットやビス、ネジなどの締結部品です。
締結部品と聞くとあまり馴染みがありませんが、より頑丈なものを作るには欠かせない部品となるため、必要となる場面がいくつか出てきます。
電動工具
手作業をより効率的に行うには、電動工具が役立ちます。電動工具があれば、比較的肉体労働となりやすい穴あけ・研磨・切断などの作業を楽にこなせます。
布やロープ
何かをつなげたり結んだりすることで目隠しにしたり、物干し竿にしたりと汎用性に優れているのが布やロープです。
布とロープを組み合わせて日陰を作れば、熱中症も防ぎやすくなります。
保護具
キャンプギアのDIYでは刃物を扱うことが多いため、保護具も欠かせません。
手足を保護するグローブや目を保護するゴーグルなど、安心して作業するための道具をご持参ください。もちろん、保護具があっても作業中は決して油断せず、安全確認を徹底しましょう。
家族や友達とのアウトドアでは、特に他の人に危険が及ばないよう注意が必要です。
なかでも、お子さんやお年寄りがいる場合は、離れた場所での作業が求められます。
ポータブル電源

スマホの充電や電気製品への給電を行えるポータブル電源も、持っておくと安心です。
ポータブル電源は持ち運びできる蓄電池で、高出力・大容量のモデルであれば、数日〜10日分の電力を貯めておくことができます。
例えば、EcoFlowが販売しているEcoFlow DELTA 3 PlusやEcoFlow RIVER 3 Plusなどのポータブル電源であれば、滞在中の電力を補えます。
1台で複数のスマホ・タブレット・パソコンを充電したり、電気で動く道具に給電したりできるため、DIYをする人は持参しておいて損はありません。
むしろ、快適に作業するためにも、積極的に持ち込みましょう。
ポータブル電源はキャンプだけでなく災害や日常生活の備えにもなるため、興味のある人は購入をご検討ください。


キャンプのDIYのメリット・デメリット

キャンプでDIYをする場合、メリットもあればデメリットもあるため、注意が必要です。
ここでは、キャンプのDIYのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
キャンプでDIYするメリット
キャンプでDIYするメリットには、以下のようなものがあります。
- 愛着の湧くアウトドア用品を自由に作れる
- アイデア次第でオリジナリティ溢れるギアが作れる
- カスタマイズ次第で自分に合ったギアが作れる
- コストダウンにつなげられる
- ブッシュクラフトもできる
キャンプのDIYは、愛着の湧くアウトドア用品を自由に作れるのがメリットです。
これがあったら便利、それがあったら役立つといったアウトドアならではの要望を自らの手で叶えられるため、愛着だけでなく充実感や達成感も感じられるでしょう。
さらに、アイデア次第でオリジナリティ溢れるギアが作れる点、カスタマイズ次第で自分に合ったギアが作れる点もメリットといって過言ではありません。
コストダウンにつなげられたり、ブッシュクラフトもできたりするのもキャンプのDIYならではのメリットです。
キャンプでDIYするデメリット
キャンプでDIYするデメリットには、以下のようなものがあります。
- 安全性や耐久性が不十分になりやすい
- 作業自体に一定の時間と労力がかかる
- 防水加工が別途必要となる
キャンプのDIYは、安全性や耐久性が不十分になりやすいのがデメリットといえます。
素人が作ることで構造や設計にミスが発生しやすく、使用中に壊れることも珍しくありません。場合によっては、怪我をすることもあるのではないでしょうか。
また、作業自体に一定の時間と労力がかかる点、防水加工が別途必要となる点も見過ごせないデメリットです。
もちろん、安全性や耐久性に関しては情報を調べて作れば問題ありませんし、時間と労力がかかったり防水加工が求められたりするのも状況によって変わります。
まずは何を作るか具体的に計画し、設計図から作成すると安心です。
キャンプのDIYのよくある質問

キャンプでDIYをするなら、よくある質問も把握しておくと安心です。
ここでは、キャンプのDIYのよくある質問について詳しく解説します。
キャンプのDIYは素人でもできる?
キャンプのDIYは、素人でも練習を重ねれば可能です。
いきなり完璧なものを作ろうとしなくていいので、まずは作ってみたいもの、作れそうなものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
何度か挑戦している間に、自然とスキルが磨かれます。
キャンプのDIYのマナーは?
キャンプのDIYでは、他の人の迷惑にならないようマナーを守るべきです。
騒音を起こす道具を使ったり、粉塵が舞うような材質のものを用いたりするのは避け、廃棄物なども極力出ないようにすることが求められます。
まとめ
キャンプギアはDIYできるか、自作できる道具、必要なもの、メリット、デメリット、よくある質問を解説しました。
キャンプギアは、DIYにて自作できます。
初心者は作れるものも限られますが、何度も作っていくうちにプロ顔負けのアウトドア用品も作れるようになるため、まずはやってみることが肝心です。
なお、キャンプでDIYする場合は適切な道具が必要となるため、必要なものを揃えてから行いましょう。
作業効率をアップさせたい場合は、ポータブル電源などを持参して電気式の工具を使用すると楽です。高出力・大容量のポータブル電源であれば、電動ドライバーや電導ドリルを難なく動かせます。
EcoFlowでは、家電のほぼ9割に対応できるポータブル電源としてEcoFlow DELTA 3 PlusやEcoFlow RIVER 3 Plusを販売しています。
EcoFlow DELTA 3 PlusやEcoFlow RIVER 3 Plusは、アウトドアで使用することを想定して作られているため、1台あるだけで心強いです。
気になる人は、EcoFlowの公式ホームページをご確認ください。