キャンプで本格的なパスタを楽しみたいと思った経験はないでしょうか。自然の中で食べるパスタは格別な味わいがあります。
しかし、おいしいパスタを限られた調理器具や時間の中で作るのは、難しいと感じる方がほとんどです。
実は、キャンプでもちょっとしたコツを押さえれば、簡単においしいパスタを作れます。特に、スキレットやメスティンを使うと、本格的な味わいのパスタ料理も可能です。
この記事では、キャンプでパスタをおいしく簡単に作るポイント、定番パスタ料理10選をわかりやすく解説します。
キャンプ場でおいしいパスタを作りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
キャンプでパスタをおいしく簡単に作るポイント

ここでは、キャンプでパスタをおいしく簡単に作るポイントを解説します。
具材は事前に下準備しておく
キャンプでパスタを作る場合は、事前に具材を準備しておくべきです。
肉や野菜などの具材をあらかじめカットしておけば、キャンプ当日の調理時間を大幅に短縮できます。下準備の際に調味料も計量しておくと、さらに効率的に調理を進められます。
また、下準備した具材は、密閉容器に入れて冷蔵保存しておきましょう。
キャンプ場に持っていく際は、クーラーボックスを使って適切な温度管理をしてください。食材の鮮度も保てるため、さらにおいしくパスタを調理できるでしょう。
レトルトのソースを使うのもOK
ソース作りが面倒な方は、レトルトのソースを使うのもおすすめです。
キャンプ場での調理時間を短縮できるだけでなく、調理器具も少なくて済むため、片付けも楽になります。
最近では、高品質なレトルトソースが数多く販売されています。手軽に本格的な味わいを楽しめるため、キャンプでも有効活用できるでしょう。
そもそも、キャンプでソース作りに時間がかかってパスタを茹ですぎると、本来の風味やコシが損なわれてしまいます。一方でレトルトソースを使えば、パスタの茹で加減に集中できるため、アルデンテの食感を楽しめます。
また、レトルトソースは長期保存が可能です。使いきれなかった場合は持ち帰ることも可能なため、食品ロスの軽減もできます。
早茹でタイプのパスタを使う
茹で時間を短縮したい場合は、早茹でタイプのパスタがおすすめです。
通常のパスタは茹で時間が10分前後かかりますが、早茹でタイプは半分以下の時間で茹で上がります。種類によっては3分程度で茹で上がるものもあるため、キャンプでの調理時間を大幅に短縮できるでしょう。
早茹でパスタは、短時間で中心まで熱が通りますが、茹で時間が短い分、タイミングを逃すと失敗につながるため注意が必要です。
また、通常のパスタに比べてやや柔らかめに仕上がる傾向があります。好みのコシを楽しみたい方は、茹で時間を少し短めにするとよいでしょう。
パスタを前日に茹でて冷蔵しておく
パスタを前日に茹でて冷蔵しておくと、キャンプ当日の茹で時間を短縮できます。
この方法はハーフボイルパスタと呼ばれ、実際にイタリアンレストランでも利用されている調理法です。
標準の茹で時間の半分だけ茹で、オリーブオイルにつけて冷蔵保存しておけば、キャンプ当日の調理時間を大幅に短縮できます。
ただし、ハーフボイルパスタを用いる際は、パスタの保存状態に注意が必要です。密閉容器に入れて冷蔵保存し、キャンプ当日はクーラーボックスに入れて持ち運びましょう。
また、水漏れなどにも注意しなければいけません。
パスタを前日に茹でて冷蔵しておけば、キャンプ当日はフライパンや鍋で軽く温めるだけで食べられるため、燃料の節約も可能です。
調理前に水漬けしておくと茹で時間の短縮が可能
調理前に2〜3時間ほど水漬けしておくと、茹で時間の短縮が可能です。
この方法は時短だけでなく、もちもちとした食感を楽しめます。水漬けするとパスタの内部まで水分が浸透し、通常よりも短い時間で茹で上がります。
ただし、水漬けの時間が長すぎると、パスタが柔らかくなりすぎてしまう可能性があるため注意が必要です。水漬けの際はパスタが完全に水に浸かるように、十分な量の水を使用しましょう。
また、水漬け後のパスタは通常よりも早く茹で上がるため、茹で時間の管理にも注意が必要です。
調理前に水付けしておけば、キャンプ場での調理時間を短縮しつつ、独特のもちもち食感を楽しめます。ソースとの絡みも良くなるため、より濃厚な味わいになるでしょう。
調理器具が小さければショートパスタもおすすめ
使用する調理器具が小さい場合は、通常よりも短いショートパスタがおすすめです。
ショートパスタには、マカロニやペンネ、フジッリなどさまざまな形状があり、見た目や食感の違いを楽しめます。
また、スパゲッティなどの長いパスタに比べて、小さな鍋やフライパンでも調理しやすいのが特徴です。茹で時間は比較的短いため、調理時間の短縮にもつながります。
ただし、ソースの絡み方は形状によって異なるため、料理に合わせて選ぶようにしましょう。
例えば、ペンネは中空になっているため、クリーム系のソースとよく合います。フジッリはらせん状の形状で、ミートソースなどの具材の多いソースとの相性が抜群です。
ショートパスタを使えば、限られた調理器具でも多様なパスタ料理を楽しめます。
キャンプ飯に最適!スキレットやメスティンでも作れる定番パスタ料理10選

ここでは、スキレットやメスティンでも作れる定番パスタ料理10選を紹介します。
ナポリタン
ナポリタンは、日本生まれの洋風パスタとして有名です。
ケチャップベースのソースに、ピーマンやタマネギ、ベーコンなどを加えて作ります。
材料が比較的シンプルで、調理も簡単なため、キャンプでも人気のメニューです。スキレットを使えば、具材を炒めてからパスタを絡めるまでをひとつの調理器具で完結できます。
ナポリタンの特徴は、ケチャップの酸味と甘みのバランスが絶妙な点です。キャンプならではのアレンジを加えるなら、燻製の香りをつけるべく、ベーコンの代わりにソーセージを使うのもおすすめです。
ミートソース
ミートソースパスタは、濃厚な味わいが特徴の定番パスタ料理です。
ひき肉とトマトソースをベースに、玉ねぎやにんにく、セロリなどの野菜を加えて作ります。
キャンプでは、あらかじめ家で作っておいたミートソースを持参するのがおすすめです。パスタを茹でてソースを温めるだけで完成するため、現地での調理時間を大幅に短縮できます。
また、メスティンを使えば、パスタを茹でた後、同じ容器でソースと絡められるため、洗い物も少なくて済むでしょう。
ミートソースの特徴は、肉の旨味とトマトの酸味のバランスが絶妙な点です。長時間煮込むと、深みのある味わいになります。
明太パスタ
明太パスタは、明太子の塩味と旨味が特徴的な和風パスタです。
材料がシンプルで調理も簡単なため、キャンプでも人気があります。基本的な材料は、パスタ、明太子、バター、醤油、オリーブオイルです。
スキレットを使えば、バターで明太子を炒めてからパスタを絡める一連の工程をひとつの調理器具で完結できます。
明太パスタの特徴は、明太子の粒々とした食感と、バターのコクが絶妙にマッチする点です。仕上げに刻みのりをトッピングするとより香り豊かになります。
ペスカトーレ
ペスカトーレは、シーフードの旨味が凝縮された贅沢なパスタ料理です。
漁師風という意味を持ち、その日に獲れた新鮮な魚介類を使います。主な材料は、パスタ、エビ、イカ、アサリなどの魚介類、トマト、にんにく、白ワインです。
キャンプでは、あらかじめ下処理した魚介類を持参すると調理がスムーズです。
ペスカトーレの特徴は、魚介の旨味とトマトの酸味が絶妙にマッチする点です。キャンプならではのアレンジとして、現地で採れた山菜や野草を加えるのもおすすめです。
仕上げにレモンを絞ると、さっぱりとした味わいになるため夏のキャンプに最適です。
ペペロンチーノ
ペペロンチーノは、シンプルながら奥深い味わいが特徴のパスタ料理です。
主な材料は、パスタ、オリーブオイル、にんにく、唐辛子、パルメザンチーズが挙げられます。材料が少なく調理も簡単なため、キャンプでは人気のメニューです。
メスティンを使えば、パスタを茹でた後、同じ容器でオイルと具材を絡められるため、調理器具の使用を最小限に抑えられます。
ペペロンチーノの特徴は、にんにくと唐辛子の香りが効いた、シンプルながら奥深い味わいです。燻製の香りをつけるために、仕上げにベーコンやパンチェッタを加えるのもおすすめです。
また、レモンの皮をすりおろして加えると、爽やかな香りが加わり、より深みのある味わいになります。
ボンゴレビアンコ
ボンゴレビアンコは、アサリの旨味が凝縮された白ワインベースのパスタ料理です。
主な材料は、パスタ、アサリ、にんにく、白ワイン、オリーブオイル、パセリが挙げられます。キャンプでは、あらかじめ砂抜きしたアサリを持参すると調理がスムーズです。
スキレットを使えば、アサリを蒸し煮にしてソースを作り、茹でたパスタと絡める工程をひとつで完結できます。
ボンゴレビアンコの特徴は、アサリの旨味と白ワインの香りが絶妙にマッチする点です。キャンプならではのアレンジでは、現地で採れた山菜や野草を加えるのがおすすめです。
カルボナーラ
カルボナーラは、クリーミーで濃厚な味わいが特徴のパスタ料理です。
主な材料は、パスタ、ベーコン、卵、粉チーズ、黒コショウが挙げられます。キャンプでは、あらかじめ卵と粉チーズを混ぜておくと調理がスムーズです。
特徴は卵とチーズのクリーミーさと、ベーコンの塩味が絶妙にマッチする点です。キャンプでは、ベーコンの代わりにスモークサーモンを使うのもおすすめです。
また、仕上げに刻んだ青ネギを散らすと、彩りよく仕上がります。
ジェノベーゼ
ジェノベーゼは、バジルの香りが爽やかな緑色のパスタ料理です。
主な材料は、パスタ、バジル、にんにく、松の実、オリーブオイル、粉チーズが挙げられます。キャンプでは、あらかじめ家でペーストを作っておくと調理が簡単です。
ジェノベーゼの特徴は、バジルの爽やかな香りと、松の実の香ばしさが絶妙にマッチする点です。現地で採れた山菜や野草を加えると、雰囲気が一層よくなります。
また、仕上げにチェリートマトを加えると、酸味と甘みが加わり、深みのある味わいを楽しめます。
クリームチーズパスタ
クリームチーズパスタは、濃厚でまろやかな味わいが特徴のパスタ料理です。
主な材料は、パスタ、クリームチーズ、生クリーム、バター、粉チーズが挙げられます。キャンプでは、あらかじめクリームチーズを室温に戻しておくと調理がスムーズです。
クリームチーズパスタの特徴は、クリームチーズのまろやかさと、生クリームのコクが絶妙にマッチする点です。燻製の香りをつけるために、ベーコンやスモークサーモンを加えるのもいいでしょう。
また、仕上げに黒コショウをたっぷりかけると、大人の味わいを楽しめます。
調理の際は火加減に注意し、焦がさないようにするのがポイントです。濃厚な味わいのため、サイドメニューに新鮮なサラダを添えるとバランスの良い食事になるでしょう。
イカスミ
イカスミパスタは、独特の黒い色と濃厚な海の味わいが特徴のパスタ料理です。
主な材料は、パスタ、イカ、イカスミ、にんにく、オリーブオイル、白ワインが挙げられます。
キャンプでは、あらかじめイカを下処理し、イカスミを準備しておくと調理がスムーズです。スキレットを使えば、すべての工程をひとつで完結できます。
イカスミパスタの特徴は、イカスミの濃厚な味わいと、イカの食感が絶妙にマッチする点です。現地で採れた魚介類を加えたり、仕上げにレモンを絞ったりすると、イカスミの濃厚さがより引き立ちます。
見た目のインパクトが強い料理を作りたいなら、おすすめのメニューといってよいでしょう。キャンプの食卓が盛り上がること間違いなしです。
EcoFlow DELTA 3 Plusを使って調理の幅を広げよう!

EcoFlow DELTA 3 Plusは、キャンプでの調理の幅を大きく広げてくれるポータブル電源です。電気鍋やケトル、電気グリルなどの電化製品を使用できるため、多彩な料理を楽しめます。
また、1,024Whの大容量バッテリーを搭載しているため、長時間の使用が可能です。急速充電にも対応し、短時間での充電も実現します。
さらに、複数の出力ポートを備えているため、同時に複数の電化製品を使用できます。
DELTA 3 Plusをキャンプ場で使えば、パスタを茹でるための電気ケトルや、ソースを温めるための電気鍋、ホットプレートなども使用可能です。これにより、火を使わずに調理ができるため、安全にキャンプでの料理を楽しめます。
加えて、静音設計になっているため、自然の中での静けさを壊さずに使用できます。
キャンプでの調理の幅を広げたい方、より快適なアウトドア体験を求める方には、DELTA 3 Plusの使用がおすすめです。このポータブル電源があれば、キャンプでのパスタ作りがより簡単で楽しいものになるでしょう。

まとめ
キャンプでパスタをおいしく簡単に作るポイント、定番パスタ料理10選を解説しました。
キャンプでおいしいパスタを作るには、事前準備や調理器具の選択、調理方法の工夫が欠かせません。それぞれを徹底すれば、キャンプでも本格的なパスタ料理を楽しめます。
また、EcoFlow DELTA 3 Plusのようなポータブル電源を活用すれば、さらに調理の幅が広がります。電気調理器具を使用すると、安全かつ多彩な料理を楽しめるでしょう。
キャンプでのパスタ作りは、仲間や家族と一緒に楽しむ素晴らしい体験のひとつです。キャンプならではの調理器具を活かしておいしいパスタを作ってみてください。
自然の中で味わう手作りパスタは、きっと特別な思い出になるはずです。