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ポータブル電源の充電を長持ちさせる3つの方法!充電管理アプリの重要性とは?

「ポータブル電源の充電を長持ちさせたい」と思っていても、使用する電気機器の消費電力が大きければ、すぐにポータブル電源の充電がなくなってしまいます。しかし、ある工夫を取り入れることで、ポータブル電源の充電を多少長持ちさせることが可能です。

また、ポータブル電源の充電や寿命を延ばしたいなら、小手先の工夫だけでなく、充電方法や使い方にもこだわる必要があります。

そこで今回は、ポータブル電源の充電を長持ちさせる方法、代表的な充電方法や充電時の注意点を解説します。ポータブル電源の充電を少しでも長持ちさせたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

ポータブル電源の充電と電池について

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ポータブル電源は大容量バッテリーを積んでいるため、モバイルバッテリーよりも電力をたくさん供給できます。また定格出力が大きいことから、スマートフォンやパソコンの充電だけでなく、小型ストーブや電気ケトルなどの電気機器にも電力を供給可能です。

そのため、ポータブル電源は日常生活だけでなく、キャンプや車中泊、登山などのアウトドアや、停電が起きたときの非常時にも活躍します。携帯性の高い製品が多数販売されているのもポイントです。

しかし、ポータブル電源にはリチウムイオン電池が採用されていることが多く、使用するたびに電池が劣化する性質にあるため、寿命が短い製品だと5年ほどで快適に使用できなくなってしまいます。

基本的にポータブル電源の寿命は充電のサイクル回数であらわされ、この充電のサイクル回数は製品に応じて異なります。ポータブル電源の寿命を伸ばす方法や保管場所について知りたい方は、以下の記事をご確認ください

→「​​ポータブル電源の保管方法を徹底解説!保管場所の選び方や長持ちさせる5つの工夫

ポータブル電源の充電を長持ちさせる3つの方法

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電力を供給する電気機器の消費電力が大きくなれば、ポータブル電源の充電も早くなくなります。「充電を長持ちさせたい」という思いがあっても、消費電力の大きい電気機器ばかりを使うと、すぐにポータブル電源の充電がなくなってしまうでしょう。

しかし、以下3つの方法を講じれば、ポータブル電源の充電を多少長持ちさせることが可能です。出先で長く使用したい場合は、以下の方法を試してみてください。

  1. 高温多湿の場所で使わない
  2. 電気機器の使用時だけ電力を供給する
  3. 長時間の連続使用は避ける

各方法を1つずつ解説します。

方法1.高温多湿の場所で使わない

充電を長持ちさせたいなら、高温多湿の場所で使わないようにしましょう。ポータブル電源は人間と同じく、高温多湿の場所が苦手という特性を持ちます。

特に真夏で、日差しが強くあたる場所でポータブル電源を使用すると、内蔵されているリチウムイオン電池が熱くなり、電力を多く消費してしまいがちです。また、気温が極端に低い場所で使った場合、バッテリー残量が急激に減少することがあります。

これらのことから、ポータブル電源の充電を延ばしたいなら、風通しの良い25度前後の環境で使用しましょう。

方法2.電気機器の使用時だけ電力を供給する

ポータブル電源を利用する際は、電気機器の使用時だけ電力を供給するようにしましょう。電気機器を使用していないのにケーブルをつなぎ、電力を供給すると、ポータブル電源のバッテリーを無駄に消費してしまいます。

「取り外すのが面倒くさい」「あとで電気機器を使うからいいや」という考えでポータブル電源を使ってしまうと、充電を長持ちさせることはできません。特にアウトドアなど、外出先で使う場合は徹底しましょう。

方法3.長時間の連続使用は避ける

3つ目の方法は、長時間の連続使用は避けるというものです。ポータブル電源に採用されているリチウムイオン電池は、連続で使用すると熱を持ちやすくなる性質があります。

特にポータブル電源を充電しながら、何時間も連続で電気機器に電力を供給すると、バッテリー部分が熱くなり、無駄に電力を消費してしまいがちです。寿命を早めてしまうことにもつながるため、ポータブル電源が熱を持ち始めたら、使用を一度中断して休ませることが大切です。

ポータブル電源の充電方法|代表的な3つの種類

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充電を長持ちさせる小手先の工夫を講じても、電力を消費すると時間とともにいずれ充電は切れます。外出先でポータブル電源をできるだけ長く使いたい場合は、何かしらの方法で本体を充電し、バッテリー残量を回復させる必要があります。

ポータブル電源の充電方法は、製品の種類やメーカーによってさまざまです。代表的な充電方法としては、以下の3つが挙げられます。

  1. AC充電
  2. ソーラー充電
  3. シガーソケット充電

それぞれの充電方法を順番に解説します。各充電方法を理解し、状況に合った適切な方法でバッテリー残量を回復させましょう。

充電方法1.AC充電

最もオーソドックスな方法はAC充電です。基本的には、本体に付属しているACアダプターを家庭のコンセントにつなげて充電します。EcoFlowのポータブル電源など、変換を必要としない製品ならACアダプターがなくても充電が可能です。

AC充電はほかの方法よりもワット数が高く、供給が安定しているため、ポータブル電源を素早く充電できます。コンセントに接続できる環境なら、優先的にAC充電を選択しましょう。

充電方法2.ソーラー充電

2つ目の方法はソーラー充電です。ポータブル電源本体にソーラーパネルが付属している製品を、もしくはポータブル電源本体と別途ソーラーパネルを用意することで、太陽光を用いて充電を蓄えることができます。

備え付けの電源がないキャンプ場や、車内で過ごすことの多い車中泊など、AC充電が行えない環境ではこの方法が有効です。

ただしワット数が低く、充電完了までに時間がかかるのが難点です。また、天気が晴れていて、太陽が出ていないと充電できないことも覚えておきましょう。

充電方法3.シガーソケット充電

最後に紹介するのは、シガーソケットを使った充電方法です。対応している製品であれば、車に搭載されているシガーソケットから充電できます。

キャンプ場に向かっている最中や、太陽が出ていない上に電源が確保できない、といった状況では最適な方法です。しかし、AC充電に比べて給電量が少ないので、充電完了までにどうしても時間がかかってしまいます。

また、移動中にポータブル電源への充電を行うと車のバッテリーに負担をかけること、エンジン停止中は基本的に充電できないことも難点です。これらを踏まえた上で、シガーソケット充電を検討しましょう。

ポータブル電源の充電に関する3つの注意点

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ポータブル電源の充電について、注意すべきポイントが3つあります。以下のポイントを押さえれば、バッテリーの劣化が遅くなり、1つの製品を長く愛用できるでしょう。

  1. 過充電させない
  2. 過放電させない
  3. 充電しながら電気機器を使用しない

各ポイントを1つずつ解説します。

ポイント1.過充電させない

1つ目のポイントは、過充電させないことです。過充電とは、コンセントにつないだまま放置し、充電しすぎることを指します。

バッテリー残量が100%なのに過度な充電を行ってしまうと、電池内で正極の劣化と酸素の発生、さらには電解質の酸化分解によってガスの発生が起こります。そのほか、電池の温度上昇でさまざまな劣化を招いてしまうため注意が必要です。

ポイント2.過放電させない

ポータブル電源を過放電させないことも大切です。ポータブル電源のバッテリー残量は、使用していなくても自然的な放電によって少しずつ減っていきます。また残量が0%になっても自動で止まらず、さらに減少し続ける過放電が起きてしまいます。

この過放電が起きると、集電体の銅箔(どうはく)が電解質に溶出して大量のガスが発生し、バッテリーの劣化を招いたり充電ができなくなったりするため、保管中にバッテリー残量を0%にしない工夫が必要です。

一般的にポータブル電源の自然放電は半年で20%程度なので、長期保管する際はバッテリー残量を60〜80%に調整した上で、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

ポイント3.充電しながら電気機器を使用しない

寿命をできる限り伸ばしたいなら、充電しながら電気機器を使わないようにしましょう。充電しながら電力供給することを「パススルー」と言い、これを行うと電池に負荷をかけ、劣化を早めてしまいます。

バッテリーが高温になり、充電の消費を早める可能性もあるため、1つの製品を長く愛用したい方は充電しながら電気機器を使わないよう徹底しましょう。なお、パススルーはAC充電に限らず、ソーラー充電やシガーソケット充電の際にも起こります。

充電管理アプリを使えばポータブル電源の充電が長持ちする

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ポータブル電源の一部製品は、充電管理アプリに対応しています。充電管理アプリとは、ポータブル電源本体とペアリングし、スマートフォンでバッテリー残量を把握できるアプリのことです。

アプリによっては、ポータブル電源を遠隔で操作できたり、容量や入力値など細かい情報を確認できたり、バッテリーレベルや充電速度を設定してエネルギーをコントロールできたりします。

この充電管理アプリを用いて、ポータブル電源にとって最適な方法で充電・管理ができれば、バッテリーの劣化を遅らせることができるのです。

なお、本サイトを運営するEcoFlowは、充電管理アプリに対応したポータブル電源を多数販売しているほか、専用の充電管理アプリも提供しております。アプリを通してポータブル電源の設定を行い、充電状況やバッテリー残量を確認すれば、初めてポータブル電源を利用する方でも正しく扱うことができるでしょう。

EcoFlowが提供する充電管理アプリ「Power A New World(iOS版)」はこちら

EcoFlowが提供する充電管理アプリ「Power A New World(Android版)」はこちら

充電が長持ちするEcoFlowのポータブル電源3選

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充電が長持ちするポータブル電源として、EcoFlowが販売する製品を3つ紹介します。バッテリー容量、充電のサイクル回数に優れているため、1度購入すれば長く愛用できるはずです。

  1. DELTA 2
  2. DELTA Pro
  3. RIVER 2 Pro

各製品を1つずつ解説します。

DELTA 2

EcoFlowが提供する「DELTA 2」は、バランスに優れたポータブル電源です。バッテリー容量は1,024Whとパワフルで、本体重量もそこまで大きくない約12kg。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したことで、高い安全性と長寿命を実現しています。

容量 1,024Wh
定格出力 1,500W
AC充電入力 最大1,200W
サイズ 40.0 x 21.1 x 28.1 cm
重量 約12kg
出力口 合計15

ACx6

USBx6

DCx2

シガーソケット x1

公式サイト https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station

DELTA Pro

「とにかく充電を長持ちさせたい」という方は、「DELTA Pro」をご検討ください。バッテリー容量は驚愕の3,600Wh。経年劣化しても十分なくらい、大容量のバッテリーを積んでいます。

また、専用のエクストラバッテリーを最大2台接続すれば、容量を10,800Whまで増やすことが可能です。

容量 3,600Wh
定格出力 3,000W
AC充電入力 最大1,500W
サイズ 63.5×28.5×41.6cm
重量 45Kg
出力口 合計:15

AC×5

USB×6

DC×2

シガーソケット×1

アンダーソン×1

公式サイト https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station

RIVER 2 Pro

「RIVER 2 Pro」は、携帯性と機能性を両立した最新のポータブル電源です。バッテリー容量は768Whあるため、数日間のアウトドアでも安心。

リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており、充放電サイクル3,000回を実現しました。これは業界平均の6倍も長く、1週間に6回使用した場合でも約10年間使用できます。

容量 768Wh
定格出力 800W
AC 入力 100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A
サイズ 26.9 x 25.9 x 22.6cm
重量 約7.8kg
出力口 合計10
公式サイト https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station

まとめ

本記事では、ポータブル電源の充電を長持ちさせる方法、代表的な充電方法や充電時の注意点を解説しました。充電を延ばす具体的な方法は以下の通りです。

  1. 高温多湿の場所で使わない
  2. 電気機器の使用時だけ電力を供給する
  3. 長時間の連続使用は避ける

これらの工夫以外にも、ポータブル電源の充電方法や使い方も大切です。「製品の充電・寿命を長持ちさせたい」という方は、ぜひ本記事で解説した内容をご参考ください。

なお、本サイトを運営するEcoFlowは、長寿命を実現するリン酸鉄リチウムイオン電池を採用したポータブル電源を多数販売しております。以下の製品をぜひチェックしてみてください。

携帯性と機能性を兼ね備えた「RIVER2」シリーズはこちら

大容量で高出力なポータブル電源「DELTA」シリーズはこちら

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