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失敗しないポータブル電源の選び方(後編)

目次

防災アイテムとしてのポータブル電源
ポータブル電源の弱点を補うEcoFlowのお役立ち機能

1. X-Stream急速充電テクノロジー
2. X-Boost
3. 容量拡張可能なエクストラバッテリー
4. スマートフォンから遠隔操作
ポータブル電源の安全性への配慮
ポータブルバッテリーの選び方まとめ

「ポータブル電源の選び方(前編)」はこちらから

防災アイテムとしてのポータブル電源

キャンプや車中泊、釣りなどのアウトドアシーンでの電気利用はもちろんですが、ポータブル電源は防災アイテムとして有用です。夜間の照明やスマートフォンの充電、ノートパソコンの電源として利用できますし、夏場であれば扇風機、冬場であれば暖房機器などに電気を供給できるため、災害による停電でも最低限の電力を確保できます。

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内閣府防災担当によれば、災害発生から行政の支援の手が届くまでに3日間ほどかかるため、災害発生から最初の3日間(72時間)は、「自助」(自らを自力で助けること)を可能にするため、飲料水や食料品・日用品の備蓄を推奨しています。

◆参考URL:http://www.bousai.go.jp/kyoiku/chikubousai/pdf/160818.pdf

また、総務省は地方公共団体向けの資料で、災害発生から72時間は「外部からの供給なしで非常用電源を稼働可能とすることが重要」としています。個人レベルであっても最初の3日間を生き抜くための最低限の電源の確保は非常に重要と言わざるを得ません。

◆参考URL:https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/assets/301127_houdou_2.pdf

ポータブル電源の弱点を補うEcoFlowのお役立ち機能

ポータブル電源の仕組みや選び方を見てくる中で、ポータブル電源のネガティブな要素がいくつかありました。

(1)ポータブル電源は充電時間が長い、大容量化すればするほど充電時間が伸びる

(2)電気製品の消費電力を上回る定格出力でないと動かすことができない

(3)ポータブル電源は製品ごとに決まった蓄電量がある

いずれも、「ポータブル電源はそういうもの」と思って、あまり深く考えない部分ではありますが、EcoFlow製品は独自の技術によってネガティブ要素を克服するような特徴があります。

1. X-Stream急速充電テクノロジー

「X-Stream」とは、EcoFlowポータブル電源に搭載された「充電」に関する独自技術です。

EcoFlowのポータブル電源を充電する際には、重くかさ張る「ACアダプター」が必要なく、ACコンセントから直結で充電が可能です。

さらに、「X-Stream」を搭載したEcoFlowのポータブル電源の多くは、充電開始から1時間で容量の80%の充電が可能です。

うっかり事前の充電を忘れてしまった時でも、出発時間まで1時間あるなら、高速充電で80%容量まで充電可能です。

X-Stream技術は、(1)の「大容量化すればするほど充電時間がかかる」を克服する独自技術です。

2. X-Boost

ポータブル電源の鉄則として、「消費電力<定格出力」でなければ電気製品を動かせない、利用できないことを学びましたが、その鉄則を克服してしまうのが「X-Boost」です。

例えば、X-Boostを搭載しているEcoFlowの「RIVER」ポータブル電源の定格出力は600Wですので、本来であれば、600Wを超える消費電力の電気製品は使用できないはずですが、「RIVER」なら使用可能です。

そんな魔法のようなことを可能にしているのがEcoFlow独自の技術である「X-Boost」で、定格出力を超える消費電力でも、技術的に消費電力を小さくして動かすことができます。

つまり、「RIVER」でいえば、本来600Wの定格出力でも、X-Boostで1200Wまでの消費電力の電気製品を600Wの出力で動かしてしまいます。

もちろん、出力600Wでしか動かせないので、電子レンジの温め時間や電気ケトルの沸騰までの時間は本来の出力で動かした場合よりも余計にかかりますが、他社製品がピクリとも動かないのに、小さな出力ではあっても何とか動かすことができる技術は非常に有用です。

X-Boostは、(2)の「消費電力を上回る定格出力でないと動かせない」を克服する独自技術です。

3.エクストラバッテリー

EcoFlowのポータブル電源は、バッテリー容量を増やしたり減らしたりできる「エクストラバッテリー」を導入している機種があります。

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例えば、ポータブル電源「RIVER」は、容量288Whの小容量バッテリーですが、「RIVER」に接続できる外付けバッテリー(RIVER専用エクストラバッテリー)を合体すると、2倍の576Whのバッテリーに容量拡大が可能です。

他にも、同シリーズの「RIVER Pro」は、本来の720Whから、RIVER Pro専用エクストラバッテリー接続で2倍の1,440Wh容量に容量拡大ができますし、「DELTA Max 2000」では本来2,016Whの容量を、DELTA Max専用エクストラバッテリー2個を増設すれば、最大6,048Whまで容量を増やすことが可能です。

最初から高額な大容量バッテリーを購入するのではなく、まず本体を購入、のちにエクストラバッテリーを追加すれば無理なく大容量バッテリーに容量拡大が可能です。

エクストラバッテリーは、(3)の「製品ごとに決まった蓄電量がある」を克服する技術です。

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4.スマートフォンから遠隔操作

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EcoFlowのポータブル電源の一部機種には、専用アプリをインストールしたスマートフォンから遠隔操作が可能なモデルがあります。

実際にキャンプでポータブル電源を使ったことがある方にとっては「あるある」ですが、冬キャンプの際などに、就寝中にポータブル電源を操作する必要が生じて、せっかく暖かくなった寝袋からでなければならない…といったシチュエーションが起こります。

寝袋から出たくないけれどポータブル電源に手が届かない…、そんな状況でも、EcoFlowの遠隔操作対応製品であれば、一部機種に採用されている遠隔操作機能によって、スマートフォンの専用アプリから遠隔操作が可能です。

温まった寝袋からでなくてもポータブル電源を操作できるのはかなり便利な機能です。

ポータブル電源の安全性への配慮

近年、充電池としてリチウムイオン電池が数多く採用されています。

リチウムイオン電池は、高電圧を維持できるためさまざまな用途で使われていますが、一方では、過充電・過熱・過放電・異常動作、あるいは製造上や取り扱い上に問題があると爆発を引き起こす可能性があります。

こうしたリチウムイオン電池の特性は、必ずしもポータブル電源だけが抱える問題ではなく、同じくリチウムイオン電池を採用する電気自動車やハイブリッド車などでも同様の特性を持っているため、さまざまな安全策が講じられています。

バッテリーマネージメントシステム(BMS)は、こうしたリチウムイオン電池の特性を踏まえた上で安全を確保する為に多くのリチウムイオン電池に採用されており、EcoFlowのポータブル電源も例外ではありません。

BMSの主な役割は以下の5つです。

(1)セルの過充電、過放電を防ぐ

(2)セルの過電流を防ぐ

(3)セルの温度管理をおこなう

(4)電池残量を算出する

(5)セル電圧の均等化をおこなう

BMSは、リチウムイオン電池のパワフルな特性を生かしつつ、パワフルゆえの危険性を回避するためのち密なバッテリー制御システムです。

EcoFlowでは、BMSの他にも多くの保護機能を搭載しています。

・点過電圧保護

・過負荷保護

・過熱保護

・短絡保護

・低温保護

・低電圧保護

・過電流保護

ポータブル電源を選ぶ際には、BMSやその他の保護機能の有無を確認をおすすめします。

ポータブル電源の選び方まとめ

ここまで、ポータブル電源の特徴や、その選び方について見てきました。

基本的には、電気製品を使用する際に、消費電力よりも定格出力が上回っていることが原則ですし、利用する消費電力×利用時間から必要な充電容量に目途をつけることで、使途に見合った電源を選ぶことが肝要です。

その上で、ポータブル電源の選び方をまとめると以下のようになります。

・純正弦波のAC出力であること

・BMSなどの安全対策・保護機能が導入されていること

・一定期間の保証期間が付与されていること

・使途に見合った出力端子を備えていること

・少なくともAC100V・DC/ソーラーの3wayの充電方法を備えていること

さらに、EcoFlowの製品であれば、「X-Stream」「X-Boost」「エクストラバッテリー」「遠隔操作」などの機能によって、アウトドアがより楽しく快適になります。また、災害時には、最初の3日間を生き延びるための大きな支えとなるはずです。アウトドアをもっと楽しく充実したものにしたい、いざという時のための電源を備えたいとお考えなら、ポータブル電源の購入を検討されてはいかがでしょう。

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EcoFlow RIVER
エコフローリバー

容量288Wh
定格出力600W
ACコンセントx3口

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EcoFlow RIVER Pro
エコフローリバープロ

容量720Wh
定格出力600W
ACコンセントx3口

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EFDELTA
イーエフデルタ

容量1260Wh
定格出力1600W 
ACコンセントx6口

詳細はこちら

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