ポタ電が今話題です。といっても、ポタ電という言葉を知らない人もまだまだ少なくありませんよね。ポタ電は「ポータブル電源」の略称で、持ち運びができる給電器のことです。キャンプや災害時の電源としてはもちろん、日常生活の補助電源としても力を発揮してくれます。本記事では、そんなポタ電の定義や特徴と、ポタ電のブランドの1つであるEcoFlowポータブル電源のおすすめ機種TOP5を紹介します。
ポタ電の定義と特徴とは?発電機やモバイルバッテリーとの違いから理解しよう
ポタ電と混同されがちな給電器に発電機とモバイルバッテリーがあります。発電機とモバイルバッテリーとの違いを知ることで、ポタ電とは何かを理解できますよ。
・発電機
燃料が必要で、主にガソリンが使われる。出力は大きいが音も大きめで、排気が発生するため室内使用には不向き。
・モバイルバッテリー
カバンやポケットに収まるほどコンパクト。ただし、容量も出力も小さいため、主にスマホやタブレットなどのモバイル機器への給電に使われる。
・ポタ電(ポータブル電源)
家庭のコンセントから充電できる。燃料いらずで発電機に劣らぬほどの出力でありながら音は静か。排気がないため室内でも使用できる。
発電機は主に業務用として使われる
発電機は主にガソリンを燃料にするため容量が大きく、屋外イベントや工事現場などで使われる機器への給電のために導入されるケースが大半です。出力は大きくて、小さめの機器でも消費電力が600W程度はあります(一般家庭の電圧は100V程度)。燃料さえあれば長時間かつ持続的に稼働させられるのも、業務用として選ばれる理由の1つです。家庭用としての使用も可能で、炊飯器などの熱を発生させる家電に向いています。ただし、音が大きめで騒音値は一般的な掃除機やセミの鳴き声に匹敵し、うるさいと感じるほどの音量です。
また、ガソリンの燃焼による排気があるため、室内での使用は危険です。長期間使用しない場合は燃料を抜き取る必要もあるため、一般家庭で取り扱うのは難しい機器でもあります。
モバイルバッテリーではノートパソコンが限界
モバイルバッテリーは、その名称のとおり携帯式の電池です。家庭のコンセントなどから充電して、主にスマホやタブレットなどのモバイル機器に給電します。コンパクトで軽いため、外出時に携帯している人が少なくありません。最新式のモバイルバッテリーの主力製品の容量は、1万〜3万mAh程度です。機種にもよりますが、通常モデルのスマホであれば2.6〜7回程度、タブレットなら1〜2回程度給電できます。スマホのヘビーユーザーには必携のモバイルバッテリーですが、使用できる機器はノートパソコンが限界で、電圧の大きな家電には使用できません。
ポタ電は一般家庭向きの用途が幅広い給電器
ポタ電は、家庭のコンセントで充電できる持ち運びが可能(ポータブル)な給電器です。出力は、1000〜6000W程度と機種によって異なります。家電であれば、炊飯器や電子レンジ、ホットプレートなどが1000Wを超えます。そのため、スタンダードタイプのポタ電でも、こういった機器を動かすことが可能です。ポタ電は音が静かで排気がないため、室内で使用していても気になりません。また、メンテナンスも簡単で、長期間使用しない場合は高温多湿を避けた涼しい場所に保管しておき、蓄電量が0%にならないように半年〜1年に1回程度充電しておくだけです。そのため、一般家庭でも取り扱いやすい給電器であるといえます。
また、ポタ電には活用範囲が広いという、この機器ならではの特徴があります。持ち運びが容易なポタ電は、庭仕事の際に扇風機を動かす電源としても使えますし、小規模のイベントやキャンプ・車中泊での調理器具の電源としても力を発揮し、停電時や災害時の非常電源としても心強い味方になってくれます。
おすすめのポタ電はどれ?人気のEcoFlowポータブル電源TOP5
“ポタ電のブランドの1つであるEcoFlowポータブル電源のおすすめ機種の中から、厳選したTOP5を紹介します。
EcoFlowポータブル電源TOP5
EcoFlowポータブル電源TOP5は次の通りです。
・1位 EcoFlow RIVER Pro
・2位 EcoFlow RIVER
・3位 RIVER mini
・4位 DELTA Max1600
・5位 DELTA mini
EcoFlow RIVER Pro
EcoFlow RIVER Proの容量は720Wh、出力は600Wです。専用のエクストラバッテリーと接続することで、容量を最大1440Whまで増量可能です。X-Boostモードをオンにすれば、一部の消費電力1200Wの機器でも動かせます。3つのACコンセントの他にも複数のUSBコンセントを備え、同時に最大10台のデバイスに給電できます。重量は約7.2kgと、容量・出力にしては比較的軽量なのも人気の理由です。炊飯器などのキッチン家電や電動工具への給電はもちろん、キャンプや車中泊といったアウトドア、イベントでの調理器具の電源としても最適です。
EcoFlow RIVER
EcoFlow RIVERの容量は228Wh、出力は600Wです。専用のエクストラバッテリーと接続することで、容量を最大576Whまで増量可能です。X-Boostモードをオンにすれば、最大で1200Wのデバイスにまで給電できます。3つのACコンセントを備え、同時に最大10台まで給電可能で、重量は約5kgと軽量です。比較的コンパクトな機種のためアウトドアはもちろん、停電時の使用にも適しています。
RIVER mini
RIVER miniの容量は210Wh、出力は300Wです。専用のX-Boost機能を利用すれば、最大600Wまでの電化製品への給電が可能になります。600Wあれば、扇風機やノートパソコン、ヘアアイロンなどを動かすことが可能です。また、専用アプリをダウンロードすれば、スマホで遠隔操作やバッテリー残量の確認ができるようになります。全7つの出力ポートに加えてワイヤレス充電機能も備えているため、ケーブルがなくてもスマホに給電できます。停電時の補助電源に適していますが、扇風機への充電も可能なため、重量2.85kgと最軽量のRIVER miniはアウトドアにも最適です。
DELTA Max1600
DELTA Max1600の容量は1612Wh、出力は2000Wです。専用のエクストラバッテリーを2台装着すれば、最大5644Whまで増量できます。家庭電力の99%がサポートされ、最大で15台のデバイスへ同時に給電できます。また、充電もスピーディーで1800Wまでなら2時間弱で充電可能です。専用アプリをダウンロードすれば、スマホで遠隔操作やバッテリー残量が確認できます。重量は22kgと重いですが、スマホ、扇風機、IH湯沸かし器、電気毛布などに同時給電可能なため、災害時に大きな力を発揮してくれます。
DELTA mini
DELTA miniの容量は882Wh、出力は1400Wです。専用のX-Boost機能を利用すれば、最大1800Wまで増量可能です。5つのACコンセントに複数の出力ポートを備え、最大で12台のデバイスに給電できます。充電もスピーディーで、AC充電なら0〜80%まで1時間以内という速さです。また、専用アプリをダウンロードすれば、スマホで遠隔操作やバッテリー残量の確認ができます。重量は約11kgで容量・出力にしては軽量で、アウトドアの電源としてだけでなく、停電や災害時の非常電源用としても最適な1台です。”
EcoFlowポータブル電源がおすすめな理由
いくつかあるポタ電のブランドの中でも、本記事ではEcoFlowポータブル電源をおすすめしています。それには、次のような理由があります。
EcoFlowポータブル電源の特徴
EcoFlowポータブル電源の最大の特徴は13種類という機種の多さです。各機種には、容量、出力、サイズ、重量、機能などに個性があるため、ユーザーは自分に適した製品を選択できます。
EcoFlowポータブル電源をおすすめする理由
ポタ電のブランドの中でEcoFlowポータブル電源をおすすめする理由は、次の3点です。
・専用アプリで操作可能
専用アプリをダウンロードすれば、あらゆる操作がスマホでできる。
・ソーラー充電ができる
一部機種を除いてソーラーパネルによる充電が可能。
・急速充電機能を搭載
全機種で急速充電ができる。
専用アプリでできること
専用アプリでは、AC・DC電源スイッチとX-BOOST機能のオン・オフ、静音充電のオン・オフ、最大充電量の設定、ムードライトの調整・変更、周波数の切り替えなどがスマホで遠隔操作できます。また、バッテリー残量・残放電時間、入力値・出力値、気温などの確認もスマホで行なえます。
ソーラーパネルなら満充電まで最短1.6時間
ソーラーパネルを使えば、コンセントがない環境でも充電が可能です。EcoFlowポータブル電源を接続した専用のソーラーパネルを太陽光に当てるだけで、発電した電気をポタ電に充電できます。なお、充電時間は機種、パネル数、天候などによって異なりますが、満充電まで最短なら1.6時間、最も時間がかかる場合で12時間程度です。
3時間あればフル充電可能
ほとんどの機種で80%までなら1時間以内、満充電でも1.6〜3時間程度の急速充電が可能です。
自分の活用シーンに最適なEcoFlowポータブル電源を選ぼう
ポタ電は、日常生活の補助電源やアウトドアの電源、また停電時や災害時の非常電源といったさまざまなシーンで活用が期待できます。なかでも、EcoFlowポータブル電源は機種の数が多く、活用シーンに合わせて選べるという利点があります。ポタ電の購入を検討中ならば、数あるEcoFlowポータブル電源の中から、活用シーンに最適な1台を選ぶことをおすすめします。