赤ちゃんをキャンプに連れていく年齢に明確な決まりはありませんが、生まれてすぐ自然のなかに連れていくのは気が引けるものです。
生まれて間もない赤ちゃんにとって、自然には危険な要素が数え切れないほどあるため、連れていく時期には十分注意が必要となるでしょう。
この記事では、赤ちゃんのキャンプデビューはいつからか、キャンプするための下準備、キャンプ場の選び方、注意点をわかりやすく解説します。
赤ちゃんとのキャンプについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
赤ちゃんのキャンプデビューはいつから?

赤ちゃんとのキャンプは本人の成長に合わせて決めるのが良く、生後数ヶ月でデビューできるとされていますが、生後6ヶ月を超えてからが理想です。
ここでは、赤ちゃんのキャンプデビューはいつからかについて詳しく解説します。
具体的な時期は決まっていない
赤ちゃんのキャンプデビューについては、具体的な時期は決まっていません。
両親が一緒にキャンプしたいと思えば連れて行けますし、まだまだキャンプはできないと思えば連れて行かないという選択肢も考えられます。
しかし、赤ちゃんは大人と比べて免疫力が備わっていない他、危険な生物に対する耐性もありません。感染症や食中毒、熱中症などにも注意が必要となるでしょう。
そのため、いつからキャンプするかは慎重に判断すべきです。
生後3ヶ月からOKとされている
赤ちゃんをキャンプに連れていく場合、生後3ヶ月からOKとされています。
キャンパーのなかには、実際に生後3ヶ月で赤ちゃんをキャンプデビューされている人もおり、各々楽しい思い出を作っています。
例えば、すでに2人目で子育てに慣れている夫婦であれば、1人目の子と一緒にキャンプするのは十分ありでしょう。
むしろ、好奇心旺盛で目を離すとすぐにいなくなる1〜3歳児よりも、数ヶ月の赤ちゃんの方が楽だったりするため、状況に応じて判断するのが良いです。
逆に1人目の赤ちゃんで子育てそのものに慣れていない夫婦の場合、不慣れなキャンプで思わぬトラブルに巻き込まれることがあるため、注意が必要です。
本人の成長に合わせて決める
赤ちゃんのキャンプデビューは、本人の成長に合わせて決めるのが望ましいです。
赤ちゃんによって成長のスピードは異なり、他の子より成長が早い子もいれば遅い子もいるため、本人の成長速度を考えて決めることを推奨します。
環境に対する適応能力も赤ちゃんによって違うため、本人の成長に合わせて徐々にお出かけ慣れさせておくと良いでしょう。
理想は生後6ヶ月を超えてから
赤ちゃんのキャンプデビューの理想は、生後6ヶ月を超えてからです。
生後6ヶ月となると首が座ることでキャンプ場までの移動が楽になる他、感情の発達によって色んな物事から刺激を受けて感受性が豊かになるとされています。
キャンプには危険もありますが、自然のなかで学べることもあり、赤ちゃんにとっても貴重な経験となるのは間違いありません。
ただし、生後6ヶ月〜1歳半までは風邪をひきやすいため、連れていく場合は万全の準備を済ませておくようにしましょう。
赤ちゃんとキャンプするための下準備

赤ちゃんとキャンプするためには、下準備が必要です。ここでは、赤ちゃんとキャンプするための下準備について詳しく解説します。
一緒にお出かけ慣れしておく
赤ちゃんのキャンプデビュー前に、一緒にお出かけ慣れさせておくのが望ましいです。
生後数ヶ月の赤ちゃんは家のなかや両親の顔しか見たことがなく、外にどのような世界が広がっているのかを知りません。
そんな状態でいきなりキャンプ場に連れていくと、衝撃を受けてしまうでしょう。
だからこそまずは公園に行ったり、散歩をしたり、一定の刺激を受けられるお出かけから徐々に慣らしていくことを推奨します。
赤ちゃんとのお出かけは子を持つ夫婦にとっても本人にとっても不慣れなことの連続となるため、一緒にお出かけするのに慣れておくと安心ではないでしょうか。
徐々に刺激に慣れてきたら、日帰りのピクニックなどに挑戦すると良いです。
以下の記事では、子どもが喜ぶキャンプならではの遊び20選について解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
→子供が喜ぶキャンプならではの遊び20選!親子で満喫しよう!
健康診断や予防接種を受けておく
赤ちゃんは免疫機能が未熟なため、健康診断や予防接種を受けておくと良いです。
出産後は定期的に健康診断を受けるかと思いますが、予防接種に関しては任意のものもあり、済ませていない人もいると思います。
赤ちゃんは大人と比べてちょっとしたことで体調不良になりやすいため、健康診断はもちろん必要に応じて予防接種も受けておいてください。
当日の体調も把握し、調子が悪そうな場合は延期や中止も考えるようにしましょう。
自分自身のキャンプ経験値を積んでおく
自分自身のキャンプ経験値を積んでおくことで、テントの設営から食材の処理まで役割分担しながら迅速に対応できます。
赤ちゃんがいると何かと気を張っていていつものようなキャンプはできませんが、ある程度のキャンプスキルがあることでスムーズに設営可能です。
食材の処理なども自宅で済ませておけば、現地での負担を軽減できるでしょう。
必要なものをすべて揃えておく
赤ちゃんのキャンプデビューに備え、必要なものをすべて揃えておけば何かと安心です。
主に赤ちゃんとのキャンプで必要なものは、以下の通りとなります。
- おしりふき・おむつ
- 着替え(上着・下着)
- 健康保険証・母子手帳
- 抱っこ紐・ビニール袋
- 哺乳瓶・ミルク
- 離乳食
キャンプにはテントをはじめ、調理器具や寝袋などが必要となりますが、赤ちゃんがいる場合はおしりふきやおむつを持参するようにしてください。
通常のキャンプと同様に着替え(上着・下着)を持ち、暑さにも寒さにも対応できるようにしておくと良いです。
加えて、緊急で病院に行くことになっても良いよう健康保険証と母子手帳を持参します。
他には、常に一緒にいられるように抱っこ紐、使用済みのおしりふきやおむつを入れられるようにビニール袋を持つようにしましょう。
哺乳瓶にミルク、離乳食などのご飯も忘れてはなりません。
赤ちゃんとのキャンプでは、通常の荷物にプラスして赤ちゃん用の荷物が必要となるため、忘れ物がないよう持ち物リストを作っておくと良いです。
以下の記事では、ファミリーキャンプの持ち物リストやデイキャンプについてより細かく解説しています。
→【2025年】ファミリーキャンプの持ち物リスト!選び方や収納方法も解説
→デイキャンプとは?おすすめの過ごし方5選と子供がいるときにあると便利な持ち物も紹介
ベストシーズンを選んで行く
赤ちゃんとのキャンプは、ベストシーズンを選んで行くようにしましょう。
赤ちゃんに快適な気温は夏場で26〜28℃、冬場で20〜25℃といわれており、テント内の室温を適温に保つ必要があるため、ベストシーズンが絶対です。
気温は春の4〜6月、秋の9〜11月がちょうど良いため、真夏や真冬を避けるのが良いです。
体温調節機能が大人ほど発達していない赤ちゃんにとって真夏や真冬は過酷な環境となるため、ある程度成長するまではお避けください。
ポータブル電源を持っていく
赤ちゃんとのキャンプに限らず、アウトドアにはポータブル電源があると便利です。
ポータブル電源は持ち運びできる蓄電池で、あらかじめ充電しておくことで電源の取れないところでもデバイスの充電や電気製品への給電ができます。
赤ちゃんの保温に役立つ電気毛布を動かすのにも使用できるため、ポータブル電源を1台持参するのが良いでしょう。
ポータブルエアコンなど快適に過ごすための家電も動かせるなど、1台あるだけでも快適度が格段に変わってくるのではないでしょうか。
赤ちゃんと過ごすキャンプ場の選び方

赤ちゃんとキャンプする場合、キャンプ場選びも重要です。
ここでは、赤ちゃんと過ごすキャンプ場の選び方について詳しく解説します。
家からすぐアクセスできるところを選ぶ
赤ちゃんと過ごすキャンプ場は、家からすぐアクセスできるところを選ぶべきです。
あまりにも遠方だとトラブルが発生した際にすぐ家に戻って来られないため、車で20〜30分で行ける近郊のキャンプ場を選ぶようにしてください。
1時間を超えるようなところだと、赤ちゃんも両親も疲れます。
自由に設営できるところを選ぶ
赤ちゃんがいる場合は、自由に設営できるところを選ぶのも良いでしょう。
キャンプ場には区画サイトやフリーサイトなどがあるのですが、区画サイトは利用できるスペースが決められているため、フリーサイトの方が何かと安心です。
1〜2人から利用できる区画サイトより、大人数で利用できるフリーサイトの方が赤ちゃんも両親も気を遣わずのびのびとできます。
周辺に病院があるところを選ぶ
赤ちゃんがいる場合は、周辺に病院があるところを選ぶのも良いのではないでしょうか。
さっきまで元気だったのに突然具合が悪くなるのが赤ちゃんの常識であるため、すぐに病院に行けるところの方が安心できます。
不意の病気に備え、普段通っている病院にすぐ行けるキャンプ場を選ぶのも良いです。
予約不要のところを選ぶ
赤ちゃんと過ごすキャンプ場は、予約不要のところを選びます。
赤ちゃんは体調を崩しやすいため、突然体調不良となって行けなくなってもキャンセル料がかからないキャンプ場を選ぶようにしましょう。
なお、予約不要のキャンプ場はベストシーズンだと利用者で埋まっていて予定変更を余儀なくされることがあるため、候補地を複数挙げておくべきです。
赤ちゃんと過ごすキャンプでの注意点

赤ちゃんと過ごすキャンプでは、いくつかの注意が必要です。
ここでは、赤ちゃんと過ごすキャンプでの注意点について詳しく解説します。
片時も目を離さない
赤ちゃんとキャンプする場合は、片時も目を離さないようにしてください。
生後数ヶ月では、勝手に歩いてどこかに行くことはありませんが、知らず知らずのうちに移動していたり、危険な生物に襲われていたりします。
目を離している隙にトラブルに見舞われることもあるため、常におんぶや抱っこしておくのが鉄則です。
危険な場所に近づけない
危険な場所に近づけないのも、赤ちゃんとのキャンプで守るべき注意点の一つです。
赤ちゃんは予測不可能な動きをすることがあるため、火元や水辺など、危険な場所には絶対に近づけてはいけません。
何らかの作業で置いておかなくてはならない場合は、ベルトなどで固定して見守ります。
食事や睡眠を十分確保する
赤ちゃんとのキャンプでは、食事や睡眠を十分確保することが欠かせません。
十分な食事や睡眠を取っていないと集中力が切れ、赤ちゃんから目を離したり、キャンプ場までの運転で事故を起こしたりしやすくなります。
前日の夜はきちんと就寝し、朝はしっかりとご飯を食べてから出発すべきです。
他のキャンパーに配慮する
赤ちゃんとのキャンプでは、他のキャンパーに配慮することも忘れてはなりません。
キャンパーによっては静かにキャンプを楽しみたい人が一定数いるため、騒がしくしていると苦情をいわれることがあります。
泣き声を注意されることは滅多にありませんが、マナーに関しては非常に厳しいキャンパーもいるため、十分に配慮すべきです。
まとめ
赤ちゃんのキャンプデビューはいつからか、キャンプするための下準備、キャンプ場の選び方、注意点を解説しました。
赤ちゃんのキャンプデビューに決まりはありませんが、生後6ヶ月からが理想です。生後6ヶ月となると、ある程度の環境に対しても耐性ができます。
まずは公園に行ったり散歩したりと徐々に刺激に慣れさせ、本人の成長によって判断するのが良いでしょう。
なお、赤ちゃんとキャンプする際は、ポータブル電源があると便利です。
ポータブル電源があればキャンプの情報収集や連絡手段に必要なデバイスを充電できる他、キャンプに必要な電気製品にも給電できます。
EcoFlowのEcoFlow DELTA 3 Plusを持参すれば、ほとんどの家電に対応できるため、赤ちゃんとのキャンプでもより快適に過ごせるでしょう。
なお、EcoFlow DELTA 3 PlusはEcoFlowが販売しているポータブル電源のなかでは比較的中型~大型ですが、持ち運びに役立つキャスター付きで持ち運びも楽々です。
急速充電対応で寝ている間や身支度の最中にフル充電できるため、突発的にキャンプすることを思いついても対応できます。
