自然のなかで聞こえる川の流れ、鳥のさえずりなどの音は自律神経を整え、好きな音楽を聴くことは快楽ホルモンのドーパミンの分泌を促進するという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。自然のなかで行うキャンプ中に聴く音楽は、リラックス気分が高まることが期待できます。そこで、本記事ではキャンプでの音楽の楽しみ方をマナーや注意したほうが良い点も含めて紹介します。
要注意！キャンプで音楽を聴く際のマナー
キャンプ中は開放感があることもあり、音楽を流してよりリラックスし、盛り上がりたい人も多いようです。ただ、キャンプ場では周囲にも楽しんでいる人がおり、すべての人がにぎやかに過ごしたいというわけではありません。そのため、キャンプ中に音楽を聴く場合のマナーをしっかり守りましょう。
音量はあくまでも控えめに
開放的な気分になると、つい大音量で音楽を流したくなってしまうかもしれません。しかし、音楽よりも自然の音を楽しみたい人もいますし、音楽好きな人でも好みが合わなければ心地よい音に感じない可能性もあります。キャンプ場は周囲に大きな建物がなく、音が思っている以上に響いてしまうので注意が必要です。音楽を流したままで少し離れた場所まで移動し、どの程度の大きさで聞こえるのかを確認するなど周囲に配慮するのは最低限のマナーになります。
クワイエットタイムには音楽を流さない
音量に配慮するほか、音楽を聴く時間も気をつけましょう。一般的に、キャンプ場にはクワイエットタイムと呼ばれている時間帯があります。これはいわゆる就寝時間のことで、灯りを消し、音をできるだけ立てずに静かに過ごすというのがルールです。クワイエットタイムは各キャンプ場によって異なりますが、一般的には22時～翌日7時頃までを目安として考えておくと良いでしょう。この間は車のドアの開閉でも音が響きやすいので、車内で音楽を聴くことも控えたほうが無難です。
キャンプ場によっては音楽・楽器が禁止されている
ルールを設けていてもトラブルが起こる可能性がないとはいえません。実際、大きな音量で音楽を流したり、楽器を演奏したりしていたことで苦情が入り、滞在できなくなったというケースもあります。そのため、音楽を流したり、カラオケや楽器演奏などを禁止しているキャンプ場も増えています。キャンプ中に音楽を聴きたい場合は、そのキャンプ場で禁止されていないかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
キャンプで音楽を楽しむためのポイント
キャンプ中に音楽を楽しむ際には「マナーやルールを守る」が原則になります。そのうえで、音楽を楽しむためのポイントを紹介します。
ウェアラブルスピーカーを使用する
周囲に聞こえない範囲で音楽を流すというマナーを守る方法のひとつとして、ウェアラブルスピーカーの利用があります。ウェアラブルスピーカーは首などにかけて聞くタイプのポータブルスピーカーです。ハンズフリーなのでキャンプで作業中にも音楽を楽しむことが可能で、音量を控えめにしていてもクリアで立体的なサウンドを体感できます。音量をきちんと調整しておけば、隣りのサイトまで音が響くようなことはありません。ウェアラブルスピーカー以外にも、骨伝導イヤホンがあります。こちらは耳にかけて周囲の骨を振動させることで音楽を聴くものです。2台の骨伝導イヤホンを同時接続できるタイプであれば、ほかの人と同時に同じ音楽を楽しめます。
防水・防塵加工などがされているスピーカーを使用する
キャンプ中は急に雨が降ったり、風で砂やホコリがついてしまったりする可能性がないとはいえません。そのため、防水や防塵加工がされているスピーカーを使用するのが望ましいです。また、車から出し入れして持ち運びがしやすい携帯型のほうが便利といえます。さらに、できれば耐久性が高いものを選ぶのもポイントです。
防音テント・ボックスを使用する
キャンプ中でも音楽を楽しみたいということに焦点を当てるのであれば、簡易的な防音テントや防音ボックスを利用するという方法もあります。持ち運びも簡単で、組み立てもシンプルなのでアウトドアでも利用可能です。テントの中に設置しておけば、音楽を聴きたいときにその中に入り、不要なときには片付けておけます。また、スピーカーの周囲を吸音材で囲むだけでも音の漏れ方は違うので、試してみるのも良いでしょう。
キャンプで音楽を楽しむには
キャンプで音楽をとことん楽しむためには、あらかじめ下準備をしておくのも良いでしょう。
プレイリストを作っておく
そのときの気分で曲を選ぶのも良いですが、キャンプで作業をしながら聴く場合、毎回選曲するのは手間がかかります。そのため、事前にお気に入りの曲などをプレイリストにしておくのがおすすめです。スマホで聴く場合、キャンプ場での電波が弱い可能性もあるのでプレイリストの曲をダウンロードしておくなどオフラインでも再生できる状態にしておくのも良いでしょう。
ポータブル電源を持っていく
音楽を十分に楽しむためには、電気がいつでもできる状態にしておくのが望ましいです。そこで、便利なのがポータブル電源。たとえば、EcoFlowポータブル電源は短時間でフル充電が可能で、さまざまな家電を充電することもできます。音楽を思い切り聴くには電気が必ず必要になるため、多くの電気を確保できるポータブル電源を1つ持っておくのもおすすめです。ポータブル電源に充電が必要なときには、車のシガーソケットやソーラーパネルを使用できます。
アウトドアシアターでより音楽を楽しく
プロジェクターやスクリーンがあれば、キャンプ中に音楽を映像付きで楽しむことも可能です。スクリーンがない場合でも、テントをピンと張ってあれば側面に投影できます。プロジェクターを使用する際、ポータブル電源があれば長時間使用できるので便利です。音楽を流すときには音量に注意が必要なので、テントの外で音漏れしていないかどうかをあらかじめチェックするほうが良いでしょう。
キャンプ中の音楽鑑賞で注意したほうが良い点
キャンプ場では自然の音を楽しみたい人も多いので、周囲への配慮を忘れてはいけません。キャンプ中に音楽を聴くときに注意する必要がある点もあります。
朝に音楽を流すのは避ける
周囲に音楽が聴こえないように注意をしても、朝はほかの時間帯よりも静かです。そのため、キャンプ中ならではの川の水音や鳥のさえずりなど自然の音を聞きたい人も多いので、音楽をスピーカーで流すのは避けたほうが良いでしょう。聴くのであれば、イヤホンやヘッドホンを使用するのがおすすめです。
睡眠中などにポータブル電源で充電を
音楽をずっと聴いていると、あっという間に充電が減ってしまいます。ポータブル電源があれば、睡眠中に充電をしておけるので、朝から音楽で気分を上げたいときにもすぐに好きな曲を聴くことも可能です。EcoFlowポータブル電源は同時に複数の電化製品を充電できるため、スマホやポータブルスピーカー、ほかの電化製品を使っていない間、充電しておけます。専用エクストラバッテリーを使用すればポータブル電源の容量アップも可能となるため、より多くの電気を使用できるようになるのも良いところです。キャリーハンドルがあるので持ち運びもしやすく、軽量なのでどこにでも移動させられます。
EcoFlow RIVER Proエコフローリバープロ
キャンプでの音楽鑑賞にはポータブル電源を
キャンプではリラックス気分をアップする音楽鑑賞もおすすめです。ただ、それが禁止されているキャンプ場もあるので、許可されているところを選ぶ必要があります。騒音などマナー違反をしないためにも、音量を控えめにしたり、ウェアラブルスピーカーや骨伝導イヤホンを使用するのも良いでしょう。長時間音楽を聴きたい場合には、さまざまな電化製品を同時充電できるEcoFlowポータブル電源を持っておくと便利です。