モバイルバッテリーの使い方や充電方法について疑問はありませんか?モバイルバッテリーの主な充電方法は、ACアダプター、パソコン、シガーソケットの3つです。
状況に合った充電方法を選択することで、効率的にモバイル端末の充電が完了します。しかし、モバイルバッテリーを利用する上ではいくつかの注意点があり、誤った使い方をするとバッテリーの劣化を招く恐れがあります。
注意点を守り、正しく充電することで、その製品を長く愛用することができるのです。そこで今回は、モバイルバッテリーの利用方法と注意点、活躍するシーンについて解説します。
モバイルバッテリーとは?
モバイルバッテリーとは、スマホやタブレットといったモバイル端末を充電できる携帯充電器のことを指します。主に外出先での予備電源として使用され、バッテリーの容量がなくなるまでは何度でも充電が可能です。
スマートフォンなどのモバイル端末が広く普及した現在では、移動中や作業中に充電をする機会が増え、モバイルバッテリーが生活に欠かせない必需品になりつつあります。普段の生活だけでなく、アウトドアや緊急時にも重宝されます。
モバイルバッテリーの用途
モバイルバッテリーの主な利用用途は、外出先におけるモバイル端末の充電です。スマートフォンを中心に、以下のような電子機器の充電に役立ちます。
- パソコン
- タブレット
- 携帯ゲーム機
- 持ち運びランタン
- 携帯ラジオ
モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で表します。大容量のものでも、その容量は数万mAh程度なので、電気容量がそこまで大きくない小型電子機器の充電に適しています。
モバイルバッテリーの使用シーン
モバイルバッテリーは、モバイル端末を外出先で充電する際に活躍します。旅行や出張のような充電の機会が少ない状況はもちろんのこと、以下のように幅広いシーンで重宝されます。
【モバイルバッテリーが活躍するシーン】
- 通勤・通学時
- 遊園地やテーマパーク
- アウトドア活動
- 災害時
特に「充電量を確認せず急いで外出したとき」「長期間の外出で充電するタイミングが取れないとき」などのシーンでモバイルバッテリーが役立ちます。
モバイルバッテリーの使い方
モバイルバッテリーは本体を充電することで、繰り返し使用することが可能です。本項では、モバイルバッテリーの正しい充電方法、そして充電時の注意点について解説します。
モバイルバッテリーの充電方法
モバイルバッテリーの主な充電方法として、以下の3つが挙げられます。
- ACアダプター
- パソコン
- シガーソケット
これらの充電方法を1つずつ解説します。
充電方法1.ACアダプター
ACアダプターとは、一般的な充電器とケーブルのことです。例えば、壁のコンセントを使った充電方法などがこれに該当します。ACアダプターを用いた方法は充電スピードが最も早く、安全な方法であるため、できる限りこの方法が推奨されます。
充電方法2.パソコン
パソコンから充電する方法もあります。USB端子をパソコンに接続すれば、パソコンのバッテリーを通じて充電が可能です。
コンセントが1つしかない状況では便利な方法ですが、ACアダプターに比べて充電効率はそこまで高くなりません。その点を留意した上で、パソコンを使った充電方法を利用しましょう。
充電方法3.シガーソケット
3つ目は、シガーソケットを使った充電方法です。車のシガーソケットにシガーチャージャーを接続し、そこにモバイルバッテリーを接続すれば充電できます。
シガーソケットを使った充電はほかの方法に比べて充電効率が著しく低いため、あくまで最終手段として活用しましょう。車での移動時などにおすすめです。
→モバイルバッテリーの正しい充電方法を解説!充電時の注意点や長く使うための工夫を紹介
充電時の注意点
最近のモバイルバッテリーの電池には、リチウムイオン電池が採用されています。この電池が採用された製品を使う際には、以下のようなポイントが注意点となります。
- バッテリー残量がゼロのまま使用し続けない
- スマートフォンを操作したまま充電しない
- 直射日光が当たる場所や温度の高い場所に放置しない
バッテリー残量が0%や100%の状態にならないよう意識することも大切です。また、スマートフォンを操作しながらの充電は、充電完了までの時間を延長させ、バッテリーの劣化につながる恐れがあります。モバイルバッテリーを長く愛用するためにも、これらの注意点を日頃から意識しましょう。
モバイルバッテリーを選ぶ際のポイント
モバイルバッテリーを選ぶ際には、いくつか意識すべきポイントがあります。以下、重要なポイントを大きく5つに分けて解説します。
- 急速充電対応の有無
- バッテリー容量
- サイズ・重量
- PSEマークの有無
- コネクタ規格
各ポイントを順番に見ていきましょう。
ポイント1.急速充電対応の有無
モバイルバッテリーを選ぶ際は、急速充電対応の有無を確認しましょう。出力が大きければ大きいほど充電スピードが速くなり、結果としてモバイル機器の充電が短時間で完了します。
特に大容量のスマートフォンやパソコンの充電が想定される場合は、この急速充電対応の有無が重要となります。目安として、最低2.0A(アンペア)以上の製品を選ぶようにしましょう。
ポイント2.バッテリー容量
本体のバッテリー容量も重要なポイントの1つです。バッテリー容量が大きい製品を選択すれば、その分長時間の充電にも対応できます。
バッテリー容量を確認する際は、容量を示す「mAh」に注目しましょう。充電するモバイル端末の容量によっても適切なバッテリー容量が異なるため、使用が想定される機器に応じて選ぶことが大切です。
ポイント3.サイズ・重量
モバイルバッテリーはその名前の通り、本体を携帯して移動中など外で使用することが多い機器です。したがって、持ち運びやすいコンパクトなサイズ、そして軽量な製品が求められます。
コンパクトで軽量な製品を選べば、移動時の荷物の負担を軽減できます。とはいえ、サイズ・重量とバッテリー容量はトレードオフの関係にあるため、状況や目的に合わせて選ぶことが推奨されます。
ポイント4.PSEマークの有無
製品を選ぶ際はPSEマークの有無を必ず確認しましょう。PSEマークは、電気製品が安全性を満たしていることを示すマークです。
2019年2月以降に販売されたモバイルバッテリーには、このPSEマークの表示が必要です。つまり、PSEマークが記載されていない製品は、安全性の基準を満たしていない可能性があります。
ポイント5.コネクタ規格
多くのモバイルバッテリーにはUSB端子が搭載されており、そのコネクタ規格の種類を確認する必要があります。USBには以下のような規格があります。
コネクタ規格 | 特徴 |
Type-A | 最もスタンダード |
Type-B | 周辺機器によく使われる |
Type-C | 最新の規格でスマホなどによく使われる |
充電スピードにこだわりたいなら、最新の規格であるType-Cを選択しましょう。この規格は迅速な充電に対応しており、その特性から最近のスマートフォンやノートパソコンに多く採用されています。
モバイルバッテリーとポータブル電源の違い
モバイルバッテリーと似たような機能を持つ製品として、ポータブル電源が挙げられます。この2つの製品は似ているようで、それぞれ異なる特徴を持っています。異なるポイントは大きく以下の4点です。
- バッテリー容量の大きさ
- 持ち運びのしやすさ
- 対応しているデバイス
- 活躍するシーン
ポータブル電源にしかないメリットもあるため、モバイルバッテリーの購入を検討している方も、ぜひ以下の詳細を確認してみてください。
バッテリー容量の大きさ
1つ目の違いは、バッテリー容量の大きさです。ポータブル電源とモバイルバッテリーでは、以下のようにバッテリー容量の大きさがまったく異なります。
ポータブル電源 | 少なくても数万mAh、容量が大きいと数十万mAh |
モバイルバッテリー | 1万mAhまでの製品が多く、最大でも3万mAh程度 |
モバイルバッテリーの主な役割はモバイル端末における充電である一方、ポータブル電源は消費電力の大きい家電製品などの電力供給にも使用します。そのため、ポータブル電源は大容量のバッテリーを積んでいることが多いのです。
持ち運びのしやすさ
次に、持ち運びのしやすさについてです。モバイルバッテリーは通勤時や通学時、外出先などでの利用を想定しているため、手のひらに収まるコンパクトなサイズが一般的です。
一方でポータブル電源は、アウトドアや災害時において家電製品などの利用を想定しているため、一般的には両手で持ち運べる程度のサイズ・重量になっています。
対応しているデバイス
モバイルバッテリーとポータブル電源では、対応しているデバイスが大きく異なります。モバイルバッテリーはモバイル端末がメインであるのに対し、ポータブル電源は小型電子機器はもちろんのこと、扇風機や炊飯器、冷蔵庫など、一般的な家電製品の使用にも対応しています。
その理由は、モバイルバッテリーに比べてバッテリー容量が大きく、定格出力に優れているためです。これにより、大きな電力を必要とする家電製品などにも対応できるのです。
活躍するシーン
双方では性能面が大きく異なるため、それに伴い活躍シーンも違います。ポータブル電源は以下のようなシーンで能力を発揮します。
- スポットエアコンを使用してキャンプ中の熱中症を予防する
- IH調理器具を用いて災害時でもあたたかい食事を用意できる
- 車載冷蔵庫を使って車内で飲食品を安全に保管する
仮に停電が起きたとしても、大容量のポータブル電源であれば、家電製品に電力を数日間供給できます。趣味のアウトドアだけでなく、停電時の非常用電源としても活躍します。
→ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか?用意すべき5つの理由
アウトドア・非常時に活用したいならポータブル電源
キャンプやアウトドア、さらには非常時の活用も考えると、モバイルバッテリーよりポータブル電源のほうが適していると言えます。なぜなら、ポータブル電源はバッテリー容量が大きく、さまざまな電気機器の利用に対応しているためです。
災害時にはライフラインの復旧までに1週間以上かかる場合もあり、スマートフォンのみの利用でも5〜7回程度の充電が必要になります。また、食糧を安全に保管するためには、冷蔵庫・冷凍庫の使用が求められます。
アウトドア活動を楽しみたい場合も同様です。キャンプや車中泊で快適に過ごすには、ポータブルクーラーや車載冷蔵庫などの利用が推奨されます。
このような状況では、バッテリー容量が小さいモバイルバッテリーよりも、大容量バッテリーを積んだポータブル電源のほうが利用に適しているのです。特におすすめのポータブル電源として、以下3つのEcoFlow製品を紹介します。
RIVER 2
「RIVER 2」は、業界トップクラスのコンパクトさと軽量さを持つ製品です。複数のアウトドアグッズと一緒に持ち運んでも、大した負担にならないのが最大の利点です。ソロキャンプやソロフィッシングなどの利用に適しています。
容量 | 256Wh |
定格出力 | 300W |
AC充電入力 | 最大360W |
サイズ | 24.5 x 21.5 x 14.5cm |
重量 | 約3.5kg |
出力口 | 合計11 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-portable-power-station |
RIVER 2 Max
「RIVER 2 Max」は、機能性と携帯性のバランスを追求した製品です。サイズと重量を抑えつつ、家電製品を快適に使用できるほどの出力を誇ります。アウトドアでの利用だけでなく、防災グッズの用意を万全にしたい方にもおすすめです。
容量 | 512Wh |
定格出力 | 500W |
AC充電入力 | 660W |
サイズ | 26.9 x 25.9 x 19.6cm |
重量 | 約6.1kg |
出力ポート | 合計11 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-max-portable-power-station |
RIVER 2 Pro
バッテリー容量と携帯性の両方にこだわりたいなら「RIVER 2 Pro」が推奨されます。対応している家電製品が多く、アウトドアや緊急時に大いに活躍します。高い安全性と長寿命を実現したリン酸鉄リチウムイオン電池が採用されているのもポイントです。
容量 | 768Wh |
定格出力 | 800W |
AC充電入力 | 100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
サイズ | 26.9 x 25.9 x 22.6cm |
重量 | 約7.8kg |
出力ポート | 合計11
ACx4 USB-Ax4 DC5521ポートx2 シガーソケットx1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station |
まとめ
本記事では、モバイルバッテリーの利用方法と注意点、活躍するシーンについて解説しました。
モバイルバッテリーは、スマートフォンやパソコンを外出中に充電できる便利な製品です。主な充電方法としては、ACアダプター、パソコン、シガーソケットの3つがあり、注意点を守ることでバッテリーの負担を抑え、製品を長く使用することができます。
アウトドアでの使用、災害時の備えとして電源を用意したい方は、モバイルバッテリーよりもポータブル電源が推奨されます。
本サイトを運営するEcoFlowは、携帯性が高く、それでいて高機能なポータブル電源を多数販売しております。以下の「RIVER」シリーズをぜひご確認ください。