毎年、特に夏になると政府が節電を呼びかけているのを見聞きしたことがある人もいるかもしれません。確かに夏は暑さ対策としてエアコンを長時間利用する家庭が増加します。ただ、電気代が普段より高くなりやすいことから節電を心がける人も少なくありません。それでも政府が節電を要請している理由はなぜなのか、本記事ではその理由と節電するための対策について紹介します。
2022年に政府が節電を呼びかけている理由とは
2022年、経済産業省の資源エネルギー庁が「夏季の節電と省エネに協力を」という要請をしています。節電の数値的な目標は定めていないものの、2022年7月1日~9月30日までは無理のない範囲で節電に協力をしてほしい旨を発表しました。政府による節電要請は1995年以来7年ぶりです。なぜ節電を呼びかけているのか、主な理由は以下が挙げられます。
火力発電所の休廃止が増加
太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーが普及したことで、これまで日本の主な電力発電を行っていた火力発電所が一気に進んでいます。それによって安定的に供給できていた電力は供給力が落ちてしまいました。現状として、電力会社が休止していた火力発電所を再開させるなどの対応をして電力確保を目指しています。
天然ガスの輸入が減少
日本は世界最大規模で天然ガスを輸入しており、主にオーストラリアやカタール、マレーシアから入手しています。ところが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で各国がロシアからの天然ガスの輸入を停止するという事態が起きました。これによって天然ガスの価格が高騰しているうえ、以前のように天然ガスをいつまで十分に確保できるかもわからないことも節電を呼びかけている理由のひとつです。
すぐにできる簡単な節電方法
節電方法とはどのような対策があるのか紹介します。
エアコンの設定温度を上げる
猛暑のなか、熱中症になる可能性もあるので無理はできませんが、できる範囲でエアコンの設定温度を上げるのが節電に効果的です。理想は気温31度のときで、設定温度を28度にします。これによって約820円分の電力が節約可能です。また、エアコンの室外機の周囲にものを置かないようにすることも重要で、吹き出し口周辺にものを置いていると冷暖房効果が落ちてしまいます。
照明は電球形蛍光ランプや電球形LEDランプに取り替える
白熱電球から電球型の蛍光ランプあるいはLEDランプに取り替えるだけでも、約2270~2430円分の節電ができます。日中はできるだけ点灯しないように心がけることも大切です。
冷蔵庫の整理をする
意外と電気量を使っているのが冷蔵庫です。節約するためにお買い得の日にまとめ買いをする家庭もありますが、冷蔵庫内に詰め込みすぎると冷えにくくなるので電気量を多く使用します。常温保存ができるものは冷蔵庫に入れないようにしたり、庫内を整理したりすることが大切です。また、食品が傷まない程度に温度を中や弱にするのもひとつの方法になります。
パソコンは使用しないときは消しておく
パソコンを放置している時間が長いときのために、スクリーンセーバーを設定している人もいます。スクリーンセーバーになれば消費電力も減るだろうと思われがちですが、実際にはパワーを多く使用しているので節電にはなりません。特に、きれいだからと設定されがちな3Dタイプは描画処理で多くの電力が必要です。長時間使用しないときはスクリーンセーバーではなく、電源を切っておきましょう。
温水洗浄便座は冬以外は使わない
温水洗浄は、タンク内のお湯を保温する貯湯タイプと使うときに瞬間的にお湯にする瞬間式があります。この2つを比較すると、ずっと保温している貯湯タイプのほうが電力を消費しますが、瞬間式も短時間で多くの消費電力がかかるので節電にはなりません。温水洗浄はできれば冬のみに使用する程度にしておくのがおすすめです。
ソーラーパネルを利用して自家発電を
家庭でできる節電方法のひとつとして、自家発電をするのもおすすめです。すぐにでもはじめられるのがソーラーパネルを使用する方法です。
住宅用太陽光発電システム
住宅用太陽光発電システムは屋根などに専用のソーラーパネルを設置し、太陽光で発電をするシステムです。自家発電をすることで電力会社からの電気を使用する量が減り、電気代の節約にもなります。また、自宅で使わなかった分は電力会社に売ることができるため、定期的に収入を得ることも可能です。初期費用は高額ですが、補助金を利用できることから積極的に導入する家庭が増えています。
折り畳み式など小型のソーラーパネルもある
システムを導入するためには高額な費用が必要ですが、持ち運び可能な小型のソーラーパネルであれば家庭に導入しやすいです。チャージコントローラーとセットで購入することで、いざというときに少量の電力を確保できます。また、ポータブル電源にソーラーパネルをつなげることで場所を問わず、十分な電力の確保と使用が可能です。
自作の太陽光発電は知識のない場合危険が伴う可能性も
できるだけ費用を節約しようとDIYで太陽光発電をしようとする人もいます。キットも販売されているので自作できることは確かですが、バッテリーなどを扱うことから知識がない場合は感電などする可能性もあるので危険です。初期費用を抑えたいのであれば、ポータブル電源を利用し、それにソーラーパネルを接続する方法のほうが安心して利用できます。
EcoFlowポータブル電源+ソーラーパネルで効率的に節電を
家庭で自家発電をしたい場合はポータブル電源にソーラーパネルを接続して発電・電力の供給をすることができます。EcoFlowポータブル電源であれば、室内にあるコンセントやシガーソケット、ソーラーパネルで充電が可能です。ポータブル電源本体は80%までの充電であれば1時間程度、フル充電は約1.6時間で完了します。本体はキャリーハンドル付きで軽量なので、女性や年配者も楽に運びやすいです。
防災推奨マーク付きでいざというときにも安心
EcoFlowポータブル電源は、一般社団法人である防災安全協会の「防災製品等推奨品マーク」を取得しています。こちらのマークは、災害時に安全に使用できる推奨品であると認められたという証です。災害時は長時間の停電が発生する可能性もあり、そのようなときでもポータブル電源があれば必要最低限の電化製品を利用できます。
専用エクストラバッテリーを使用すれば容量アップができる
電気の容量を増やしたい場合は、専用のエクストラバッテリーを使うことで拡張できます。屋外で電化製品を利用したり、複数のデバイスを充電したりするときには容量が不十分な場合もあるので、エクストラバッテリーも活用するのもおすすめです。
ソーラーパネルをつないで自家発電も可能
フル充電するまでわずか1.6時間と短時間であるEcoFlowポータブル電源ですが、庭など日当たりのよい場所にソーラーパネルを設置してポータブル電源とつないでおくことで、本体への充電に太陽光が利用できます。自然エネルギーである太陽光による充電であれば、電気代もかかりません。EcoFlowのソーラーパネルは60W~400Wまであるので、条件に合ったものを選びましょう。フル充電するまでの時間は110Wのソーラーパネルを2枚並べた状態で、約1.6~3時間ほどです。
家庭での電気の節約にはポータブル電源+ソーラーパネルがおすすめ
節電できる方法のひとつとして自家発電をすることが挙げられます。自宅の屋根にソーラーパネルを設置するシステムが有名ですが、導入するには高額な費用が必要です。しかし、EcoFlowポータブル電源にソーラーパネルをつなぐ自家発電なら導入費用をかなり抑えられますし、複数台のデバイスに使用できる十分な電力も確保できます。フル充電するまでも約1.6~3時間と短時間なので、節電対策として取り入れてみるのもおすすめです。
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