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季節の移ろいを実感!初秋におすすめの山【連載3】

厳しい残暑が毎年話題になる初秋。5月に日本百名山をめぐる旅に出発した大学生の2人は、夏は蔵王山や安達太良山などを旅していましたが、今回は北アルプスや中央アルプス周辺を旅してきたようです。

 第一回目・二回目の記事はこちら 紅葉にはまだ早い時期ですが、冬になり雪が降り始めると入山できなくなる山も多いので、その年のラストチャンスとなる大切な季節。本記事では9月から10月の旅の一部をお届けします。  トップ画像になっているのは、谷川岳(たにがわがけ)から望む万太郎山(まんたろうやま)の様子です。谷川岳は群馬県と新潟県にまたがる標高1,977mの山で、峰が2つ並んでいるように見えることから、「耳二ツ」と称され、沼田市方面から見て奥がオキの耳、手前がトマの耳と呼ばれています。関越自動車道水上ICから約25分とアクセスも良好で、1,300mまでロープーウェイで登れるため、初心者やファミリーでも登りやすいのが特徴です。

■見どころたっぷり!映えスポット満載の御嶽山

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こちらは、御嶽山(おんたけさん)登頂中の画像です。標高3,067mの複合成層火山で、2014年に噴火したことでも知られています。古くから山岳信仰の山として霊峰のひとつとされてきました。長野県木曽郡木曽町と王滝村、岐阜県下呂市、高山市に位置し、裾野が広く台形状をした山です。

 ロープーウェイで登れる七号目付近には、高山植物園や森林浴コースがあり、多くの観光客が訪れています。ロープウェイの山頂駅である飯森高原駅の屋上にある展望台は、標高2,150m。雲の上からパノラマ風景を楽しめるだけでなく、2018年に熱反射ガラスを張って設置された「ミラーデッキ」では、御嶽山だけでなく北アルプス・中央アルプスの様子がガラスに映る壮大な景色を堪能できるそうです。 展望カフェやアルプスデッキなどもあり、楽しめるスポットが盛りだくさんの御嶽山。ロープーウェイの山麓駅までは、中部縦貫自動車道(高山清見道路)「高山IC」より車で90分で、駅前には無料駐車場もあります。登山をするなら、ロープーウェイ山頂駅からも登れる黒沢口・田の原から登る王滝口、開田口から三ノ池で折り返す、3ルートから選択可能です。 ※御嶽山は登山期間が決まっており、冬は登れません。また火口付近には立入禁止区域もあるため、事前確認をしっかり行いましょう。
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登山の合間には、EFDELTAポータブル電源を使って充電しています。こちらの写真は移動に使っている車内で撮影されたものなのだそうですが、木の温もりが感じられて居心地がよさそうですね。

■息づく大地を感じられる焼岳

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長野県と岐阜県にまたがる焼岳(やけだけ)は、標高2,455mの活火山です。年間120万人も訪れる(※)という山岳景勝地・上高地から日帰りで登山できる山として知られています。鮮やかなエメラルドグリーンが美しい正賀湖という火山湖を挟んで南峰と北峰に分かれている焼岳ですが、今も噴煙が立ち上る活火山のため、南峰は登山禁止なのでご注意ください。

 ※参考:上高地観光旅館組合「上高地について」
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2人が登っている時期は間に合わなかったようですが、焼岳は、バラ科の落葉高木「ナナカマド」が赤く、カバノキ科のダケカンパが黄色く染まる様子が美しく、紅葉の時期にもおすすめの山です。大正4年(1915)の噴火によって麓にできた大正池越しに見える焼岳の姿は、観光スポットにもなっています。朝もやの中、水鏡に映る焼岳や穂高連峰……幻想的な風景が目に浮かびますね。

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キャンプ場での一コマからは、仲の良さそうな素敵な笑顔でパシャリ。持ち運びも簡単なEFDELTAポータブル電源は、キャンプの設営中も軽々移動できているのだとか。裸足で草の上を歩くのも、気持ちがよさそうですね。

■山登りの醍醐味を味わうなら!薬師岳

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富山県南東部で北アルプス北部に位置する標高2,926mの薬師岳(やくしだけ)は、南北に広がる大きな尾根が特徴です。氷河が削れてできた半椀状の凹地、いわゆる圏谷(けいこく)=カールを3つも持つことで知られ、国の特別天然記念物にも指定されています。写真には映っていませんが、夏でも雪が残る場所があり、自然の雄大さに触れられる人気の山です。

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夜間のテントでの作業は灯りが命。周辺の暗さが際立って、灯りを消したら真っ暗闇になることが見て取れますね。

 薬師岳頂上にある小さな祠には、薬師如来が安置されているのだとか。薬師如来が見守る山なら、安全に登れそうです。花の咲く高山植物が多い薬師岳ですが、雷鳥も時折顔を見せるのだそう。頂上から南西に少し下った2,701m地点にある薬師岳山荘からは、立山や剱岳など周辺の山々はもちろん、浅間山や富士山までの景色が広がっていて、山登りの醍醐味を味わえます。

■真夏でも雪景色を堪能できる白馬岳

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続いてご紹介するのは、北アルプスの中でも人気の高い白馬岳(しろうまだけ)は、長野県と富山県(一部新潟県も含む)にまたがる、標高2,932mの山です。後立山連峰北部に位置し、鑓ヶ岳(やりがたけ・2,903m)・杓子岳(しゃくしだけ・2,812m)と合わせて白馬三山(しろうまさんざん)と呼ばれています。高山植物が多く、花が多く咲く夏の時期には、斜面一面がお花畑となり多くの人を魅了しているようです。

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花の咲いていない時期でも、振り返ったときにこれだけ雄大な景色が目に入ると、「登ってよかった」という気持ちでいっぱいになりそうですね。白馬岳は、真夏でも雪景色が広がる白馬大雪渓ルートも人気が高く、多くの登山家が集まる山でもあります。登山ガイドのプロで構成された白馬山案内人組合という100年以上の歴史ある団体もあるそう。プロの山岳ガイドさんがついていれば、初心者でも安心して登れます。

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白馬岳から少し足を伸ばして、五竜岳と白岳方面に行った鞍部(あんぶ※)にある標高2,490mの五竜山荘で一休み。山荘から望む朝日に光る山々の姿が神々しいです。

■山登り初心者にもおすすめの四阿山

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最後にご紹介するのは、長野県上田市と群馬県嬬恋村にまたがる標高2,354mの四阿山(あずまやさん)。この写真からもわかるように、裾野がゆったりとした屋根のように広がっている姿から、あずまやという名がついたともされ、吾妻山(あづまやま)と呼ばれることもあります。登山コースには特に難所がないことから、初心者でも登りやすく、高山植物や花々を楽しみながら頂上を目指せる山です。秋はカラマツが黄色く染まり、紅葉も楽しめます。

 山頂へ向かうルートは複数あり、菅平高原から根子岳または中尾根経由や南側の鳥居峠から、また、東のバラギ湖からはそれぞれ3時間半〜4時間程度。嬬恋側のパルコールスキー場のゴンドラを使えば、1時間半〜2時間ほどで登頂可能です。鳥居峠から登る途中には、的岩や屏風岩と呼ばれる高さ200mも垂直にそびえる岩があり、観光名所の一つにもなっています。
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こちらは背景に山が広がるキャンプ地での様子。EFDELTAポータブル電源ならパソコン2台と繋げて同時に作業可能です。

大自然に囲まれる中、温かい飲み物片手に電池の消耗を気にせず作業ができる……ワーケーションプランの一つとしても取り入れてみたいですね。 まだまだ二人は全国を旅しています。今はどのあたりにいるのでしょうか、次回の記事も乞うご期待! ※ご紹介した山や観光地の営業期間・アクセスに関する最新情報は各自お問い合わせください。

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