- 車中泊にポータブル電源って本当に必要?
- ポータブル電源の使い道やメリット・デメリットは?
- ポータブル電源はどうやって選べばいいの?
このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。結論、ポータブル電源を持っていけば、車中泊での生活が豊かになるため、スペースに余裕があれば持っていくべきと言えます。
ポータブル電源を持参すると、有効的な暑さ対策・寒さ対策を行える、アウトドアの楽しみ方が広がるといったメリットがあります。しかし、その一方でデメリットが複数考えられるのも事実です。
そこで今回は、車中泊におけるポータブル電源の使い道、利用するメリット・デメリットを詳しく解説します。車中泊にポータブル電源を持っていくべきかどうか、迷っている方はぜひ本記事を最後までご覧ください。
車中泊にポータブル電源は必要?
「ポータブル電源があれば車中泊が快適になる」とよく聞くかと思いますが、車中泊にポータブル電源は本当に必要なのでしょうか?
結論、車内の収納スペースに余裕があれば、ポータブル電源は持っていくべきと言えます。そもそもポータブル電源とは、持ち運びが可能な大容量蓄電池のことです。充電した電力を供給すれば、さまざまな電気機器をアウトドアで使用できます。
冬場や夏場の車中泊では、気温が極端に偏りやすいため、車内で快適に過ごすのが難しくなります。そんな状況でもポータブル電源があれば、電気ヒーターや小型冷蔵庫などを利用し、有効な暑さ対策・寒さ対策を行えます。
車のシガーソケットでも電気を供給できますが、消費電力の多いストーブや冷蔵庫への供給は困難です。また、「備え付けの電源を使えばいい」と思われる方もいますが、車中泊をしている近くに電源があるとは限りません。
ポータブル電源にはアウトドアの楽しみ方を広げられる、という利点もあるため、収納スペースに余裕があれば持っていくことをご検討ください。
車中泊におけるポータブル電源の使い道
車中泊におけるポータブル電源の使い道は、大きく以下の4つが挙げられます。使い道を把握すれば、「ポータブル電源がなぜ注目を浴びているのか」が理解できるはずです。
- 調理家電で車中飯を作る
- 季節に合った電気機器を使って快適に過ごす
- 電気ケトルであたたかい飲み物を入れる
- スマホやパソコンを充電してテレワークをする
それぞれの項目を1つずつ解説します。
使い道1.調理家電で車中飯を作る
ポータブル電源があれば、調理家電を使って車中飯を作れます。そもそも車内では火を扱えないため、電気を使って調理をすることが多くなります。
その点、ポータブル電源はIHクッキングヒーターやオーブンレンジなど、さまざまな調理家電に電力を供給できるため、快適に車中飯を作れるだけでなく、車中飯のバリエーションが広がります。
カセットコンロに比べると若干時間がかかりますが、車内で作れる点を考慮すると、大きなメリットがあると言えるでしょう。
使い道2.季節に合った電気機器を使って快適に過ごす
季節に合った電気機器を使って快適に過ごす、という使い道もあります。夏場なら扇風機やポータブルクーラー、冬場なら電気毛布や電気ヒーターといったように、季節に合った電気機器を車内で使用できます。
「車のエアコンを使えばいいのでは?」という意見もありますが、エアコンだけで寒さ対策・暑さ対策が万全になるとは限りません。仮に車内の空調が整ったとしても、手足や首元が寒い・熱いといった状況が考えられます。
また、車中泊スポットに車を停め、そこで長時間過ごす場合はエンジンを止めるのがマナーです。エンジンを止めるとエアコンも使えなくなるため、エアコンの利用は有効な寒さ対策・暑さ対策とは言えません。
以上のことから、ポータブル電源を持参して季節に合った電気機器を使うことが、快適に車中泊を実施する上では重要となります。
使い道3.電気ケトルであたたかい飲み物を入れる
車中泊を行っている最中に「あたたかい飲み物が飲みたい」と思う場面は意外とたくさんあります。ポータブル電源を持参すれば、電気ケトルを使って以下のような飲み物を車内で作ることが可能です。
- 白湯
- あたたかい紅茶・緑茶
- ホットコーヒー
- ホットココア
- ホットワイン
電気ケトルはあたたかい飲み物を作れるだけでなく、カップラーメンのお湯を沸かす、湯たんぽに入れるお湯を沸かす、といったこともできます。特に冬場の車中泊では、電気ケトルが有効な寒さ対策として重宝されます。
使い道4.スマホやパソコンを充電してテレワークをする
ポータブル電源を用意すれば、スマホやパソコンを充電して車中泊でのテレワークが実現します。テレワークに使用するパソコンは電力の消費が激しい傾向にあるため、シガーソケットを用いた電力供給では充電が追いつかないことが多いです。
また、スマホのテザリング機能を使ってインターネットに接続する場面が多くなるので、スマホのバッテリー消費も激しくなります。
そんな状況では、複数の電気機器に電力を供給できるポータブル電源が活躍します。充電を切らして業務に支障をきたさないためにも、車中泊でテレワークを行う場合はポータブル電源を持参しましょう。
車中泊でポータブル電源を利用するメリット・デメリット
車中泊を快適にするポータブル電源ですが、利用する際にはメリットのほかにデメリットも考えられます。導入を検討している方は、良い点と悪い点の両方をご確認ください。
ポータブル電源を利用するメリット
ポータブル電源を利用する主なメリットは、電気機器を使って安全かつ快適に過ごせることです。有効な暑さ対策・寒さ対策を行えるだけでなく、プロジェクターやゲーム機器を用いて、車中泊の楽しみ方を広げることも。
また、車内で火を使わずに調理したり、電気ケトルを使ってあたたかい飲み物を作ったりなど、ポータブル電源の利用用途はたくさんあります。その快適な車中泊を一度経験すると、ポータブル電源なしの車中泊には二度と戻れなくなります。
【メリット】
- 備え付け電源がなくても電気機器を快適に使用できる
- 有効的な暑さ対策・寒さ対策を行える
- 車内で火を使わずに調理できる
- あたたかい飲み物をすぐに用意できる
- アウトドアの楽しみ方が広がる
ポータブル電源を利用するデメリット
ポータブル電源を利用する主なデメリットは、車内の収納スペースを圧迫してしまうことです。ポータブル電源は製品に応じてサイズが異なりますが、大きめの製品が比較的多いため、持ち運ぶ際は車内に十分なスペースを必要とします。
また、ポータブル電源を導入するためのコストも必要になります。製品によって寿命が決まっており、いつまでも使用し続けられないのも難点です。
【デメリット】
- 車内の収納スペースを圧迫することがある
- 導入時にある程度の初期コストが必要になる
- 製品によって寿命が決まっている
車中泊で利用するポータブル電源の選び方
一言でポータブル電源と言っても、その種類は多岐にわたります。製品の種類が多すぎて、「どの製品を選べば良いのだろう?」と迷ってしまう方もいるでしょう。
ポータブル電源を選ぶ際は、以下4つのポイントを意識してみてください。自身の状況に適した製品を見つけやすくなるはずです。
- バッテリー容量
- 定格出力
- 充電方法の種類
- サイズと重量
各ポイントを順番に見ていきましょう。
ポイント1.バッテリー容量
1つ目のポイントは、製品のバッテリー容量です。バッテリー容量が大きい製品なら、それだけ多くの電力を供給できます。長期間の車中泊ならなおさら、バッテリー容量をたくさん積んだ製品が推奨されます。
しかし、バッテリー容量が大きければ大きいほど、製品のサイズや重量が大きくなり、同時に本体価格も高くなるため注意が必要です。車中泊の利用状況に合わせてバッテリー容量を選択しましょう。
ポイント2.定格出力
製品を選ぶ際は、定格出力にも意識を向けましょう。そもそも定格出力とは、安定した電力を連続して出力できる値のことです。電気機器の消費電力がポータブル電源の定格出力を超えていると、電気機器に電力を供給できません。
例えば、消費電力が400Wの小型冷蔵庫を使用したい場合は、定格出力400W以上のポータブル電源を必要とします。「ポータブル電源を購入したけど定格出力が低くて使い物にならない」というトラブルを避けるためにも、必ず製品の定格出力を確認しましょう。
ポイント3.充電方法の種類
充電方法の種類も重要です。ポータブル電源は製品によって、コンセントから充電できるもの、ソーラーパネルを使って充電できるものなど、充電方法が異なる場合があります。
複数の充電方法に対応している製品であれば、その分さまざまな状況に対応できるため、使い勝手に優れる製品だと言えるでしょう。長期間の車中泊を行う場合は特に、途中でポータブル電源を充電することが増えるので、充電方法の種類に注力する必要があります。
ポイント4.サイズと重量
4つのポイントは、製品のサイズと重量です。車中泊はポータブル電源のほかにも、タープやクッション、調理器具、寝袋、LEDランタンなど、さまざまなアイテムを車に積み込みます。
小さいサイズのポータブル電源なら車の収納スペースを占領しないため、それだけ多くのアイテムを持っていくことが可能です。また、本体の重量が小さければ小さいほど、車中泊における荷物の負担を減らすことにつながります。
車中泊におすすめのポータブル電源3選
本サイトを運営するEcoFlowは、車中泊に適した高機能なポータブル電源を販売しております。サイズが小さく携帯性が高いもの、バッテリー容量に優れたパワフルな製品など、さまざまな製品を提供しておりますので、これからポータブル電源を購入予定の方は以下のランナップをご確認ください。
RIVER2 Pro
EcoFlowが販売する「RIVER2 Pro」は、機能性と携帯性に優れたポータブル電源です。バッテリー容量は768Whで、定格出力は800Wを誇ります。それでいて、本体重量は約7.8kgと比較的軽量です。
また、わずか70分で0%から100%まで充電が可能という、従来製品を凌駕する圧倒的な充電スピードを実現しました。なお、「RIVER2 Pro」はこれから発売する製品であり、発売日は現時点では未定です。
容量 | 768Wh |
定格出力 | 800W |
AC 入力 | 100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
サイズ | 26.9 x 25.9 x 22.6cm |
重量 | 約7.8kg |
出力口 | 合計10 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station |
DELTA 2
続いて紹介する「DELTA 2」は、バランスに優れたパワフルなポータブル電源です。バッテリー容量は1,024Whあり、日常、レジャーから緊急時までこれ1台で電力をまかなえます。
AC6口を含む合計15ポートが搭載されているため、複数の電気機器を同時に利用することも可能です。購入後にバッテリー容量が足りないと思ったら、専用エクストラバッテリーを購入して容量を倍増できるのもポイント。
容量 | 1,024Wh |
定格出力 | 1,500W |
AC充電入力 | 最大1,200W |
サイズ | 40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
重量 | 約12kg |
出力口 | 合計15
ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
DELTA Max2000
長期間の車中泊でたくさん電気機器を使用したい方は、EcoFlowの「DELTA Max2000」をおすすめします。バッテリー容量は2,016Whとパワフルで、カスタマイズすれば最大6,048Whまで拡張可能です。
また、AC充電・シガーソケット充電・ソーラー充電・スマート発電機からの充電に対応しています。幅広いシーンで活躍するポータブル電源だと言えます。
容量 | 2,016Wh |
定格出力 | 2,000W |
AC充電入力 | 最大1,500W |
サイズ | 49.7×24.2×30.5cm |
重量 | 22Kg |
出力口 | 合計:15
AC×6 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-max-2000-portable-power-station |
まとめ
本記事では、車中泊におけるポータブル電源の使い道、利用するメリット・デメリットを解説しました。
ポータブル電源を持っていけば、電気機器を使って快適な車中泊が実現します。車内のスペースに余裕があるなら持っていくべきだと言えます。
しかし、本記事で解説したようにデメリットがあるのも事実。良い点と悪い点の両方を理解した上で、ポータブル電源の導入を検討しましょう。
なお、本サイトを運営するEcoFlowは、車中泊にピッタリのポータブル電源を多数販売しております。購入を検討中の方は、ぜひ以下の製品情報をご確認ください。
製品名 | RIVER2 Pro | DELTA 2 | DELTA Max2000 |
容量 | 768Wh | 1,024Wh | 2,016Wh |
定格出力 | 800W | 1,500W | 2,000W |
AC 入力 | 100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A | 最大1,200W | 最大1,500W |
サイズ | 26.9 x 25.9 x 22.6cm | 40.0 x 21.1 x 28.1 cm | 49.7×24.2×30.5cm |
重量 | 約7.8kg | 約12kg | 22Kg |
出力口 | 合計10 | 合計15
ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 |
合計:15
AC×6 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station | https://jp.ecoflow.com/products/delta-max-2000-portable-power-station |